昨年夏、「冷やし中華」用「胡麻味噌濃厚味ソース」を仕込んだ。
これが本気で「濃厚」、あまり使わないので、まだ残ってる。
おかげで、何時でも「冷やし中華」が食えるってもんだ。
《厳冬の夜「風呂上がり」に「Tシャツ」「パンツ」2枚で、
「ストーブ脇」にて、「よーく冷えたビール」または「アイスクリーム」。》
は、北国「北海道」での、小ちゃな贅沢だ。
背中をストーブにあぶりながらの「冷やし中華」も、これに準ずる贅沢かも。
「冷やし中華」の「具」としちゃあ、
「ハムまたはチャーシュー」「きゅうり」「錦糸卵」が定番。
で今回、「錦糸卵」ぢゃなく、「卵」つながりで「温泉卵」にしてみた。
ま、思った程の成果はなかったんだが、その理由は後ほど…。
お気づきの方もおられるかも知れないが、
ここ3日程「温泉卵」が、「賄い」に乗っかっているが、
実は、ここのところ「保温調理器」にハマっている。
この「保温調理器」、
一旦過熱、後「ステンレス魔法瓶」のごときものに鍋ごとブチ込み、
温度を上げた状態を保たせて調理するってえ代物。
「味は冷めていく間に染みる」と言う、「都市伝説」を利用している。
何が良いかって、保温している間は何もしなくて良いって事。
その上、「ガス代」「電気代」もかからない。良い事づくめ。
ま、その代わり時間はかかるのが難点。
けど、例えば前日、「野菜」「肉」を炒め、
「水」を入れて、加熱、沸騰、「カレールー」をブチ込み「保温」。
翌朝、まだけっこう温かい「カレー以前」を再加熱、「カレー」は完成となる。
煮込む「手間」「コスト」はかからないって事。
ちなみに、その「都市伝説」、調べてみたらチョイ違うらしい。
先ずは、何より「材料」を柔らかくするための「加熱」は必要だが、
その後、「味が染みる」のは「温度」に関係なく「時間」が必要との事。
つまり「熱く」ても「冷たく」ても、「味」は染みるんだそうだ。
だから「味は冷めていく間に染みる」じゃなくて、
「味は冷めていく間にも染みる」ちゅう事になる。
閑話休題
ちなみに、卵の「白身」は80℃、「黄身」は70℃で固まる性質を利用して、
70℃の「温泉」に卵を浸して、「黄身」だけ固めたのが「温泉卵」。
で、どうして「温泉卵」かって話だが、
この「保温調理器」、「温泉卵」にうってつけ。
「70℃」にお湯を沸かして、卵を入れて、ただただ待つ事「30分」、
「温泉卵」が完成。
ただ、余りに性能が良過ぎ、温度があまり下がらないので、
ウカウカしてると、本気で「黄身」だけが固まってしまう。
「温泉卵」の基本イメージは、「黄身は半熟、全体トロー」なはずが、
「黄身はコロン、白身はグチャ」ってのが出来上がってしまう。
で、「錦糸卵」を「温泉卵」に代えたけど、
思った程の成果はなかってって事。
まだまだ「練習」「研究」は必要だが………。
この「保温調理器」はお勧めです。
newport宮木英貴