どうも「香菜」は「好き嫌い」の差が激しい。
特に、先日の「お子ちゃま系味覚野郎」には敷居が高いようだ。
「あの臭い葉っぱ」呼ばわりは、よく聞く言葉だし、
人によっては「屁っぷり虫の匂い」とも言う。随分な言われ様だ。
まあ、「臭い」程に強い香りなのは確かだが、はまると、病み付きになるのも確か。
英語じゃ「コリアンダー」。
欧米は、「葉っぱ」やら「実」を乾燥させて使う事が多いと心得る。
が、タイ語じゃ「パクチー」、中華じゃ「シャンツァイ、香菜」と言って、
生の「葉っぱ」「茎」を使う事が多い様。
なんと「カメムシ草」なんて和名もあるとの事。
「東南アジア」で、よく使われるイメージだが、「中南米」でもよく使われる。
スペイン語では「香菜」は、「シラントロ」と言う。
なんせ「彼の地」の人は、「シラントロ」が大好きで、
あっちこっちで使われているし、スーパーでは「大束」で売られている。
「街の公園」「人が多いところ」なんかで、
オイル缶を半分にぶった切ったやつに「炭火」をおこして、
「ソーセージ」なんぞを焼いて、売っている。
そのソースが「シラントロ」に「トマト」「玉ねぎ」等を混ぜた物。
「ソーセージ」自体の匂いも、充分「獣臭い」し「怪しい」し「強い」ので、
「シラントロ」の独得の「強い香り」と、相乗効果でいい感じになる。
ま、早い話が一発ではまった。
お恥ずかしい話しだが、実は「南米」に行くまで「香菜」は知らんかったが。
この「香菜」の香り、「魚介系」にも良く合う。
「彼の地」の「魚の頭のスープ」にも、山の様に入る。
冷蔵庫の無かった時代の、「臭い魚の匂い消し」の名残りかも知れないが。
でぇ、ここのところ、「旬」なもんで「鮭」の頻度も多いし、
「端っこ」「アラ」も貯まるんで、「三平汁」と相成った訳。
たまたま「香菜」の生があったんで、「三平」に乗っけてみたら、
その、相性の良い事。ぜひお試しあれ。
当店「ほたてのチャウダー」にも、ガッツり使ってます。
newport宮木英貴
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