2012年9月17日月曜日

9/16日曜 ぶっかけ、温玉、ネロネロ、変わりキツネ蕎麦


乗っけた物を羅列しただけの、こじ付け料理名なり。
けど、他に言い様も無いのも確か。
先ず「ぶっかけ系蕎麦」のアイデアがあって、
冷蔵庫に有る、「蕎麦」に乗せたら美味しそうな物を、乗っけただけ。

その割には、けっこうな出来で、
冗談半分に「こんなメニュー、蕎麦屋にあったら頼むのに。」くらい思ったりして。
「ネロネロ」「ネバネバ」は有りがちとしても、
ただ焼いただけの「揚げ」を乗せる当たり、
「変わりキツネ蕎麦」なんて命名して、ほくそ笑んだりもする。
こりゃシンプルで、けっこう美味い。

新しいメニューを考える時、
今回の「賄い」みたいに、ただ思い付きだけで出来ちゃうと、
凄ーく楽だ。
まあ、当店のメニュー作りは、
正直言って、ほとんど「思い付き」だけどね。

例えば今回の「変わりキツネ蕎麦」としたら、
人によっては、
「蕎麦」と「揚げ」の分量の比率だの、
「揚げ」は厚さによって「汁」の吸い塩梅が違うだの、
切った大きさで、食感が違うだの、
「揚げ」の揚げ油の香りがどうだの、
焼き加減がどうだの、
やっぱ煮込んだ方が美味いとか、
こまごま考えるんだろう。

そうやって、こだわりにこだわって、
新しい「メニュー」を開発する事は、
仕事に対する「誠意」「誠実」とか言う意味では、正しいとは思う。
が、「料理」と言う意味では、どうかとも思う。

工業製品ならいざ知らず、
天然の物であるら材料のコンディションは、
そもそも、いつも同じとは限らない。
食べ手の「健康的」「精神的」コンディションだって違う。
ある一瞬で「完璧」であっても、
次の瞬間で、コンディションが変わらないとも限らない。

そんなこんなで、我が座右の銘は、
「いいかげん」つまり「良い加減」。
「思い付き」と「良い加減」が、当店のメニュー作りの基本姿勢であります。

ま、時にはこだわるけど。

newport宮木英貴




0 件のコメント:

コメントを投稿