2012年9月2日日曜日

9/1金曜 エンジョイ


「賄い」の「写真」を撮るのを忘れた。
それも気がついたのは、半分近くたいらげた後。
ん……………。
そんなこって、今回は、当店の「ウラ」人気メニュー、
通称「カラカラソース」の材料、「エンジョイ」をご紹介。

この「エンジョイ」は、小樽産。
とんでもなく、凄ーく辛い、肉厚の「とんがらし」の一品種。
「ハラペーニョ」だの「ハバネロ」なんてヤツの、お仲間。

この頃、ちまたで騒がしい「地元の食材」とも言えます。
もっとも、原産が小樽で有るわけがなく、
農家の方々の「努力」と「技術」と「経験」で、ここ「小樽」で育てた物。
そんな事言ったら、「トマト」なんてのも「小樽原産」なんて事もないので、
「小樽産食材」と胸を張っても良いでしょう。

この「エンジョイ」と呼ばれる「とんがらし」、
先日他界した、友人「T口君」の農園で育てられている。合掌。

そこで「育てる」事になったのは、割りと小さい「プライド」と「意地」。
育てていた普通の「アオトオガラシ」が、「全然辛くない!」と文句を言われ、
それが面白くなくて、「種屋」で売っていた、
「一番辛いとんがらし」の種を手にしたのが、きっかけ。
ただの「負けず嫌い」とも言えなくもないですが。

ここでいきなり「彼の地、ヴェネズエラ」の話ですが、
「彼の地」では、レストラン毎に、「ピカンテ」と呼ばれる、
「辛いソース」のレシピを持っていて、それを競い合っています。
この、オリジナル「ピカンテ」が、当店にも欲しかった。
で、その「友人産、エンジョイ」と偶然に出会ったって事です。
以後、毎年、お願いして作ってもらっています。


こいつを、当店では「酢漬け」にして保存しております。
ま、いわゆる「ピクルス」だね。
漬けるのは、一年に一度か二度、
だから、こうして「緑色」の「エンジョイ」を見られるのは、珍しい事です。

これを「手袋」を装備して漬け込みます。
もし「素手」でなんて触ったら、もう大変。
「目」なんて触った日にゃ、「目」が潰れます。
使った「まな板」「ナイフ」も、厳重に洗わないと、
その後の料理は、全て「激辛」になってしまいます。

この「ピクルス」を一年以上「寝かして」後、
「フードプロセッサー」等で粉砕して使っています。
経年による「熟成」は、いくらかは有る様で、
「辛さ」の角が、丸くなる様に思えます。

見た目「柚子コショウ」に似てもいますが、
「柚子コショウ」は「とんがらし」を「塩蔵」後、加工される様で、
しょっぱいのが「玉に瑕」なんですが、
当店の「カラカラソース」は「塩」を使っていない分、とってもヘルシー。
分量が過ぎても塩分過多にはなりません。
酒の当てに、ソースを入れたビンを「カラ」にして行くお客様もおります。

この「カラカラソース」は、「洋食系」に限らずけっこう万能で、
なんに合わせてもいけます。
「しょう油」と合わせて「刺身」、「豚汁」に入れるのも良い。
「うどん」「そば」もいけます。

ご存知のお客様も多いでしょう。
今後共、よろしくお願いします。

newport宮木英貴



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