2012年7月18日水曜日

7/17火曜 温玉素麺


氷水がはってある「ガラスの器」に漂っている、「素麺」か「冷麦」。
どちらも、涼しげで、夏向きには嬉しい「食い物」。

「賄い」で、どうして「素麺」ばかり食べているかと言うと、
単純に、いただいた「素麺」があるからで、
もし「冷麦」があったら、「冷麦」を食ってます。

じゃあ、「素麺」と「冷麦」の「違いは?」ってところ。
ついでに言うと「うどんは?」。

調べたら、面白くも何ともない、
現在は、「機械」による製麺が主で、
特に、「うどん」「素麺」等の「麺文化」「小麦粉文化」が浅い「東日本」では、
ほとんどが「機械製麺」になっているそうです。
んで、どう「素麺」「冷麦」「うどん」を区別するかと言いますと、
「機械」で「小麦粉」を練って、伸ばして、切った「麺」については、
なんと、単純に「太さ」に基準があるのみだそうです。

かつては、
「素麺」は、生地に「油」を付け、手で「より」をかけながら伸ばして作り、
「冷麦」は、薄く伸ばして、手で細く切って作ったそうです。
だから、「素麺」の断面は「丸」、「冷麦」のそれは「四角」になり、
そう言った見分け方も、かつては「あり」だったそうです。
もっとも、「西日本」ではそんな、伝統的製法もまだまだ残っていて、
羨ましい限りでは、あります。

ちなみに、
「素麺」は「虫」がついたり、「カビ」が生えてる程、長く保存すると、
製麺時に使った「油」が「枯れ」て、食感が良くなるそうな。
これを「ひね素麺」とか「虫つき素麺」とか言って、珍重するんだそうです。
まあ「紙に包むとか、広げる」とかすりゃあ、良いんでしょうけど、
「虫」「カビ」はいけません。

ところで、
これらの話は「乾麺」に限った事で、「生麺」について言えば、
一部の特産品を除いて、「太さ」「形」の規定は特に無いそうで、
「お客様」を惑わせない程度で、
好きに「素麺」「冷麦」「うどん」を、名乗って良いそうな。
「喉越しスッキリ、極細うどん」ってぇのや、
「出た!小樽名物、太と素麺」ってぇのも「あり」って事です。
「伝統」「文化」は「糞くらえ」、もう、何でも「あり」です。

ここにも「まあまあ、なあなあ」の精神は息づいているみたい、
相変わらず「ポリシー」感じさせてくれません。

まあ、個人的な思いとしては、「ひね素麺」食ってみたいですねぇ。





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