2012年9月15日土曜日

9/14金曜 三平汁、香菜乗っけ


どうも「香菜」は「好き嫌い」の差が激しい。
特に、先日の「お子ちゃま系味覚野郎」には敷居が高いようだ。
「あの臭い葉っぱ」呼ばわりは、よく聞く言葉だし、
人によっては「屁っぷり虫の匂い」とも言う。随分な言われ様だ。
まあ、「臭い」程に強い香りなのは確かだが、はまると、病み付きになるのも確か。

英語じゃ「コリアンダー」。
欧米は、「葉っぱ」やら「実」を乾燥させて使う事が多いと心得る。
が、タイ語じゃ「パクチー」、中華じゃ「シャンツァイ、香菜」と言って、
生の「葉っぱ」「茎」を使う事が多い様。
なんと「カメムシ草」なんて和名もあるとの事。

「東南アジア」で、よく使われるイメージだが、「中南米」でもよく使われる。
スペイン語では「香菜」は、「シラントロ」と言う。
なんせ「彼の地」の人は、「シラントロ」が大好きで、
あっちこっちで使われているし、スーパーでは「大束」で売られている。

「街の公園」「人が多いところ」なんかで、
オイル缶を半分にぶった切ったやつに「炭火」をおこして、
「ソーセージ」なんぞを焼いて、売っている。
そのソースが「シラントロ」に「トマト」「玉ねぎ」等を混ぜた物。
「ソーセージ」自体の匂いも、充分「獣臭い」し「怪しい」し「強い」ので、
「シラントロ」の独得の「強い香り」と、相乗効果でいい感じになる。
ま、早い話が一発ではまった。
お恥ずかしい話しだが、実は「南米」に行くまで「香菜」は知らんかったが。


この「香菜」の香り、「魚介系」にも良く合う。
「彼の地」の「魚の頭のスープ」にも、山の様に入る。
冷蔵庫の無かった時代の、「臭い魚の匂い消し」の名残りかも知れないが。

でぇ、ここのところ、「旬」なもんで「鮭」の頻度も多いし、
「端っこ」「アラ」も貯まるんで、「三平汁」と相成った訳。
たまたま「香菜」の生があったんで、「三平」に乗っけてみたら、
その、相性の良い事。ぜひお試しあれ。

当店「ほたてのチャウダー」にも、ガッツり使ってます。

newport宮木英貴


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