2013年3月31日日曜日

3/30日曜 ニラ玉丼


「ニラ」を、いわゆる「ダシしょう油」で煮ておいて、
「卵」で閉じて、「飯」に乗っける。
そんなヤツ。

先日「ニラをいッパ」買ったら「88円」だった。
やっとこ安くなった…。
真冬、メチャ「寒」だった時、覚えているだけで「いッパ298円」。
3倍だぜ。「買う気」「食う気」も起きない。

恒例、年末年始にかけて、農産物の値段は跳ね上がる。
「寒い」時期は「採れない」んだから、なおのこと。
でこの冬の様に、特に「天候が荒れる」「寒い」と、
暮れからずっと「高値安定」してしまう。


そのうち「野菜」は「全部」工場生産てな事になるかもしれない。
今だって、そこそこ、その方向に進んでいるようだが、
「もっともっと」って事。

まだまだ「太陽の光」を浴び、「土」に植わった「野菜」の方が、
多分、栄養学的にも優れているんだろうが、
色々なアイデアのもと、その内追いつくのは目に見えている。
夢の「価格安定」「安定供給」、「季節」関係なしの時代の到来だ。

いささか「SF」チックな話しだが、
限られた「大きさ」「資源」のこの「地球」に、
このまま、爆発的に「人口」が増え続けたら、
「食物」の生産を、「太陽」任せにしてなんかいられなくなる。
「工場生産」が必要に迫られる時がやってくる。
「季節感が無い」なんざ、言っていられなくなる。

「SF小説」で、
「食われるための人間」が登場する物があったり、
「生きる長さ」がコントロールされる物があったりするが、
まんざら「作り話し」でもなくなる可能性もある。

閑話休題

「何万羽」の鳥が、海上に群生している「シーン」、
「あー、あの下にはゴッソリ餌の魚がいるんだろうな」とか、
「人が何十日も、何処かに閉じ込められた」と聞くと、
「あそこには、何食う物あったんだろう」とか、
銭函の「アザラシ」は、「ニシン」を追っかけて来たとか、
震災の時は、「アレとあれを食おう」とか、
「ジャングルだったら食い物には困らん」とか、
…………………………………………………………。

何事も「食い物」を中心に考える傾向がある。
未来の地球も「食い物」が心配で、心配で。
「ニラ玉」が「未来のメシ」の話に飛びました。
お粗末。

newport宮木英貴





2013年3月30日土曜日

3/29金曜 春野菜の黒ごま担々麺


普通に「しょう油ラーメン」を作っておいて、
当たった「黒ごまのでろでろ」を加えただけ。

「ごま」は、「100均」に行きゃあ安く売っている。
あの「一袋」を、けっこうな量だが、二人前に使ってしまう。
こいつを「フードプロセッサー」等で「でろでろ」にして、
最初に鍋かなんかで、軽く「炒って」香りを出しとくのがポイント。
これで、けっこう「担々麺」っぽくなるし、けっこうお気に入り。
まあ、お試しあれ。

さて、今回、たまたま、
「アイヌネギ」があって、「新ものの筍」があった。
で、「もやし」と炒めて、乗っけてみた。
これが「春の香り」「美味い」。

「アイヌネギ」は当然の事、「路地物」ぢゃなくて「ハウス物」。
「野生」の香りには程遠いが、それはそれ、そこそこには楽しめる。

この「アイヌネギ」も、充分「フライング」気味だが、
近年、道内の「農家」の努力の賜物か、
「ハウス物 アイヌネギ」がスーパーに出回っている。
いざ山に採りに行っても、簡単には手に入らぬ「アイヌネギ」が、
簡単に「食卓」に上がるんだから、文句は言えぬ。
なるだけ「茎」が太いヤツを、買う事をお勧め。

とは言え、ここ数年「スーパー」では、
年末には「菜の花」が、「正月=春」を見込んで並び、
「極寒」の1月末〜2月頭頃には、「こごみ」やら「山菜」が並び始める。
「季節感」が無いったらありゃしない。
「栽培」「営業」努力の結果なんだろうけど、
「あ、ハウス物です。」とか「春はまだまだですが。」とか、
何か「一言」添えて欲しい気もする。

引き換え、「筍」、今週辺りから「スーパー」に並び始めた。
流石に「ハウス物」じゃあ無いはず。
正に「走り」、「旬」の到来だ。

が、これもここ数年、この時期になると、必ず、「スーパー」にお目見えする。
でっかい「筍」は「北海道」じゃ採れないし、
「地」の細こい「笹筍」はまだまだ先のこの時期、
この辺の「スーパー」に届くのだから、物は潤沢って事。
やっぱり、相当の「栽培努力」があることは目に見えて解る。
ありがたいこっちゃ。

この「筍」は、何て言ったて「自分」で茹でるに限る。
茹でたての「筍」は、正に「旬」の香りだ。
「皮」の柔いところを刻んで「ポン酢」、何てのもやめられない。

さー、「山菜」の季節到来。
「あー!生きてて良かった」てな塩梅。

newport宮木英貴






2013年3月29日金曜日

3/28木曜 冷やし中華


「冷やし中華」は、正真正銘「日本」の料理らしい。
「韓国冷麺」辺りからのヒントを頂いたか。
まあ、「冷やし中華そば」の略ではないかと思われる。
「スープ」に「ごま油」と「酢」を加えて、
「蕎麦」「素麺」「冷麦」よろしく、
冷やした「麺」にかけてみたってところ。

具である「きゅうり」「卵」「ハム」の色合いは、
「完成の域」に達している程、「美しい」とは思うが。

「中華そば」だって、どう考えたって「日本」の料理。
「鶏出汁」「しょう油味」のスープが、
「縮れた細麺」が入った「赤い丼」にはってあるイメージ。
「中華」版の「かけ蕎麦」って感じ、
まあ、「漠然」と「中華」っぽいから、「中華」なんだろうなぁ。

「カニ、エビ」が入った薄焼きの卵を、飯の上に乗っけて「あん」をかけた、
「天津飯(てんしんはん)」も、日本生まれの「中華」とのこと。
日本ではメジャーな「酢豚」「八宝菜」は、
「モノホン(本物)」中華料理だったりもするから、
「中華」やら「天津」やら、
事大きい名前が付いている程「怪しい」のかも。

「スパゲッティ ナポリタン」「インドカレー」の例もあるし、
「アメリカン(フレンチ)ドック」に至っては笑っちまうが。


「しょう油」に「ごま油」「酢」の香りがしたら、
何となく「中華」な感じだ。
「冷やし中華」しかりだし、
「焼き餃子」ってのは「日本風」らしいが、
テーブルに、その「中華三点セット」が並んでいる。
ついでに言うと、「赤い丼」「龍の絵皿」「中華のグルグル模様の器」
に盛り付けられていりゃあ完璧だ。

洋食なんてのは、「西洋風日本的料理」だが、
ソース(いわゆる卓上の「ウスターソース」)が洋食、しょう油は和食。
なんて考え方もある。
俺なんか、子供の時分はそう思っていた。
ソースかけて食うトンカツは洋食、
しょう油で味付けの「すき焼き」は和食。
煮込んだ「豚の角煮」は和食

そんなこんな、当店は「西洋風日本的料理」のお店です。


newport宮木英貴





2013年3月28日木曜日

3/27水曜 ポークカットレット


そもそも「豚ロースのトンカツ」なんだが、
「揚げ物」は、「健康上」の理由もあるし、後片付けも面倒臭いんで、
肉に「パン粉」を付け、多目の油でフライパンで焼いた。
調子こいて「ポークカットレット」とか言ってみただけ。

で、この「パン粉」。つまりは「パン」を「粉」にしたもの。
良ーく考えると、色々「歴史」やら「ドラマ」が浮かび上がってくる。
だって「小麦の粒」→「粉」→「練る」→「焼く」→「再び粉」、
大まかに考えたって、そんな工程を経ている。
どう考えたって「手間」だ。

「パン」の歴史を考える。

「小麦」は当初、「粥」状にして食っていたらしい。
この「粥」の「お焦げ」を食った奴がいる。
残って「カチカチ」の「粥」を焼いて食ったら、食えた、案外美味い。
そんな奴らは必ず現れる。

そこに「小麦」を「粉」にした奴がいる。
最初は、お湯に溶かした「ノリ」を食っていたかも知れぬが、
「練って」「焼いて」みた奴が登場する。
「お焦げ」の味が忘れられなかった奴が、「再現」を目指したかもしれぬ。
ちょっち「硬い」けど、これが案外日持ちもする。
「こりゃあ良い」って事になる。

さて、
余っちまった「練った小麦粉」を放っておく「ずぼら」者もいるだろう。
発酵して「腐って」「酸っぱく」なっちまう。そりゃ、捨てるわな。
ところが、それを「焼いて」みる奴が現れるんだんな。
これが「食べられる」だけぢゃあなく、
スポンジ状になって「軟らかくなる」ことに気付いちゃった。
「発酵パン」の登場だ。

けど難点が一つ、やっぱり「直ぐに硬くなる。」
「硬くなったパン」さてどう食うか。
いわゆる「トースト」、焼き直して食べる。
水に漬けて、スープに漬けて柔らかくして食べる。

そして「粉」にする事に考えが及ぶ。
再び水を加えて「練って」、「焼く」「煮る」事も出来る。
「肉」にまぶして焼いたら、貴重だったはずの「脂」も、
「パン粉」が吸って、一緒に食える。

さて、お立ち会い。
ここまで「進化」をとげる「パン」だが、
その根底には「もったいない」という「感情」「ドラマ」が流れている。
食い物の「進化」の原動力は、
「もったいない」って気持ちかも知れない。
やっぱり、捨てられないんだよ。


今時は、「パン粉」用の「パン」を焼いたりもしている。
「パン」は西洋のもの、歴史が違う。
けど、日本人なら、さながら「米の食い方」だわな。
「お茶漬け」「おにぎり」「チャーハン」、
「蒸かす」「突いて固める」つまり「餅」だ。
そして「干し飯」。
ここにも「もったいない」って「ドラマ」がある。


newport宮木英貴


2013年3月27日水曜日

3/26火曜 ミートソース


以前にも、話題に上げたが、
当店にゃ、ビン詰め、作り置きの「ミートソース」がある。

デカい鍋イッパイに仕込んで、ビン詰め→常温で保存している。
その方が「光熱費、味の安定、手間」から言っても効率が良いし、
なんたって「常温」で、一年は軽く置いておける。
ソース等「冷凍」なんぞしたら、すぐに「冷蔵庫」はパンクだ。

「ビン詰め」の時「脱気、殺菌」の作業で、数十分「火」が入るし、
保存の間に「味」も「熟れる」様で、
ソースの仕込みの時、あまり「煮込む」必要もないのも良い。

以前調べたところ、「味が熟れる」「味が染みる」には、
「温度」はほとんど関係なく、「時間」が物を言う様だ。
つまり「何時間煮込みました」自慢ってのは、ほとんど自己満足。
「何時間」の間「火」にかかっていたのは余り重要では無く、
「何時間」の間「その味になって時間が経った」てのが重要って事。
うっちゃっておけば良いだけ。
何時間も「火の番」「かき回す」作業はいらない。

ま、これ、「科学的に厳密」な実験結果ではないので、
曖昧な表現にはなっておりますが、実経験から言っているし、
「次の日のカレーは美味い」のはみんな知っている。
「味の染みた物」「味が熟れた物」を食いたきゃ、
作った「次の日」に食えば良いって事。
逆に考えれば、「今日」仕込んでおけば「明日」は食うだけ、
時間を有効に使える。

閑話休題

たまたま「香菜」があったので、「ミートソース」に入れてみた。
「香菜」は、中華、東南アジア系にも思えるが、
「英名」は「コリアンダー」、洋食にも使われる。
当店の「カレー」にも、「種」のパウダーは必需品。

かつて在した「ベネズエラ」でも、「香菜」は何にでも入れて食うし、
「ミートソース」には付き物。
非常に「懐かしい」味で、口には出さなかったが「感激」。
ちなみに彼の地では「シラントロ」と言う。

「嫌われ者」の側面もあり、意見は両極端。
「あれが有るから東南アジアは嫌い」vs「あれが有るから東南アジアは好き」。
ま、もう少し「好き」派が増えりゃ、小樽でも簡単に手に入るのに、
今は、札幌まで行くか、自分で育てるしかない。

newport宮木英貴



2013年3月25日月曜日

3/24日曜 変わり親子丼


「鶏もも」を、たまたまあった「なしのジャム」と、
「ニンニク」「しょうが」「しょう油」で漬けて、
一晩放っておいたやつを、フライパンで焼く。
「漬け汁」は、当然の事「ソース」とする。
この上に「温泉卵」を乗っけて、「変わり親子丼」。
今回は、「飯」と「鶏」の間に、「玉ねぎ」のバター炒めをはさんだ。

バラバラのシチュエーションで参加の「飯」「しょう油」「バター」だが、
その「黄金コンビ」は結束が硬く、上々の効果。
残念ながら「温泉卵」は温度管理を誤り、固まり過ぎではあったが、
全体を、そこそこ「トロリ」とまとめて「So Good」。


先に「たまたま」と書いたが、
たまたまあった「なしのジャム」に漬けてあったんだから、
当然の事「甘い」。
この「ジャム」自作のもので、砂糖は「材料」つまり「なし」の約半量。
「ジャム」としちゃ、まあ、普通の甘さなり。
「ジャム」の能書きはどうでも良いんだが、
改めて思う。「甘い肉は美味い。」

世に「甘い肉」は、数多存在する。
「焼肉のタレ」「すき焼き」「肉そぼろ」「角煮」…………。
いわゆる「お袋の味」は、たいがい「甘じょっぱい」。
洋食だって、「ハンバーグ」を甘いソースで食うし………。
考え出したら、切りがない。

さて、どうして美味いか。
「web」で調べりゃ、「肉に対する砂糖の効能」はゴッソリ出てくる。
「砂糖」の保水効果で、「肉」を柔らかく仕上げる事ができるんだと。
たんぱく質(コラーゲン)と、水分を肉の中で結びつけるそうな。
確かに、以前はまった「肉のブレイン法」にも「砂糖」は使われる。
「七面鳥のロースト」の「胸肉」は、「お汁」でジョバジョバだ。

「しょう油」「味噌」で味を付けた場合、
その「しょう油」「味噌」と、「甘味」の相性も考えられる。
きっと「科学的」に「どうの」って、能書きもあるんだろうが、
日本人的「経験」で「美味い」って事にもなっているんじゃないかな?

つまりは「DNA」にすり込まれた、「お袋の味」って事かいな。
ま、私ごとき、出せる結論はそんなとこ。

newport宮木英貴


2013年3月24日日曜日

3/23土曜 ハワイアンカレー?


何度か、当ブログでも話題にしているが、
「当店、我がバンド」のライブには、名物「食い放題カレー」がある。
この「ライブカレー」には、特に「決まり事」はなく、
毎回、結構なとこ「楽しんで」仕込みをしている。

もう少し「具体的」に言うと、「何肉カレー」にするかが、基本。
で、プラス「何を」お供の具材にするかが、頭のひねり所。
「肉」にしても「その他の具」にしても、
「食い放題」である以上、ある程度以上の「分量」は必要だが、
「頂く金額」に限りがある以上、「仕入れ値」は重要な要素。

そんなこんな、「カレーの中身」探しが始まる。
見つからないうちは、なかなか出ない「ウOコ」さながら、
けっこうなところ「ストレス」。
だが、何か「とっかかり」があると、
「ストン」と腹の中で落ちる物があって、「スルスル」と方向は定まる。
「あ、出た!」ってなもの。


今回は当初、貯まっていた「鹿のスジ」が第一候補だったが、
どうも、その「分量」に「いまいち」感があり、「フン詰まり」状態。
そうこうしていた時、「皮付き豚バラ」を「スーパー」で発見、
「皮付きなんて、トロトロに煮たら面白いじゃん。」
「おー!値段もお手頃。」
「ストン」と「何か」が落ちた。

「豚」と来りゃ、「酢豚」「ハムステーキ」の例から連想、
「パイナップルでしょ!」って事になる。
なんたって、「酢豚」にゃ「パイン」は付き物。
かつて働いていた店で、「ハムステーキ」には「パイン」だった。
「ハワイアンステーキ」って名前だった。
そんなら「ハワイアンカレー」で良かろう。

そんな「カレー」、実際にお客様に食して頂き、
「えっ!面白いね。」
「意外だけど、美味い。」
何ぞと声をかけて頂ければ、そりゃ、こっちとしても「満足」。
「あー、良かった。」てなもの。

そんなこって、この度の「賄い」、その余り。
ちなみに「鹿のスジ」が入った「鹿カレー」は、次次回位かな?

newport宮木英貴



2013年3月23日土曜日

3/22金曜 生わかめうどん


たまたま、手元に有ったのが「うどん」ってだけで、
「生のわかめ」と「うどん」の組み合わせが、
「特別に良いから」って事じゃない。
何時でもカツでも「こだわった」メシを食べている訳じゃあない。
念のため。

「生のワカメ」は、
つまり「海」から採って来たまんまの「ワカメ」って事。
「乾燥ワカメ」やら、茹でて塩蔵の「塩ワカメ」やらではない。
熱い「汁」に、「生のワカメ」を放した時の
「磯の香り」「緑色」は、とんでも無く素晴らい。美しい。
「火」の入れ方さえ間違えなければ、
「コリ」っていう「歯応え」だって素晴らしい。

ちなみに「塩わかめ」は茹でてあるだけに、
「火」を入れたところで「香り」「色」「歯応え」は望むべくも無く、
ちょいと入れ過ぎると、「ドロドロ」にさえなる。
他に何もなきゃ「しょうがないから食う」程度の食い物。
「乾燥ワカメ」は、「生ワカメ」をただ干しただけで、
「色」はしょうがないけど、「香り」「歯応え」は少しは楽しめる。

この「寒」から「春」にかけての時期、「ワカメ」だけじゃなく、
「昆布」「布海苔」「海苔」「仏の耳」etc.
が、ここ「北海道」では楽しめる。
なんちゅう「幸せ」。
もっとも、この「海藻」達、若干「香り」「歯応え」は落ちるものの、
「冷凍」って「手」もある。
上手い事やれば、一年を通して食える。あら嬉し。


我が家の近くの、「蕎麦屋、T狗山」さんでは、
冷凍「生ワカメ」を使った、一年中「ワカメ蕎麦」が食える。
失礼ながら、特別美味い「蕎麦屋」ではないが、
なんたって「ワカメだけ大盛り」も聞いてくれるので、
この「ワカメ蕎麦」が目当てで、週に一度近くは行っている。

小樽にゃ、多々「蕎麦屋」さんはあるけど、
「生ワカメ」って当たり前なのかね?

newport宮木英貴



2013年3月15日金曜日

3/14木曜 オイスターソースの焼きそば


全く「web」は使い様。
何の気なしにに「オイスターソース」を調べたら、
「あっ」という間に、物知りになった。

「オイスターソース」以前、
中国広東省に「蠔豉」(ハオチー)って調味料があったそうな。
こりゃ「牡蠣」を茹でて、干した物。
その茹で汁が「美味い」って事に気付いた人ありけり。
それを煮詰め「砂糖」やら「でんぷん」やら加えて、
「オイスターソース」を完成させたんだそうだ。
そもそも「捨ててた」物、そりゃあ儲かるわな。
その人、中華の調味料で有名な「李錦裳」の創業者だそうな。

「オイスターソース」は、どっちかと言うと「安い」。
その成り立ちから「化学調味料」の存在が
「見えかくれ」しているみたいで、
そもそも「捨てる物」に「化学調味料」なら安いはずだ。
まあ、今時らしく「化学調味料」なしの物もあるようだが。

で、その「オイスターソース」で味した「焼きそば」が、
「広東風焼きそば」ってんだそうだ。
そりゃ知らなかった。
「オイスターソース」も「広東風焼きそば」も単語しては、
右から左に「脳みそ」を通り過ぎていたが、
それがどういった物だか、全く知らんかった。
調べてみるもんだ。


そう言や「ベネズエラ」の中華屋で、
「ムスターサ」って、「長ーい菜の花」みたいな野菜を、
「油」をタップリ入れた「湯」で茹でて、
温めた「オイスターソース」をかけ回した料理を良く食べた。
けっこうお世話になっているのにも気付く。

それだけでも「へー!」てなもんだ。

「シャコ」茹でた汁煮詰めて、
「ガレージソース」とか言って、売ったらどうだ。
「焼きそば」作ったら「小樽風焼きそば」だ。
案外いけるかも。

newport宮木英貴



2013年3月14日木曜日

3/13水曜 はまぐりのパスタ


中国産「ハマグリ」だ。
毎年「3月3日ひな祭り」の頃になると、やたらスーパーに出ている。
で、3月4日になると「半額」セール、
少々買い込んで冷凍してあった。

さて「中国産」、「ヤバイ」響きがある。
「外国産は国産に比べりゃ、大味で。」
「中国産?安全」
だいたい、この二つの意見に集約されるかな…。

一つ目の「大味」発言は、頭から却下したい。
「外国産」と聞くだけで「大味」のレッテルを貼る、
「我が国が一番」と思っている、
「食い物的ナショナリスト」は、そこらに転がっている。

「外国産のそれ」を食べて生活している、
「その外国」の人の事を考えてみるといい。
彼らだって「食い物的ナショナリスト」だ。
「自国」が一番なら、「他国」も一番なことを思うべきだ。
「自分」だけが「スペシャル」な事例は、少ない。

もっとも「国産ハマグリ」の値段はとんでもない。
「産地」まで行って食う位が良いところ、
北海道ぢゃあ、メッタにな事では口には出来ない。
つまりは、比べ様もないはず。

二つ目の「安全性」、これは難しい。
掘り下げる程に、この「ブログ」程度じゃあ書き切れない。
ま「ヤバイ」と思えば、食わなきゃ良い訳だ。

今時、日本の「輸入基準」をかいくぐって売られている物だ、
そうそう「ヤバイ」物が売られている訳もなく、
わざわざ「中国産」と表示されている以上、
「嫌なら、買うな」と言っているのと同義だ。

「中国産ハマグリ」を「日本の海水」に数時間漬けて、
「日本産」と称して売っている話もあるらしい。
それに比べりゃ、「中国産」ってんだから「マジ」なもんだ。

「二枚貝」は、自分の「回りの海水」を吸い込んで、栄養を取るらしい。
つまり「回りの海」を、「濾過」している事になる。
で、例えば「人間には悪い物質」を体に蓄積する。
もっとも「悪影響」が出る程食うにゃあ、
よっぽどの量を食わにゃならんそうだが。

蛇足ながら、海外産に関わらず、
「A型肝炎ウイルス」を持っている事も多いそうな。
こりゃ、ヤバい。

「人間」にヤバいだけじゃあなく、「貝」本人にヤバい事はあるはず。
「日本産ハマグリ」は死滅、「中国産ハマグリ」は輸出する程ある。
どう言う事かいな?

ま、いいや。

「中国産がどうの」言うより、
「ヤバ」そうな事は身の回りに沢山ある様に思えてならない。
例えば「放射線」の話。
「中国産」って悪い響きなのは、認めるが。

newport宮木英貴


2013年3月13日水曜日

3/12火曜 なめこと菜の花の大麦麺


この場所で、何度も書いているが、
「海藻類」は、かなりなとこ好きだ。
同じ位、「キノコ」の類いも愛している。
あえて「嫌」を言うのであれば、
「えのき茸」が、歯に挟まりやすく、取りにくい事くらい。

それ以外は、何でもござれだし、
「えのき茸」だって「大根おろし」と味噌汁にすりゃ、気分は跳び跳ねる。
少なくとも、日に一度は必ず食うし、実は毎食だって構わない。
そんなこって、きょうは「足長なめこ」が食卓へ。


以前に、「ガンをブロック」「ガンのなり辛い」食材、
「大関」クラスの「東」「西」には、
「海藻」「キノコ」は、必ず「顔」を出すって話題はふった。
この二つは「大」が付く「好物」、何せ良く食う。
にも関わらず、「ガン」になっちまった。
じゃあこの二つ、「効かない」のか「効いたからこの程度」なのか。

思い起こすに十数年前、まだ「ベネズエラ」在の時分、
一回目の「ガン」が出来初めの頃、
考えてもみりゃ、ひどい食生活だった。
特に帰国前、二年位はとんでもない。

朝遅くってか昼も近い頃起き出すが、たいがいは二日酔い。
「ウオッカ」を「二日に一本」空ける毎日。
近くのデッカい「公園」で「ウォーキング」てか「ランニング」てか、
体を動かす習慣があったが、これは、昨夜の「酒」を抜くため。

体は「ヘロヘロ」腹は「グーグー」の帰り道、
パン屋で、いわゆる「バゲット」の小さいやつを買う。
「小さい」ったって、日本のそこらの「バゲット」の半分〜2/3位。
スーパーで売っている「ハム、ソーセージ、チーズ」の「切れっ端」と、
「ダイエットコーク」で、「これ」を一本、空腹に流し込む。
体に良い訳ない。

夜は、仕事場で「酢飯」に「魚の切れっ端」か、従業員の「賄い」。
「仕事」が終れば、また「酒」ばっか、つまみは「魚」か「肉」。

「野菜」は食う努力はしていたが、
基本「野菜」を食う習慣はない国の事、たいした分量は食っていない。
「海藻」は寿司の「海苔」か、出汁の「昆布」位、
「キノコ」は、多少は「輸入物」が入っていたが、
「潤沢」には程遠く、メッタに口にはしなかった。

今思うと、良く「海藻」「キノコ」なしで暮していたもんだ。
その上、めちゃめちゃな「食生活」の毎日。
その頃、「ガン」が出来初めていたのなら、納得は出来る。

「効かない」「効いたからこの程度」じゃあない。
そりゃ、しょうがない。

newport宮木英貴




2013年3月10日日曜日

3/8金曜 オムカレーライス


そんなこんな、先日の続き「オムライス」考。

「ご飯」に「カレー粉」をまぶして、「卵」でくるんで、
「ひき肉カレー」をかけてみた。

「ご飯」を「炒め」てから、「カレー粉」で味をすりゃ良いんだが、
そもそも「カレーソース」ってのは、
「脂の固まり」って言っても良いくらい、「油」が入っている。
(もっとも、ウチのカレーは極力「脂」は控えているが)
「薄焼き卵」を焼くにゃ、「油」を惹かざろう得ない。
その上、「ご飯」を炒めたら、「油」だらけになっちゃう。

実は、そんな「ジジィ」な発想が、思った以上に功をそうしたみたい。
なんたって「カレー粉」がむせ返る。元気。
「カレー粉」に火が入っていないから、「香り」が飛んでいない。
「辛い」のも苦手なので、色付く程度の量なんだが。

「カツッ」と香る、「カレー」風味なだけの「ご飯」が、
「薄焼き卵」のオブラートに包まれ、
「カレーソース」の旨味で食う………。って感じ。

ちなみに「カレーソース」は「ひき肉」「ダイスに切った野菜」。
「形がなんかソースらしいやな。」と思っただけだったが、
我が祖母のカレーの野菜は、そう言や「ダイス」だったことを思い出した。
婆さん、「老眼」擦りながら野菜切ってたんだ…。

「カレー」の仕上げに「カレー粉」を振る人がいたが、
改めて「なるほど」と思ったね。

なんだか「オムライス」とは、話が外れたが、
皆様、お試しくだされ。

newport宮木英貴



2013年3月8日金曜日

3/7木曜 オムライス

歳が片手で言える程の頃、「甘い物」が嫌いなイヤなガキだった。
だから、「卵焼き」は食えなかった。
だから、「卵焼き」の延長の味がする「オムレツ」なんざダメ。
その上、甘い「ケチャップご飯」が入っている、
「オムライス」なんぞ、食うワケない。

そんな頃、そうなんだから、それは習慣になってしまっていた。
それ以降、「オムライス」が、少なくとも、
あたしの前に置かれることはなかった。

「オムライス」が「食い物」として再認知されたのは、
いい加減な歳になって、「コック」として働き始めた頃、
「人」として「許容範囲」が増え、かつ「必要」に迫られ、
何でも食わなきゃ「ヤバイ」と思い始めた頃だ。

「独立」「一人暮らし」は「人」を育てる。
「ワガママ」言ってちゃ、「食い物」があたらない。
「仕事」もあたらない。

閑話休題

チョイの気まぐれで、「オムライス」にしたが、
食いながら「ハタ」と気付いた。
「未だオムライスを工夫しようなんて気がおきない。」
「鶏」「玉ねぎ」等を炒め「ケチャップご飯」にして、「薄焼き卵」でくるむ。
それ以上、以外に「オムライス」を「作る」、「楽しむ」なんて発想がない。

巷には「オムライス屋」なんてのがある位。
「ソース」が、「デミグラス」だったり「ベシャメル」だったり、
はたまた、「ケチャップ」ぢゃなくて「本格トマトソース」だったり。
中が「ドライカレー」で、「カレー」がかかってたり。
「卵焼き」が「トロトロ」だったり。


「なんかご飯」を「卵焼き」でくるんで、「なんかソース」をかける。
それで良いなら、どうとでもなる。

んーー。
こうしちゃいられない。

newport宮木英貴






2013年3月7日木曜日

3/6水曜 桜えびのパスタ


最近、妙に「桜えび」を、「TV」「雑誌」等で目にする。
まあ、「たまたま」に「たまたま」が重なっただけとおもうが。

そしたら、札幌の食材業者が、
「台湾産、生の冷凍」のやつを持って現れた。
「刺身もいけまっせ」が、セールストーク。
これは「何かの縁」とも思って、即購入。

さてさて「解凍刺身」は、食べては見たが、
「ちょっと……。」当たり前だが、流石に「新鮮」さにかける。
で、「パスタ」で試食と相成った。

シンプルに、
「オリーブオイル」「にんにく」「とんがらし」、
そして「アンチョビ」の、何時ものメンバー。
「クズ」になっていた、「ブロッコリー」「アスパラ」が加わる。


「桜えび」は、「駿河湾」の名産。
漁期は、4~6月、10~12月。国内産は100%「駿河湾」との事。

「茹で」「干し」で、全国に流通しているが、
「生」も昨今では行けるようになったみたい。
けど、そもそも個体は小く、死ぬと「アンモニア臭」が出るのも早い。
ので、北海道でも、無くは無いが、なかなか難しい。
し、何より高い。
「活」の輸送も進んでいるいる模様で、「楽しみ」だが、
これも、高いだろうなー。

「駿河湾」で不漁が続いた事があったようで、
その時、「台湾産」が開発された様。

「台湾産」は、何より、そんなに値がはらないのが良い。
色も「ピンク」で、目にも綺麗だし、「春」っぽい。
「ガッサリ」盛る事も可能。
こりゃ、使えるかも……………。

newport宮木英貴





2013年3月6日水曜日

3/5火曜 豚ヒレのオイスターソース炒め丼


これも、いわゆる「豚丼」かね。

「豚丼」は、「丼飯」に焼いた「豚」を乗っけた、
その焼き方は千差万別とは言え、「帯広」オリジナルの一品。

一時の「狂牛病」騒ぎで、「牛ぢゃなく豚」の風潮の中、
一気に「メジャー」の仲間入り、
「Y野屋」でもメニューに入っちゃった。

今回のは「オイスターソース」ベースのタレに、
「豚ヒレ」のクズを、一晩漬け込んでおいて、
「玉ねぎ」と「ごま油」で炒めた。
「飯」の上に「叩いた長芋」を乗っけておいて、
更に、その上に「炒めた豚」を乗っけている。

「長芋」は「飯」を食い過ぎると、最近もたれるんで、
「増量」「濃い味緩和」「脂っ気緩和」のために使っているが、
「長芋ご飯」の様相も楽しめて、凄く良い。

「あれこれ」乗っけても、
「それなり」に、味をまとめ上げるのは「飯のパワー」。

「米」「麦」の類が「手を替え品を替え」、
「飯」「うどん、蕎麦」「パスタ」「サンドイッチ」等の「料理」になる。
あらゆる「材料」「味」を丸め込む「パワー」は、
これら「炭水化物料理」において、ある意味共通しているが、
我ら日本人にとって、「飯」は別格に位置する。
いわゆる「ソウル フード」だ。

「飯に乗っける」、「別々に盛り付ける」でも、味が違う。
「飯に乗っける」と、「乗っけた物」の「味」が「ご飯」に、
「染みたとこ」「半分染みたとこ」「染みてないとこ」が、
あるのが「良い」んだろうねぇ。「丼物」の醍醐味だぁね。

昔は、「飯」が「乗っける物」に犯されているようで、
「丼物」は嫌いだった。
「とんかつの卵とじ」をおかずに「飯」を食う方が良かった。
一人暮らしが、板に付いた辺りから、許せる様になり、
今では「信者」でさえある。

つまりは、個人的には「大人の味」かもしれない。

newport宮木英貴




2013年3月3日日曜日

3/2土曜 あんかけ焼きそば


何時だかの「しょう油ラーメン」の汁、
あんまり「上手く」「美味く」出来ちゃったんで、
残ったのを「濾して」冷凍しておいた。

「鶏胸」の出汁と、「豚バラ」を煮たしょう油の組み合わせ。
「アッサリ」「スッキリ」の汁に、「しょうが」を山程入れた。
そんな「スープ」、狙って作れたら「ラーメン屋」をやりたい所だが、
半分以上、偶然の産物。

何時もの様に、そこらの野菜を炒めて、
「解凍スープ」を「ジャー!」と流し入れる。
これに、そこらの「肉」の切れっ端を掻き集めたやつ、
「ローストビーフ」「豚ヒレのロースト」
「鹿のたたき」「ローストターキー」種種雑多。
一度「火」が入った肉だから、炒めないで入れ、サッと煮る。
こいつを「アン」で留める。

横で、これも「余り物〜冷凍」の道をたどった「生ラーメン」を
「茹でる〜炒める」しておいて、
出来上がりの「アン」を乗っける。

「汁は美味い」「野菜炒めは香ばしい」「肉は旨味たっぷり」。
不味く出来上がる「要素」がない。
やっぱり、「美味いあんかけ焼きそば」が出来てしまう。
これに、下手に「科学的な味」を加えたら「変」。


だいたい、当ブログ的には「あんかけ焼きそば」は「ネタ」切れ。
そんな塩梅だから、「作り方」なんぞ詳細に書いている。
「ネタ」探しに、「某市AKY48」のサイトを覗いたが、
(ご存知か。「AKY=あんかけ焼きそば」なり。)
しっかり、「ネタ」になりそうな「突っ込みどころ」を回避しているし、
載ってる記事は、割に美味そう。
偉そうな物言いだが、けっこう上手くやっている事に驚いた。
「驚き」以外「ネタ」は無し、「より以上の発展」を願うのみだ。

それにしても「あんかけ焼きそば」は、
個人的には「賄い」料理、外で食う物ではない。
それが「名物」とは、やっぱり違和感がある。

newport宮木英貴