2014年5月16日金曜日

5/15 木曜 ゆで玉子付きカレー

最近はトンと見かけない気もするが
「一個50円」とか書いてザルに入って「ゆで玉子」が
ラーメン屋、定食屋、居酒屋さんのカウンターにけっこうあった。

「ゆで玉子」ってどうした事か薄っすらとした「お得感」がある。
そのお値段もさる事ながら「満腹感」てぇか「ゲップ感」てぇか、
何より形が「まぁる」くて「愛おし」くて、なんか平和。
上手く殻が剥けた時の、その神々しさも格別。

外で食う「ラーメン一杯」の量の少なさや、
一人前の「定食」の物足りなさを嘆いていた三十有余年前、
一個の「ゆで玉子」がその「嘆き」を静めた。
今ぢゃあ考えられないが「ビールのアテ」が「ゆで玉子」でもOKだった。
もっとも今でも「おでんに玉子」は、個人的には必須だが。

ラーメンに乗って来る「ゆで卵、味付け玉子」も、
半分バージョンだと、喜びも半減。
だいたい「黄身」の塩梅が見えるなんて野暮、
一口かぶりついて「半熟」を確認した時の開放感たるや!

無論「ハードボイルド」でもOKなのは言うまでも無い。
「硬い黄身」は「汁」を濁らせる事が少ないので、それはそれで良い。
ただし「汁」と「黄身」を一緒にすくい、突き崩しておいて「一口」で食うのはあり。
間違って「丼」に黄身が流れ出た場合はかき混ぜない様にして、
「ソオっ」とその部分からすくう。


まあ「玉子」なんかで腹いっぱいになられても、
商売になんないだろうから止めちまったのかもね。
そんな世の中なり。

"newport"宮木英貴


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