2010年9月30日木曜日

9/29水曜 2010秋のメニュー試作、試食

10/1から始まる「秋のメニュー」の試作、試食が本日の主題。写真も取りたかったし。

形=盛りつけ、味、どちらにしても、頭の中では完成している。……はずとは思ってはおります。が、実際お客様に出す形にしてみると、バランスやら分量が計算違いって事はしょっちゅう。

お客様に出す形の一皿を、一皿食べて見ないと、腹に応える感じはなかなか分からないし。出来上がった皿を見て、何かひらめく事もある。トッピングを変えてみようとか、皿はあっちが良いとか。

そんなこんなで、「秋のメニュー」5品ご紹介します。

秋刀魚のマリネ:品薄、高値で一時はどうなるかと思いましたが、間に合った。今年はチョイ今風にランダムに秋刀魚をばらまいて見ました。下に「赤玉ねぎのスライス+α」をちらして、風味をプラス。ソースはクルミのペースト、マヨネーズをベースにしとります。




椎茸とジャガイモのポタージュ:秋と言えば、ジャガイモ、きのこ。で、ジャガイモのポタージュにチップにした椎茸をプラス、にチーズで風味。相性はGOOD。寒い夜、酒の後にでもどうぞ。暖まります。




鮭のグラタン 白子のソース:ちょっと見、生臭そうですが、そうでも無い。白子の下処理がポイント。新しい白子に塩振って、余分な水分、魚臭さを洗い流す作業がそれ。そいつをニンニクでゆっくり焼いて、粉砕、牛乳でのばしてソースにしております。魚臭さはほぼ無し、あるのは鮭の香りのみ。美味いです。(ただし、魚である以上、魚独特の香りはします。それを「生臭い」と言う事はただのアゲアシ取りです。)




イカ墨のパスタ:夏の時期の時にイカ墨を冷凍保存。で、秋に使う。ソースは簡単に言っちゃうと、トマトベースのイカで作った、見た目ミートソース。これにイカ墨を投入。イカが新しかったので、ゴロも入ってます。パスタは道産強力粉「北のカオリ」を使った手打ち。これにもイカ墨を練り込んであります。




野菜カレー きのこ:好評発売中の野菜カレーに、ワイン蒸しにしたきのこを投入。ローカロリー間違いなし。オリーブオイルなんぞかけてどうぞ。深夜でも「胃」にきません。




2010年9月29日水曜日

9/28火曜 青柳と余市産完熟トマトのパスタ

先日、嫁が風邪らしい時、用意しておきながら残念にも冷凍しておいた一品。

青柳=バカガイ。以前、てっきり本州でしか採れない物と思ってた。北海道で食べる習慣がある事は当然知らなかったし、ベロの刺身やら、貝柱(小柱)のかき揚げやらの料理は本州(関東)でしか聞いた事がなかったし。

ところが、小樽に帰って来て8年、時たま銭函産の剥いた青柳がパックに入って売っている。正直驚いた。どうも北寄漁のついでに入るらしい。調べたら、本州の種とはちょい違う「エゾバカガイ」ってのが、一年中、道内の砂地の浜どこででも採れるとのこと。ほーーーーー。

この日のは網走産。「J」爺から貰って、すごく元気に感じたしそれを封じ込める為にも、なるたけすぐにワイン蒸しにした。けど、味は問題無いまでも、匂いが独特の物が出てしまった。貰った生の状態でもかなりの匂いだったけど。拙い私の経験から今思うに、少しだけ古かった?遠くから届いた物だしね。

本当に生が良けりゃ、貝はきっと気になる程の匂いは出はしないと思う。腐ってるってんじゃない。けど、ちょい鼻に付く「嫌な匂い」一つ手前、好きな人は「はまるかもっ」て匂いだった。あまり扱った事ない材料なだけに、何とも言えない。勉強不足。

最近自分的流行の、生のトマトと合わせて、酸味、甘みをくっ付けてみたけど。美味いけど、ちょい気になる、「んー!」な賄いでした。本来パスタの残った汁は美味しいはずだけど、嫁は汁を残しました。「んー!」

2010年9月28日火曜日

9/27月曜 流行の「食べるラー油」乗っけの冷やし中華

保存してあった冷中のタレで、二度目の冷中。前回このタレを作った時は、まだまだ暑くて大活躍の予定だったけど、あっという間に秋が来て、冷中にはちょいと寒い。余り冷やしきらないでの調理となりました。

具は錦糸卵、きゅうり、ハムと王道。下に葉っぱと、炒めて冷ましたもやし。で、本日の主題、流行りの「食べるラー油」をトッピング。これは頂き物。

この「食べるラー油」、ごま油にとんがらし、にんにくやら、特長を出すための「味を足す何か」が入っている。「味を足す何か」って、例えば乾燥させた魚系何かやら、何か野菜やら、ひどいのはただ味の素だったり。

全部を試せる訳もなく、自分で食べた範囲でも、それぞれ美味い。けど問題は、主成分は「油」だってこと。美味いからって食い過ぎると、「油」の取りすぎになってしまう。

で、考えた。「油を漉してしまうと良い。」味があるのは沈澱している物。ある程度「油」も染みているし、我々年代にはちょうどいい感じがする。取れた「油」は炒めものにでも使うかい。

しかし「食べるラー油」なんて、変なん物流行るね。そもそも味の濃い物は分かりやすいし、受けが良い様。後は値段と、希少性?スーパーに行けば、その棚は何時でも空いていて無いし「入荷未定」なんて書いてある。で、値段は手頃より気持ち高い程度。その物以上の価値観が付加されている。踊らされているんだね。ま、話題性もあるし。

私も望む望まないに関わらず、踊りました。だって買わずとも、貰うんだもの。




2010年9月26日日曜日

9/25土曜 鮭の三平汁

ある日、南樽市場の行きつけのトコのカアさんが「頭けるから、持ってけ。」と鮭の頭をくれた。

塩だっぷしして、常温で1〜2週間。充分に、塩した魚の発酵臭がするまでほっとく。そいつを洗って、約半日〜1日水を換えながら、今度は若干の塩気が残る程度に塩出しをする。これを沸騰したお湯に潜らせて、三平用鮭の完成。

本来は塩引きの鮭の切れっ端で「三平」はするんだろうけど、生鮭の切れっ端が出たら時にこれをやる。やっぱり「発酵臭」が大事で、チョイと臭い位じゃないとものたりない。以前、私の弟が神戸の自宅で嫁、子供に「良かれ」と思って作って食わせたら、「これは腐っている。食物では無い。」と言われたそうだ。チョイと臭い「チョイぷん」を好むのは、ここいら辺の好き者だけかもしれない。

コブに大根、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、きのこ、匂い消しにショウガ。何と言っても「三平」には大根は必須。と、匂い消しのショウガは大事。何も「チョイぷん」を消そうってんじゃない。魚の生臭さを押さえつつ、ショウガの香りが魚匂いをバックアップすると言うか、背骨を通すイメージ。

野菜に水、大量の日本酒を投入して、ある程度に煮る。先の鮭を投入し、アクを引きつつ煮込む。鮭の骨は煮込むと柔らかくなるから、最初から煮込んでも良いかも。今日は骨は食う気がしなかったので、後で投入した。ま、ジャガイモが崩れ始める位かなー?私的にいい感じなのは。

マニアック「三平」でした。


2010年9月25日土曜日

9/24金曜 生協278円弁当 味噌汁

嫁がどうも風邪らしい。お医者がそう言ったそうな。
でも、熱はちょっとある様だけど、鼻声でも無いし咳もしない。嫁が言うに「こんなお腹痛いの小学校以来だ」そうだ。

先日「J」爺から「道内産青柳」の剥き起てって言うのを頂いた。元気で美味しいうちに白ワインで蒸して仕舞っておいた。

そいつを余市産の味の濃いトマトと併せて、パスタ用ソースを用意していた。けど「食べれない」とのことで、後日用に冷凍。
急遽、彼女は彼女的病人食「くたくた煮うどん」、俺は生協弁当に。

今まで「シガ250円弁当」と並び称してきたけど、今日の「スタミナ弁当」、ダメだ。
「スタミナ~」なのに肉3切れ。せめて後2切れ欲しかった。出来ないのなら違うメニューにすれば良い。買うにも、他に選択肢は無く、期待倒れ。不味くは無いのが救い。

味噌汁は赤味噌。二人分を一人で食したので、またも具沢山でありました。




2010年9月24日金曜日

9/23水曜 鶏、ゴボー味の太っい蕎麦

鶏ダシにゴボーの組み合わせが大好き。と、美味いに越した事無いけど、多少味がしなくても太い麺が好き。

具沢山にできるこの手の料理はバランスが好きに出来るのが良い。生協の29円極太田舎蕎麦、味はともあれ、その姿、食感が好き。その上塩分控えめ。
これこそ賄いならでは。自分で作って、自分で食うから良い。ま、物も作れない、野菜嫌いにゃ考えられない発想。
コックで良かった。


蕎麦は大好きなんだけど、蕎麦だけだと炭水化物ばっかで、バランスが悪い。ついつい蕎麦屋から足が遠退く理由。もう一つの理由は好きな蕎麦屋さんが小樽にゃ無い。

太くてゴチゴチの田舎蕎麦が本当は好き。更科はどうも食べた気がしない。

なんでも良いけど、蕎麦って高級品だー。



2010年9月23日木曜日

9/22水曜 パスタ入りミネストローネ改

人から頂き物のレトルトの「資生堂 ミネストローネ」を、なにせ一人前しかないので、あれやこれや足して二人前に改造。

オリジナルの原型はほとんど残していない。その上「あれやこれや」が多すぎて、二人前を大きく超えてしまった。具の種類が多い料理にありがちなミス。

頂き物を改造するパターンも、賄い良くあるパターン。原型を大きく変えちまってんだから、「あ、この間のアレ美味かったでしょ。」なんて言われても「はぁ」ってなもんで、ずいぶん失礼な話しだけれど。ごめんなさい。

けど美味かったです。ありがとうございます。



2010年9月20日月曜日

9/19日曜 余り物トマト系ソースのペンネ 焼きなすのみそ汁

今日は冷蔵庫掃除の一品。
一人分位ずつ冷凍庫で眠っていた、トマトを使った別味のソース2種を何も考えずに合わせただけ。それぞれそんなぶっ飛んだ味でもないし、同系だし。案外こんなのでも美味い。料理の味なんてのは、そんなものかも。

なんで、能書きのたれ様もない。パスタは以上。




寂しいので、みそ汁の事。
当店の賄いでは汁物は、相手がカレーでもパスタでもみそ汁にする事が多い。赤みそ好きだし。
今日は白みそだけど、これも冷蔵庫で死んでいたなすを焼いて入れてみた。甘み、香ばしさが出て美味い。後、なすは揚げたのをみそ汁にしても美味い。





2010年9月19日日曜日

9/14火曜 ナスのひき肉カレー再び

再びカレー。

ライブの食い放題カレー。仕込んだ時に食って、当日に食って、残りを保存してその残ったのが今日の賄い。

カレーって何日か続いてもOKだよなー。中にゃ「日に3度でも」と仰る方もある。俺は何時間もかけて仕込んだ当人でもあるし、食べる前はちょい飽きモード。けど、食ったらそこそこには美味かった。し、嫁が「美味しい」と言えばそこそこ幸せ。

カレーって続くよね。何でだろう。暑い日が続いてもカレーは食える。もともと暑い国の方々が香辛料いっぱいの食事をする位だから、香りが強い、苦味渋味、辛い、なんかが食欲を増進させているんだろうね。

下手すると、鍋にへばり付く位にしか残っていないカレーに水入れて、具を入れて、しょう油入れて、カレーそばやらうどんになって又、食卓に上る事となる。

「カレー」は日本の「総国民食」と言っても過言じゃ無いでしょ。「カレーが嫌い」って言う人は、年寄り除いてほとんど聞いた事無い。と、なんと言っても「俺のカレー、私のカレー、我が家のカレーが一番!」と放言してはばから無い方々の何と多い事か。

強い香辛料のおかげで、大概の物入れても、何時間かけても何とかなる。足し算の料理だし。



9/18土曜 カレーそば又はうどん

9/14日分、原稿できてたのに投稿し忘れで、今日投稿。けど、偶然内容的に繋がっている。

ひき肉カレーとは別物ソースだけれど、鍋にチョット残った売り物カレーを改造した「カレーそば、又はうどん」。何も考えないで作ったら、たまたま辛く出来ちゃって、汗かいて食いました。

賄いは時に味見しないで適当に作る事がある。この日は売り物カレーの一つを散々味見して、いい加減気持ち悪くなってた。少し舐めるだけにしても、長い時間「あーでもない、こーでもない。」してたら、いくら続けて食えるカレーでもしんどい。はきそうな感じ、賄いの味見なんかする気になれん。

ところで、なんで「カレーそば、又はうどん」の「そば、又はうどん」なのか。
「そば、うどん」の好みは人それぞれに分かれる。どっちも食いたい時もあるし、「そば」じゃなきゃダメな料理もあるし、「うどん」じゃなきゃダメな料理もある。にしても、選択出来る場合「そば、うどん」で「どうせ食うならこっち」はある。

今日は嫁と意見が分かれて別々、結局二人で両方頂きました。それぞれに美味かった。
ちなみにこの選択、駅の立ち食いがそもそもでしょうかね。


2010年9月18日土曜日

9/17金曜 冷やし中華

暑い時期は当然の事として、一年中たまには食いたくなる「冷やし中華」。

冷えてて口当たりが良いのは言うに及ばず、下に惹く葉っぱやら、上に乗せる具やらで、野菜、肉、炭水化物のバランスが取りやすいのも、時に「冷やし中華」に走る要因。

最近の自分的傾向である、鶏胸肉で煮詰める様に濃い目にダシをとる。
この鶏胸肉は後に「冷やし中華」の具となる。絶対捨てない。

ニンニク、ショウガ、とんがらし、長ネギのみじん、コショウ等を、ごま油で香りを煮出す様に、香ばしくなるまで、煮ると言うか、炒める。で、今回は「豆鼓」を投入。
豆鼓」は蒸した大豆を塩漬けにして発酵、乾燥させたもので、納豆の様に独特の発行臭が有って、はまると美味い。で、こいつをみじんにして一緒に炒めると香りが立つ。

出しを投入。冷ましてから食う物なので、濃い目にいい加減に煮詰める。

塩気はナンプラーで、後に酢を投入する事を前提にして、強目にする。こいつを冷まして、当店自慢の激辛「ジョイ君ソース」が漬けてあった酢を投入する。しょう油、ごま油等で調整して完成。

この特製「冷やし中華」のソースは割に手間暇かかる。前日以前に、3~4回分、多めに作って冷蔵庫で寝かしておく。と、又美味くなる。

で、又近い内に食える。楽しみー。




2010年9月17日金曜日

9/16木曜 ナス入りペンネ なんちゃってアッラビアータ 

残り物に、仕込み途中ちょっと失敬したソースの組み合わせ。


今週頭に田口農園から大量にトマトを持って来た。来年用にトマトのビン詰めを仕込み中でありました。


なんか辛いトマト系パスタが食いたかったんだよね。辛いパスタの代表格に「アラビアータ」が有る。定義をざっと調べたら、トマトソースに大量の唐辛子を入れて辛くしただけの模様。

今回のパスタは、ベーコンは入っているわ、ナスが入っているわで、なんちゃって「アラビアータ」で有ります。

食いたい物のイメージに忠実に作ったわけで、名前なんかどうでも良いけど。
まあ世の中には、かっこ良い「名前」で飯食う方々も居らっしゃるんで、そう言った方々にはゴメンなさい。所詮賄いです。ってか、通常営業も大して考えは変わらないけど。




2010年9月16日木曜日

9/15水曜 親子丼


賄いが、何にも決まらない時がある。

特に食いたい物も思い付かない。「賄いです」と言わんばかりに、ちょっと残ったソースもない。ごっそり抱えた在庫もない。けど、だいたいこんな時は、思考がただ停止しているだけで、本当は食いたい物も、ちょこっとソースも、在庫もある事が多い。

自分のキッチンでの仕事は、いつも複数以上同時進行している。考えることが多すぎて、逆に考えが及ばない事も多い。そんな時はこれ、親子丼。ただ決めれば良い。後は体が作る。

大昔、キッチンだけで30人からの人が働いている現場。賄いの準備がたまたま出来てない時、緊急の時、そんな時は親子丼でした。盛りつけにうるさい事言わなきゃ、簡単で、一度に人数分、大量にできる。

洋食のキッチンなら材料には事欠かない。玉ねぎ、鶏肉、卵は、まず必ずある。日本人が働いている所なら米、しょう油は、従業員の口を賄うだけ量はある。作る技術は言うに及ばない。

まず飯炊いといて、有り合わせのジャガイモ、人参、インゲンやらきのこやらetcやらの、切れっ端でみそ汁を作る。きゅうり、キャベツを失敬して、でっかく切って塩を振っておく。何度も言うが、そのぐらいの切れっ端等は、キッチンなら頭さえ使えばいくらでもある。

でおもむろに、ソースパンなど広くて浅い鍋を使って、玉ねぎを油、バター等で炒める。適当に切った鶏肉を投入、適当にいい加減に炒める。水投入、煮だてばしょう油、砂糖等で味。卵を人数分程度割りほぐしたのを、閉じる様に流す。半熟程度に煮て、火を止めてフタ。三つ葉やら、長ネギの斜め小口やらがあると豪華、ここで投入。無論無くてもかまわぬ。これで具は出来た。

飯盛って、具を乗せて親子丼は完成。さっきのきゅうりとキャベツを絞ってチョットレモンでもしぼろか、で、即席つけもの。

親子丼定食と会い成りました。所要時間いい所、飯が炊ける最短時間の45分。

あ~懐かしい。思わず力が入ったぜ。




2010年9月14日火曜日

9/13月曜 シガの弁当

昨日はライブで頭は音楽、今日は病院でメチャ混み、賄いを作っている暇なし。
そんなんで今日は「スーパーチェーン シガ」の250円弁当。「しゃけ」と「とんかつ」。

「しゃけ」も「とんかつ」も、中身の「しゃけ」「とんかつ」そのものは当たり前で、ちゃんとしている。決して安かろう悪かろうのペラペラ鮭でも豚肉でもない。付け合わせこそ、冷凍の野菜の煮物っぽいのだけがちょっとだけとか、ほんのちょっとのキャベツの千切りだったりするけど。きっと商品を美味く使い回しているんだろうけど。

けど、凄い値段。弁当の安売り合戦で一等賞でしょう。何が凄いって、内容もちゃんとしているってこと。
2等賞は生協。付け合わせ、おかずの点数でほんの少し上回っているけど、主となるおかずは小さい。で、値段が278円。充分善戦している。

ジーンズやらなんやら、こんな「安売り合戦」、回り回って自分の首をしめている。とりあえず、目の前の250円の弁当を二つ買って「2人分で500円だ」って言って喜んでいるけど。




2010年9月12日日曜日

9/11土曜日 なす入りひき肉カレー

このひき肉カレーは、明日の食い放題用に仕込んだカレー。つまり試食。

言えない事をやってはいないけど、作りは言わない方が良いかも。美味いんだから文句はあるまい。

なすを入れたのは美樹様の提案。いいんじゃない?

2010年9月11日土曜日

9/10金曜 野菜いっぱい塩ラーメン

昨日、なぜだか急に、きれいな、濁っていない、あっさりとした、塩味の鶏ダシのラーメンが食いたくなった。そんなダシは鶏胸が良い。って言うよりも、始めっから鶏胸が想定されていたんだけどね。まずは鶏胸を水から煮出して、ダシを取る。

にんにく、しょうがの香り、+αの為に唐辛子を入れて、ごま油で煮る様に、軽く焦げ付く位に炒めて香ばしさを出す。軽い焦げの香り、味は素晴らしい調味料になる。

ダシ、日本酒を投入、エビ味ナンプラー、良い塩で味をする。日本酒は香りはもちろん、味、甘みを添加する役目をする。今日は結構たっぷり、ダシと酒は5対2位にも入れた。贅沢。

有り合わせの野菜、玉ねぎ、人参、ニンニクの芽、もやしを炒める。玉ねぎは少し生っぽい「しゃりっ」っていう歯ごたえがが残る程度にするのが好み。
野菜その物の味と、炒めた風味をスープに移すため、野菜を炒めた鍋にスープを投入する手法もあるが、ここでは鶏ダシの風味を大事にするため、あえて別々とする。

美味い。

2010年9月10日金曜日

9/9木曜 北寄のヒモのチャウダー風パスタ

またまたスーパーで、北寄のヒモを発見。なんせ安い、多分10個以上分は入っているだろうに、今時98円。

いつもの生トマトを合わせたパスタは少々飽きたので、本日はクラムチャウダー風にアレンジしてみました。ベーコン、にんにく少し、玉ねぎ、人参、ジャガイモ。バターで炒めて、とろみに粉少し入れて、牛乳でのばす。

何か足らない。でそこに神のお告げ。「ooooooooを入れろ!」
素晴らしい味に成りました。製品化できそう。これはその内お客様の、お目に掛かる事になると思います。

何入れたかはそれまでナゾ。お楽しみに。




2010年9月9日木曜日

9/8水曜 ラムのミートソース

6日(月)、7日(火)はおかげ様で連休。
今日の賄いの用意はしていない。で、作り置き、販売用の「ラムのミートソース」が登場。
当店販売用ミートソースは、ラム肉を使用。野菜の甘さと良く合う。ソースは一回に大鍋ひとつ仕込んで、瓶詰めにして取ってある。

ソースは肉、野菜はもとより、トマトも沢山。その濃度「デロリ感」は、それらだけで出している。粉類は入れてない。
食後、皿にべっとり油の粒が付いている事皆無。油分少な目、さっぱり、あっさりソースであります。

と、ほぼ宣伝。

賄いでは仕上げに、パルメサーノの粉をゴッソリかけて、店では未発表、青ジョイよりその物の甘みが増した赤ジョイソースをかけて食う。

この時、美味しい「パン」は必須アイテム。「パンが無けりゃパスタは食わない。」位の勢いです。

だいたいパンが無い洋食屋さんは、考えられないけど。ま、有るけど。


2010年9月6日月曜日

9/5日曜 超太麺の黒ごま担々麺再び

およそ半月前にもほぼ同じメニューをやった。
ちょいレパートリー不足気味でもありますが、前回やたら巧くいった幻影をもう一度みたいな感もあります。

ニンニク、ショウガをごま油で炒めて、長ネギのみじん切り一本分、鶏足一本のひき肉を加えてまたちょい焦げ付くとこまで炒める。水投入、煮込んでスープとする。

鶏足一枚特売価格58円、多分鶏ガラ一つ買ったら100円位するけど、ひょっとしたら鶏足の方が旨い。産地の差もあるだろうけど、なんか世の中の価値観がどうにかなっている感じがある。

で、今回の出来。大変よろしい。今度は白ごまででもやってみるかい。

2010年9月5日日曜日

9/4土曜 赤出しのみそ汁

昼は「麻ほろ」でラーメン。
今日は夕方にも、昨日からラーメンを用意してあった。ので、二食連続ラーメンは無いので、スーパーの弁当を買った。でも弁当だけじゃ野菜系がチョイ物足りないので、得意の具沢山みそ汁を制作。冷蔵庫で不平をぬかしてる野菜たちの行き先。

で、その味噌汁の「味噌」。我が家は赤みそが多い。中でも俺はカクキューの八丁味噌が好き。渋みが良い、こくはあるけど味噌自体のうまみが少ない感じの分、具の味、出しの味が立つ。濃いめの出しが合う気がする。

八丁味噌になめこ入れるのが特に好き。幸せ。

後ろは生協の「カツ丼弁当」398円。値段の割、そこそこのもん。

2010年9月4日土曜日

9/3金曜 干した宗八 定食

先々月、先月、手伝って貰っていたカナ様の、釧路在のお父さんからのプレゼント。宗八、柳カレイの干したのと、すんばらしい、これ以上のタラコがあるのかって言うような、タラコ。

今日は宗八を焼いて、玄米ご飯、白菜キュウリ人参ショウガ昆布の切り漬け、ポロネギのコンソメ煮改造赤出し具沢山みそ汁。いや良かった。宗八は、塩案配、魚の身の厚み、干し案配。旨いというより「すごい」。堪能いたしました。

釧路って何よ?小樽にもあるんだろうけど見つけられない。
至福の時でありました。カナ様父さん、ありがとうございます。

2010年9月3日金曜日

9/2木曜 チキンカツ丼

前日何を思ったか、「カツ丼食いたい」気になって、今日札幌のスーパーにいったら、チキンカツのデカイのが売っていた。

で、カツ丼。

工夫らしい工夫と言えば、コリアンダーの生葉っぱを夕べ刻んで、ボールにへばり付いたのが勿体なかったので、放り込んだ位。あ、あとマーガリン使ったか。

食いたい物、作って食えるのも賄いの幸せ。





2010年9月2日木曜日

9/1水曜 あっさりぶっかけ太そば

我が家の食事は一日2回。昼に朝、昼兼用食。開店前に一食。で、深夜酒飲みながら何か食う。

我が家の奥様、昼にカレーを作っちゃった。別にそれはそれで問題なし、俺は朝からステーキ、すき焼きだってOK。けど、夕方も油、肉の匂いのする食事(パスタとか丼物とか)は、どうも敬遠したい年になって来た。やだね。

なんで「そば」。
カツオ、昆布のあっさりダシに、乾燥椎茸、その他キノコ2種。この汁を冷やしといて、流水でしめた「太っいそば」にぶっ掛け。ネギの刻んだのと七味をかけてできあがり。

年中温かい食い物を好んで食べる我が家の奥様も、この連日の猛暑で、流石に冷たい食事に箸が向く。聞く所によると、今年の夏はラーメン屋の売上げがガタ落ちだそうだ。そりゃこの暑いのに、熱いラーメンは敬遠するかな。

本当かどうかは解らないけど、韓国では「暑い時には熱い物、寒い時には冷たい物」を食べるのが身体に良いとされてるそうだ 。けどさ、ずっと暑い日々で、もう良いだけ体力は消耗してるのに、この上汗をかいて体力消耗したらえらいことだ。やっぱり、冷たい食事に箸が向くのが正直なとこ。

当店も冷製パスタが、例年以上に売れている。いや、初めてだわ。



8/31火曜 乾燥ポルチーニ茸と仮想ソーセージのパスタ

手伝って貰っていたカナ様は、とりあえず今日でお終い。

で、昨日に引き続き賄い係をやっていただきました。今日のお題は「乾燥ポルチーニ使用パスタ、ただしクリーム系は無し」と「店に有る物だけ」。

そもそも安物ポルチーニで、何度か使ったけど、歯応え無し。たいした美味くもない。彼女がどうやっつけるか楽しみであります。

一人で用意したほうが「あずましかろう」と、ゆっくり出店。着いたらいきなり「戻し汁、どうしたらいいですか?何かちょっと苦い。」
「ん~、そんな訳無い。苦いわけない。」とは口には出さぬものの、少し驚いた。

結局パスタに投入となりました。
が、俺が思うにパスタの味の肝は、「パスタにどれだけ具材の味を含ませることが出来るか。」

「昔自家製ソーセージとポルチーニのパスタって言うの食べた事ある。」で肉団子風のひき肉の固まりが入っている。ん〜、チョイ脂っこい。


多分乾燥ポルチーニの味が一番有る、戻し汁を使う事に考えが行かなかったカナ様。
出来上がりの料理の味は良かったけど、肝のとこの考えが全くダメだったんで、今日は0点。

味噌汁で顔洗って出直してこい!

って、本当にご苦労様。また来てね。