氷水がはってある「ガラスの器」に漂っている、「素麺」か「冷麦」。
どちらも、涼しげで、夏向きには嬉しい「食い物」。
「賄い」で、どうして「素麺」ばかり食べているかと言うと、
単純に、いただいた「素麺」があるからで、
もし「冷麦」があったら、「冷麦」を食ってます。
じゃあ、「素麺」と「冷麦」の「違いは?」ってところ。
ついでに言うと「うどんは?」。
調べたら、面白くも何ともない、
現在は、「機械」による製麺が主で、
特に、「うどん」「素麺」等の「麺文化」「小麦粉文化」が浅い「東日本」では、
ほとんどが「機械製麺」になっているそうです。
んで、どう「素麺」「冷麦」「うどん」を区別するかと言いますと、
「機械」で「小麦粉」を練って、伸ばして、切った「麺」については、
なんと、単純に「太さ」に基準があるのみだそうです。
かつては、
「素麺」は、生地に「油」を付け、手で「より」をかけながら伸ばして作り、
「冷麦」は、薄く伸ばして、手で細く切って作ったそうです。
だから、「素麺」の断面は「丸」、「冷麦」のそれは「四角」になり、
そう言った見分け方も、かつては「あり」だったそうです。
もっとも、「西日本」ではそんな、伝統的製法もまだまだ残っていて、
羨ましい限りでは、あります。
ちなみに、
「素麺」は「虫」がついたり、「カビ」が生えてる程、長く保存すると、
製麺時に使った「油」が「枯れ」て、食感が良くなるそうな。
これを「ひね素麺」とか「虫つき素麺」とか言って、珍重するんだそうです。
まあ「紙に包むとか、広げる」とかすりゃあ、良いんでしょうけど、
「虫」「カビ」はいけません。
ところで、
これらの話は「乾麺」に限った事で、「生麺」について言えば、
一部の特産品を除いて、「太さ」「形」の規定は特に無いそうで、
「お客様」を惑わせない程度で、
好きに「素麺」「冷麦」「うどん」を、名乗って良いそうな。
「喉越しスッキリ、極細うどん」ってぇのや、
「出た!小樽名物、太と素麺」ってぇのも「あり」って事です。
「伝統」「文化」は「糞くらえ」、もう、何でも「あり」です。
ここにも「まあまあ、なあなあ」の精神は息づいているみたい、
相変わらず「ポリシー」感じさせてくれません。
まあ、個人的な思いとしては、「ひね素麺」食ってみたいですねぇ。
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