「パイカ」発見。
たまーに、そこらの「スーパー」でも見ることができる。
「パイカ」は、「豚バラ」の軟骨の部分。
「包丁」では、割に難なく切り分けることが出来るが、
ちょっとやそっと「煮たり」「焼いたり」しても、
てんで「歯」が立つ固さではない。
これを「圧力鍋」で煮込んで「ヤワヤワ」「フルフル」にしようって寸法。
なんせこの「パイカ」、「バラ肉」の延長だから、脂身は余計に付いている。
し、肉屋の「何処で」「何時」「どんな風」に切ったもんだか分かりゃしない。
変な臭みも付いている事もある。
この「脂」「臭み」を、茹でて落すのも、一つの「手」だが、
長々と、「脂」が流れる程に茹でちゃっちゃあ、
「お湯」に肉の「旨味」を流しちゃってる様で勿体無い。
で、先ずは「沸騰した湯」でザッと洗って、さらに流水で洗いザルに上げる。
これで、「臭み」はあらかた流れる。
これを、デッカいフライパンに並べて、弱火にかける。
しばらくすると、「脂」が「ジクジク」染み出て来る。
良い焼き色が付いたら、ひっくり返す。
そのうち、自分の「脂」で「揚がる」程に「脂」が出てくる。
「焼き色」のおかげで、「臭み」も、香ばしい「香り」に変わる。
この「手」だと、「豚肉の旨味」は封じ込められるだけ。
これを、ザルに上げて「脂」を切る。けど下水に、直に捨てちゃあダメ。
冷まして、ビニール袋に入れて「燃えるゴミ」に出す。
勿論「炒め油」にする「手」もある。なんせそれは「ラード」だ。
これで、肉の下ごしらえは終了。
ここまで来りゃ、後は簡単。
「圧力鍋」に用意した肉と、好きな「味」の煮汁を作って入れて、煮込むだけ。
「豚」だし、「味」は「甘辛く」しときゃあ間違いない。
「味の濃さ」も、柔らかくなった後でも調整は効くから、
「めちゃ濃く」しない限り、適当でしょ。
「沸騰」後、30分~45分で「ヤワヤワ」「フルフル」に出来上がり。
今回は、私、「砂糖」「しょう油」「中国しょう油」「花山椒」であります。
「煮込む」料理は、「煮込まれる材料」「煮込む煮汁」の味の交換。
「煮込まれる材料」は、「煮込む煮汁」が染み込み、
「煮込む煮汁」は「豚肉の旨味」「軟骨のコラーゲン」がタップリ。
この「煮汁」、捨てる訳にゃあ行かない。「豚」に失礼だ。
で、仕方なく我々の「賄い」になるわけです。
今回は「煮卵」まで作って、「ラーメン」が美味かったのは、言うまでもない。
ちなみに「圧力鍋」を検索したら、やたら物騒な「サイト」にたどり着いた。
もう明日っから、テロリストになれそう。
newport宮木英貴