2011年12月31日土曜日

12/30金曜 カレー


「賄い」は「何かっちゃあ」カレー。
当店、洋食屋。洋食屋には「カレー」の材料が溢れている。

何かソースの余りと、野菜の切れっ端、肉の切れっ端が有りゃあ、
「カレー」の一丁上がり。
後は「辛い」「甘い」「塩っ気」「固さ」「旨味」適当にカスタマイズすれば良い。

「辛い」
カレー粉、とんがらし、こしょう、山椒、etc.
「甘い」
ウスターソース、ケチャップ、チャツネ、その他のジャム等、
やばくなりかけの果物、野菜、etc.
「塩っ気」
しょうゆ、魚醤系、塩、etc.
「固さ」
小麦粉、でんぷん、野菜のペースト、果物、etc.
「旨味」
肉、魚、オイスターソース、ブイヨン、家庭なら固形スープの素、etc.

まあ、役割は、それぞれが複雑に絡み合うので、一概には言えないけど。

洋食屋さんの、たいがいはカレーは得意技だろうし、
巷にも「カレー自慢」の御仁は溢れている。

「カレー」は、思うに「足し算」の料理。
分量さえ気を付けりゃあ、何を足しても味になるし。

「引き算」とか「微分積分」じゃあない。


2011年12月30日金曜日

12/29木曜 「豆苗」入り焼きそば


竹輪をもらった。
島根の物で、「アゴ=飛び魚」が材料だそうだ。
そのまま食べて、「いいね!」だったんだけど、
「さーて、なに作ろうか?」で「焼きそば」になった。

全く意味不明で、なんの関連性もないけど「賄い」ってそんなところ。
竹輪は魚だし「ナンプラー」なんかを使って、
「ナンプラー」の焦げて、いい感じの匂いがイメージに湧いたのかも。
実際には、ウスターソースを何の考えもなしに、先に投入してしまったから、
「ナンプラー」入れても、あとの祭り。効きゃあしない。
「思い」は残す所となった。

所で、いわゆる「青み」に、「豆苗」を入れた。
ここ何年か、スーパーで「カイワレ」の親玉みたいなカッコで売っている。
「さやえんどう」の芽の水耕栽培だと思う。

中華で、「さやえんどう」の身だけじゃ無くて、
「さやえんどう」のツルの柔らかい先の所や、葉っぱを、炒めて使ったりする。
多分、それと同じ発想。
スーパーの「豆苗」は水耕栽培の分あまり香りはしないが、炒めたりすると美味い。

かの地「ヴェネズエラ」で良く食った。
習慣、価値観の違う所で仕入れた感覚、物供は、自分の中では大きい。



2011年12月29日木曜日

12/28水曜 Sopa a la Vanezolana(ヴェネズエラ風スープ)


かつて在した「ヴェネズエラ」と言う国では、「スープ」をよく食う。

基本、働きたく無い民族性、つまり「ずぼら」なんで、
でかい鍋で一回に大量に作れて、ただ煮込みゃあいい「スープ」は打って付け。
その上貧乏人にとっては、
「水分」である「スープ」は、一時的にも腹が膨れて、経済的にもOKって事。

国民の90%からが貧乏人であるかの国では、
「スープ」は良く食うイメージになるのは当たり前。

材料は「魚の頭」「動物の内臓」「まるごとの鶏のぶつ切り」
これが貧乏人パターン。
「魚の身」「動物の肉」「皮を剥いだ鳥の胸肉」
これが金持ちパターン。
これに、ありとあらゆる「芋類」「根菜」が、4~5種類は少なくとも入って、
ネギ類、コーンなんかがはいる。
で、味の「キモ」は「シラントロ」と「ニンニク」。

さて、「シラントロ」。
アジアでは「香菜(シャンツァイ、パクチー)」、英語で「コリアンダー」なんて言う。
アジア各地の料理に乗っかている、人によっては「臭い!」と表現する「あれ」。
まあ、かの地でも山の様に食う。

「あれ」は、かの地に着いた途端「はまった」。病みつき。
スーパーに行くと、日本の「ほうれん草」みたいな大束で売っている。
ちなみに、「バジル」「ミント」も同じく大束。

だいたいにおいて、暑い国。
現在ではかなり改善されているとは言え、冷蔵庫もいい加減な時代からの流れで、
「魚」「肉」ともに、日本人的には臭い。
で、その「匂い」をなんとかするため、
「ニンニク」そして「シラントロ」は大活躍する事になる。

まあ、物にもよっては、ちょいと臭い位の材料じゃなきゃ「この味は出ない。」
なんて思う、美味しい「スープ」もあるから、「発酵」の力は大したもの。
実際、「こりゃイかれたエビの味だ!」なんてことは何度もあった。
この香りが、結構スープの中で、いいかんじに漂っていたりする。

これに関しては「三平のシャケは臭い位じゃないと……。」
「ホッケはハンカクサイ位が……。」
なんて言う御仁も、この国には点在しているから、あまり大きな事は言えない。

先日、メニューに「小樽近海の魚介」を使った、このスープを作った。
味は「塩、こしょう」のみ。
「ニンニク」「シラントロ」を山にいれたのは言うまでもない。

で、その残りに、その辺の野菜クズを放り込んだのが、今日の「賄い」
「ライム」を絞って、辛いソースをガバッと入れて食う。美味いんだなこれが。


ちなみに「シラントロ」の入手には大苦労がある。
今回の「シラントロ」、夏のうちに作ってもらったやつを冷凍保存しておいたもの。
もう、ほとんど無い。自分で作ってみるかい。


2011年12月28日水曜日

12/27火曜 宮木家の雑煮、変じて「そば」


正月も近いし、頭の中に「雑煮」が浮かんでは消え....。

で、「ただ単に、食いたくなったから。」ってぇ理由だけなんだけど、
フライング気味の「雑煮」。

どうも、あのスーパーで売っている「袋モチ」が嫌だ。
焼けば、焦げるはるか前に「風船」のごとく膨らんで、
しぼむと、散々伸びた皮しか残っていない。
だいたい、汁物に放り込むだけで柔らかくなるなんて茶番だ。
「柔らかい」んじゃなくて、「溶け」るイメージ。
ちょいと放っておけば、糊になる。

角が「カリッ」と焦げて、汁の中で屈する事なく形を保ち続け、
そして「カビ」さえ生える、あの威風堂々とした「モチ」はどこに行った。
子供の頃、ストーブの上でヒックリ返していたもんだ。

力んでいたら、嫁に「モチ屋で買え!」と言われた。
全く「モチはモチ屋」。当たり前。

そんなこんながあって、今年何件か「モチ屋」をあたり、
「これッ!」て言う「モチ屋」を発見、以後ファンになっております。

流石は歴史のある「小樽」、
その「モチ」は、子供の頃のイメージと変わらない「モチ」。
欠点は、今時昔ながらの物は、変えない分だけ「値が張る」。しょうがない。

勇んで、その「のしモチ」を買いにいったら、売り切れ。
あるのは1~2個の「お供え」のみ。
そりゃ~そうだ、「モチ屋」はこの時期が掻き入れ時、店のシャッターさえ開いていない。

「スーパーのモチ」は食う気はしないし、食いたい「モチ」は手に入らない。
変に慣習を重んじる自分としては、「お供え」買って、
「鏡開き」の意味が解っているわけじゃないけど、今から「鏡開き」はできないし。

調子に乗って高い所に登ってみたけど、「はしご」を蹴り倒された気分。
泣く泣く「そば」に変更となりました。

ちなみに当家に「雑煮」は、「鶏出汁」「ごぼう」を中心に
「人参」「高野豆腐」「山菜」etc.が入り、「ツト」「ネギ」「海苔」をトッピング。
嫁の実家は、ガラッと変わって、「スルメ出汁」「ごぼう」が中心で、
「里芋」「芋がら」「大根」etc.に、「セリ」をトッピング。

そうそう色々食べて言っているんじゃないけど、
「雑煮」程、家庭毎千差万別の物はないんじゃないかな?
だって、当家と嫁の実家でさえ、これだけ違う。

毎年、元旦に嫁の実家の「雑煮」を食べ、
気が向いた時、当家の「雑煮」を自分で作って食う。

この自分で作れるってのがミソで、料理を作る事ができる幸せ。



2011年12月27日火曜日

12/25日曜  牡蠣味チャーハン


「牡蠣のリゾット」を仕込んだ。
当店名物、「米」じゃ無くて「麦」のリゾット。
様するに「牡蠣味の炊き込み麦ご飯」。もっとも「麦」100%だけど。

これが「麦」なものだから、「パラッ」としてる。
「こりゃ、チャーハンでいけるかも!?」と閃いて
そんなこんな、で、「牡蠣のチャーハン」となった。

味に、「牡蠣」なだけに「オイスターソース」を使った。
何せ「濃い味」のソース。
全てが「オイスターソース」に支配されてしまって、「オイスターソース」の味しかしない。
美味いけど、失敗。

ところで、
先日「厚岸産、殻付きの牡蠣」、当然生きているやつを入手。
こいつを、ただ金網に乗っけて、ガス火で直に焼いてやった。
殻は当然、固くしまっているから、何の手出しもできない。
ただ、ただ、焼いただけ。

美味い!の何の!
牡蠣は「焼き牡蠣に限る!」と絶叫。
牡蠣そのものが持つ「味」と、海の塩味のみ。

「シンプル」の極み。
だいたいにおいて、何もしない方が、材料は生きる。料理は美味い。
料理人、出る幕無し。


2011年12月25日日曜日

12/24土曜 アサリ風味のパスタ

「貝」の出汁は美味い。

「アサリのワイン蒸し」やら、「酒蒸し」やらは、
下手すると「身」より、出た汁の方が美味い。

たまに店で出すと「身」だけ食べて、汁残して帰られるお客様がある。
これが、「通」ぶったウルサガタだったりすると、
「がっかり」と言うか「笑っちゃう」。

「なんだ、こいつ美味い物、知らないんだ。」てな事になる。

自分の事を棚に上げて言うのも、何だけど、
「食い物」を作るのはセンスが必要だとは思う。
けど、美味い物を食うにも、センスは必要だと思うよ。

美味い物を感じる「アンテナ」。
美味い物を「どう食う」か。
美味い物を「いつ食う」か。
何が美味いのか。
そんなこんな、………。
全部ひっくるめて「センス」。まあ、人それぞれだろうけど。

で、この度の「賄い」。
「アサリのしょうゆ漬け」ってのをパーティー様に時たま作る。
で、その残り汁が、「賄い」になる。
これがめちゃくちゃ美味い!

12/23金曜 煮込みカレーうどん

こりゃあ大失敗した。
安物の「茹でた玉うどん」を煮込んだら、デロデロになっちまった。

麺はブチブチに切れちまうし、「コシ」は抜けちまうし。
フニャフニャの「うどん」は食えた物じゃねーな!

煮込んだ「カレーうどん」が美味そうなイメージがあったんだ。
きっと美味いんだろうけど、今回は失敗。
次回に期待。



2011年12月23日金曜日

12/22木曜 ミートソースの蝶々パスタ


「やっつけ賄い」、つまり「あるもので、手早く、何か賄い」の
真骨頂、当店では「ミートソース」。

自分で蒔いたイベント事もあるとは言え、流石に暮。
普段以上にバタバタしてる。
そんな時は「あー!もう、ミートソース!」になる。
ま、じゃなけりゃ、そこらで弁当買うか、カップ麺。

どうして「ミートソース」っかって言えば、
「ミートソース」は大量の、瓶詰めのストックがある。

ソース等は冷凍にしたら、冷凍庫はあっという間に、
イッパイイッパイになっちゃう。けど、「瓶詰め」は常温でOK。
段ボール箱に入れてそこらに積んでおけるし、物にもよるが一年位は楽に保つ。
欲を言えば、瓶が「円柱形」ではなく「四角柱」ならもっと効率よく保存ができるのに。

何か「ソース等」を仕込む時、なるだけ大量に仕込む。
その方が、光熱費、スペース、仕入れ的にも効率が良いし、味も均一にできる。
「味が均一」は、私にとって一番の苦手科目だから、その点でも効率が良いって事。

ホームセンター行きゃ、約1ℓの瓶が100円も出さないで買えるし、
瓶が縦に入る、大きな鍋さえあれば、思う以上に簡単。
問題点は、時間が「瓶詰め」だけで、1時間半はかかるのと、ガス代がかかる事。

ま、その問題点も、「ストックがそれなりの量がある安心感」と引き換えでチャラ。
下手すりゃ、一種類のソースが半年に一度の仕込みで済んじゃう。

じゃあ、「瓶詰め」は具体的にどうすれば良いのか。
は、「方法」「考え方」は、Googleによると色々ある様なので、
「調べて」、「試して」見る事をお勧め。



12/21水曜 ポークソテー、スペアリブ

そもそも生野菜が好き。
「キャベツの千切り」なんざぁ、相当好き。
とんかつ屋じゃ、二度はお代わりしなきゃ気が済まない。
その「お代わり」の量が昨今、盛りが少なった話は、別の機会に取っておくとして、
「キャベツの千切り」つまり「キャベ千」の話。

先日、嬉々として「賄い」で「キャベ千」のかぶりついた途端、
来客があり、思い半ばで席を立った事があった。
で、本日、敗者復活戦。
思いを完結させるために、今日、また、「キャベ千」に向かった。

ま、結果から言えば、この度は、無事「思い」を遂げる事ができた。ありがとう。

「キャベ千」を食べる時は、必ず「何か肉料理」にする。
「トンカツ」「豚のショウガ焼き」「ポークチャップ」「ポークソテー」etc.
ちなみに、全部豚肉料理なのは、育ちがそうだから。
「ご馳走」と言ったら、「肉」と言ったら、昔から「豚」だから。
「ご馳走」感がある方が、何か気持ちが弾むじゃない?

まあ、ここで言いたいのは、「豚」=「ご馳走」じゃ無くて、
「キャベ千」のアテに、肉を用意すると言う事。
で、「肉」で「キャベ千」を山の様に食べる。
本当、もう普通サイズのキャベツなら半分位は、一回でいく。
「肉」の味だけで、
あまりドレッシングやらマヨネーズやらウスターソースやらは無しで、
ガツガツ食う。

で、「飯」は本の少し、味噌汁は普通の量。
が、この度異変が起きた。「飯」も「味噌汁」も食えなくなった。

「キャベ千」を一生懸命、咀嚼した結果、
満腹中枢が刺激されて、脳みそが「俺は満腹だ!」と、「胃」に指令を出した様だ。
まだ、食事半ばにして、全く食えなくなってしまった。

「キャベツ」をバリバリ食うのは、ダイエットに効く事を身をもって立証した。
マジで、ダイエットに挑戦かな?

ちなみに、2~3時間後、仕事最中、急に腹が減り出したのは言うまでもない。
結局、つまみ食いするんだから、意味ないかも。




2011年12月21日水曜日

12/20火曜 餃子カレー

30数年前、小樽にも「餃子のみよしの」があって、
メニューの中に「餃子カレー」があった。

例によって、飯に何か乗っているのが嫌いな俺は、
「カレー」だけなら許せる物の、「餃子」も、となると俄然、嫌悪感が湧いてきて
当然「餃子カレー」は、食す範疇にはなかった。

だって、カレー味の餃子だよ!
「餃子」は「しょう油」「酢」「ラー油」とかつては決まっていた。

今となっては、俺の脳みそは「グニュグニュ」の「スカスカ」だから。
結構、何でもOK。
許容範囲が広がったと言うよりも、物を「忘れた」「考えたくない」の方が大きい。

で、「餃子」を「カレー」に乗せてみた。
嫁は「ねっ、美味しいでしょ?」と言うが、
俺は、もし許されるなら、旧態依然の「しょう油」「酢」「ラー油」が良いなぁ。



2011年12月17日土曜日

12/16金曜 豚ロースの生姜焼き

肉に噛み付いて、「キャベ千」を頬張って、
ゆっくり食事を楽しみたかったんだ。
まだ開店まで、そう飯を食う時間はタップリあるはずだった。

そこにシャッター上げてまで、ネジ込んで来たお客様。
「何だ!開店前か!?」
「............。」

まあ、そんな時もある。


2011年12月16日金曜日

12/15木曜 ハヤシライス

先日の
Pernil de cochino al horno
「ベネズエラ風、骨付き豚モモのロースト」
の、残りソースが「賄い」に。

完食したし、誰にお裾分けもできないけど、
「これが不味かったら、何が美味いの?」って位美味かった。
たまに、そんな食い物もある。


ところで、言い訳。

ここの所、流石に年末で、バタバタバタバタバタバタ。
それでも、「賄い」はそれなりに創意工夫はしている。
それぞれ、言いたい事もあるのだが、
言いたい事言っている、
つまり、文章作っている時間と余裕が無い。

この一週間の中でも、
例えば「しょうがトマトのパスタ」は、将来性抜群。
今後、研鑽の余地あり。最終的には売り物にも出来そう。

とりあえず、言い訳と言う事で……。

12/11の
Pernil de cochino al horno
「ベネズエラ風、骨付き豚モモのロースト」



12/14水曜 今シーズン初の生わかめ入り味噌汁


12/14水曜 あさり風味の和風パスタ


12/13火曜 助たちのショウガトマトパスタ


12/11日曜 ちょい早いクリスマスパーティー

Pernil de cochino al horno
「ベネズエラ風、骨付き豚モモのロースト」

先日、当店で極内輪で「ちょい早いクリスマスパーティー」を開催。
以前から、一度はやってみたかった料理に挑戦した。

かつてベネズエラ在の時分、何度かクリスマス料理として
あちらこちらで、ご馳走になったたのがこれ。

これが、家庭料理なんだ。食習慣が違うんだ。
まー、道具もあるってこった。


彼の地では、クリスマスが日本の正月と同じ様子。
家族が、万難を排してクリスマスだけは、一同に集まる。

遠来の息子と、少しでも長く顔を合わせているために、
ママは、長く保存できて、一度に大量に出来る料理を用意する訳だ。

つまりは、日本の「おせち」がそもそも保存食であるのと一緒。

当然の事ながら、クリスマス料理は数々あるが、
この「Pernil de cochino al horno=
ベネズエラ風、骨付き豚モモのロースト」もその一つ。

なにせ、見た目の迫力は満点。量的にも一本で20~30人前はいける。
下味を十分につけて、長時間加熱するため、保存性も言うまでもない。

一度やってみたかったんだ。


骨付き豚モモ10kgを手に入れた。
こいつを、5日前から、
「塩、こしょう」「赤ワイン」「蜂蜜」etc.で下味をつけといた。

「さて、どれだけ時間がかかるか?」
その事こそ、調理前、考えられる問題点で最大の事。
普段「ローストポーク」を焼くときから考えて、
最悪の場合、1kgにつき1時間と計算。
お客様に提供するタイムリミット「19:00」完成の為に、
「8:30」にオーブンに入った。

結果、6時間かかった。
何はともあれ、初めてやる事だし、
出来上がるまではヒヤヒヤ。
ま、十分上手くいったし、美味かった。

よかった!

また、やりたいね。




2011年12月11日日曜日

12/10土曜 鶏の三升漬け丼、ねろねろねろねろ汁

何が凄いって、今日の味噌汁。
「ねろねろねろねろ汁」

以前話題にした「エノキ茸のデロデロ」を出汁に、
「なめこ」「納豆」「メカブ」
長ネギを散らしたくらいで、ねろねろねろねろねろねろねろねろ。

結構美味かった。
これで粘り強い人間になったはずだ。


鶏の三升漬け丼

ねろねろねろねろ汁


2011年12月10日土曜日

12/9金曜 やたら「具」の多い、味噌煮込みうどん

やたら「具」の多い、味噌煮込みうどん
あれ入れて、これ入れて、この切れっ端を入れて、あれ残ってたし……。

うかうかしていると、永遠に、何かが加え続けられる。
結局、とんでもなく「具」が多くなる。

その上、スーパーの「茹でうどんの玉」一つが、
結構切ない量に見えてしまう、今日この頃。

超大盛りな一品でありました。


2011年12月9日金曜日

12/8木曜 カレー、フライいろいろ乗っけ


前日の反撃に出ました。カレーです。

当初、
イメージでは、分厚い豚ロースの「カツ」を乗せるつもりでした。
が、
スーパーの揚げ物コーナーの前では、「いざ」となると決心もゆらぎ、
「サーモンフライ」と「イカフライ」は半分、「串カツ」が一本、
てな事になってしまいました。

だいたい「サーモンフライ」と「イカフライ」が美味そうに見えたのが間違え。

反撃ため、
初心は「こってりカレー」のつもりではありましたが、
情けない事に、この様に「それ程こってりでもないカレー」になってしまいました。

しかるにだ!
1〜2時間後、酸っぱいゲップが軽く立ち上がった。
あーあ、「胸焼け」であります。

ますますの「情けなさ」に、
暗澹たる思いです。


2011年12月8日木曜日

12/7水曜 マグロ納豆丼


「賄い」は、休日じゃ無い限り、だいたい前日に用意してしまう。
で、考えるわけだ。
「何食いたい?」「何ある?」「何余ってる?」「何食わなきゃなんない?」

それら要素が、時に単純に、時に複雑に絡み合って「賄い」は決められる。

で「何食いたい?」と思った時、「何かあっさりした物」が頭の中でヒットした。
子供の頃、母親達が何かにつけて言う「何かあっさりした物」、
を聞くたび「何言いやがるクソババ共、肉だろ!肉!」と、内心思っていたのにである。

何か、油っ気が無い物が食いたかった。なんか「歳」だ。
自分で、微妙にがっかりした。


「冷凍物じゃ無い、本マグロの赤身~中とろの間位の所」と「ひきわり納豆」が
偶然に、別々の所から頂いて、それらが合体。
先日某所で見つけた「マツモ」を味噌汁にしたててね…………。

かくして、「あっさりした賄い」は口に入った。
ま、思いは成就。実に結構なお点前でありました。

ちなみに今日は反撃に、「カレー」に「カツ」でも乗っけて食ってやとうと思っている。


2011年12月7日水曜日

12/6火曜 見た目豪勢なインスタントラーメン

まあ、やっつけの「ナニ」ですから。これと言って何も……。

「インスタントラーメンは腹が減る。」事は実証されましたが。


2011年12月6日火曜日

12/4日曜 ドライカレー

ドライカレーは日本のカレーライスのバリエーションのひとつ。次の3つがドライカレーと呼ばれている。 

1、挽肉とみじん切りにした野菜を炒め、カレー粉で風味をつけ、スープストックなどを入れて煮詰め、平皿に盛った白飯に載せた料理。インド料理のキーマカレーに似ているが、汁気はずっと少ない(挽肉タイプ)。
2、カレー風味の炒飯であり、家庭で簡単に作れる「ドライカレーの素」や冷凍食品が各社から発売されている(炒飯タイプ)。「カレーチャーハン」とも呼ばれる。
3、生の米と具材を一緒に炒め、炊き上げたもの(ピラフタイプ)。

全く「Wikipedia」は面白い。 
こんな文章を大真面目に書いている人がいる。 
「好き嫌い」を言えば、そんな人は「大好き」だけど。 

この度の「ドライカレー」は2番目のタイプ。 
3番目の「ピラフ」タイプも面白そう。 

今、思いついたけど、1番目の亜流で 
「混ぜご飯」タイプも行けそうだ。 
ま、ただ「挽き肉ソース」を、混ぜ込んじゃうだけだけど。 

そう言や、普通のカレーも、 
グチャグチャに混ぜて食べるのも良いよね。


2011年12月4日日曜日

12/3土曜 美味し過ぎるそば

「生かす!きのこパワー 13倍UP激うま健康ワザ」

「NHK」に「ためしてガッテン」って番組があるのをご存知?
これは某日放送分のタイトル。下はそのwebページ、ぜひご覧あれ。

で、その中の「粉々ドロドロ、えのき茸」を試してみた事は、以前にも話題にした。
それ、本当に美味い。お試しする事をお勧め。

で、そいつを、ちょい味がする程度に「賄い」の蕎麦に入れてみた。
こりゃあ美味い、美味すぎる。


食材にはそれぞれに「美味さ」「味」がある。
例えばこの度の「賄い」の「そば」には、
当方の野菜食いの趣味を満たすために、大量の「具」が入っている。
「鶏」「ゴボウ」「人参」「ワラビ」「椎茸」「舞茸」「昆布」「高野豆腐」等。
そのそれぞれの「味」が折り重なって、「そばの汁」はスンごく美味い。

「スンごく美味い」のに、先の「粉々ドロドロ、えのき茸」も入れた。
だから「美味すぎる」事になる。
でも、これはまだ「自然の物」の重なり合い。まだ、柔らかさがある。

これが、例えば某雑誌掲載の鍋料理のレシピに、
「本だし」入れた出汁に昆布を沈め、
それじゃ無くても旨味の多い「肉」「魚」を似て、
多分「旨味成分」いっぱいの「ポン酢」をかけて食う。
と言うレシピが載っていた。

「本だし」も「ポン酢」も天然の物から「エキス」を抽出してるんだろうけど、
「工業的」「化学的」に抽出してるはず。
基本、その味は「きつい」。

かくして、巷の「濃過ぎ味」は蔓延して行く。



2011年12月3日土曜日

12/2金曜 アスパラとベーコンのパスタ

またも「ありあわせの物パスタ」、それも2日連続。
その内一日は、二日酔いで思考力ゼロであった事も理由の一つ。

どんな食材でも、
「パスタ」、と言う枠の中で形にする自信はある。
そう言う事では、「ありあわせの物パスタ」はある意味、楽な事。
だから、考えたくない時は「賄い」は「パスタ」になる事が多い。

かつて、
「どんな物でも使ってやる。」「使ってみせる。」事が、
料理を作る姿勢の、目標であった事を思い出した。

もう20年以上も前の事である。

今はなるだけ材料をいじらない。
「そのもの」を食べて頂く事が目標。

というか、仕事をしてても感じさせないのが「かっこいいかな?」と思っている。

この度の賄いとは、何の関係もない事だけど。


12/1木曜 鹿スジの煮込みの和風パスタ