「賄い」の「写真」を撮るのを忘れた。
それも気がついたのは、半分近くたいらげた後。
ん……………。
そんなこって、今回は、当店の「ウラ」人気メニュー、
通称「カラカラソース」の材料、「エンジョイ」をご紹介。
この「エンジョイ」は、小樽産。
とんでもなく、凄ーく辛い、肉厚の「とんがらし」の一品種。
「ハラペーニョ」だの「ハバネロ」なんてヤツの、お仲間。
この頃、ちまたで騒がしい「地元の食材」とも言えます。
もっとも、原産が小樽で有るわけがなく、
農家の方々の「努力」と「技術」と「経験」で、ここ「小樽」で育てた物。
そんな事言ったら、「トマト」なんてのも「小樽原産」なんて事もないので、
「小樽産食材」と胸を張っても良いでしょう。
この「エンジョイ」と呼ばれる「とんがらし」、
先日他界した、友人「T口君」の農園で育てられている。合掌。
そこで「育てる」事になったのは、割りと小さい「プライド」と「意地」。
育てていた普通の「アオトオガラシ」が、「全然辛くない!」と文句を言われ、
それが面白くなくて、「種屋」で売っていた、
「一番辛いとんがらし」の種を手にしたのが、きっかけ。
ただの「負けず嫌い」とも言えなくもないですが。
ここでいきなり「彼の地、ヴェネズエラ」の話ですが、
「彼の地」では、レストラン毎に、「ピカンテ」と呼ばれる、
「辛いソース」のレシピを持っていて、それを競い合っています。
この、オリジナル「ピカンテ」が、当店にも欲しかった。
で、その「友人産、エンジョイ」と偶然に出会ったって事です。
以後、毎年、お願いして作ってもらっています。
こいつを、当店では「酢漬け」にして保存しております。
ま、いわゆる「ピクルス」だね。
漬けるのは、一年に一度か二度、
だから、こうして「緑色」の「エンジョイ」を見られるのは、珍しい事です。
これを「手袋」を装備して漬け込みます。
もし「素手」でなんて触ったら、もう大変。
「目」なんて触った日にゃ、「目」が潰れます。
使った「まな板」「ナイフ」も、厳重に洗わないと、
その後の料理は、全て「激辛」になってしまいます。
この「ピクルス」を一年以上「寝かして」後、
「フードプロセッサー」等で粉砕して使っています。
経年による「熟成」は、いくらかは有る様で、
「辛さ」の角が、丸くなる様に思えます。
見た目「柚子コショウ」に似てもいますが、
「柚子コショウ」は「とんがらし」を「塩蔵」後、加工される様で、
しょっぱいのが「玉に瑕」なんですが、
当店の「カラカラソース」は「塩」を使っていない分、とってもヘルシー。
分量が過ぎても塩分過多にはなりません。
酒の当てに、ソースを入れたビンを「カラ」にして行くお客様もおります。
この「カラカラソース」は、「洋食系」に限らずけっこう万能で、
なんに合わせてもいけます。
「しょう油」と合わせて「刺身」、「豚汁」に入れるのも良い。
「うどん」「そば」もいけます。
ご存知のお客様も多いでしょう。
今後共、よろしくお願いします。
newport宮木英貴
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