2011年12月28日水曜日

12/27火曜 宮木家の雑煮、変じて「そば」


正月も近いし、頭の中に「雑煮」が浮かんでは消え....。

で、「ただ単に、食いたくなったから。」ってぇ理由だけなんだけど、
フライング気味の「雑煮」。

どうも、あのスーパーで売っている「袋モチ」が嫌だ。
焼けば、焦げるはるか前に「風船」のごとく膨らんで、
しぼむと、散々伸びた皮しか残っていない。
だいたい、汁物に放り込むだけで柔らかくなるなんて茶番だ。
「柔らかい」んじゃなくて、「溶け」るイメージ。
ちょいと放っておけば、糊になる。

角が「カリッ」と焦げて、汁の中で屈する事なく形を保ち続け、
そして「カビ」さえ生える、あの威風堂々とした「モチ」はどこに行った。
子供の頃、ストーブの上でヒックリ返していたもんだ。

力んでいたら、嫁に「モチ屋で買え!」と言われた。
全く「モチはモチ屋」。当たり前。

そんなこんながあって、今年何件か「モチ屋」をあたり、
「これッ!」て言う「モチ屋」を発見、以後ファンになっております。

流石は歴史のある「小樽」、
その「モチ」は、子供の頃のイメージと変わらない「モチ」。
欠点は、今時昔ながらの物は、変えない分だけ「値が張る」。しょうがない。

勇んで、その「のしモチ」を買いにいったら、売り切れ。
あるのは1~2個の「お供え」のみ。
そりゃ~そうだ、「モチ屋」はこの時期が掻き入れ時、店のシャッターさえ開いていない。

「スーパーのモチ」は食う気はしないし、食いたい「モチ」は手に入らない。
変に慣習を重んじる自分としては、「お供え」買って、
「鏡開き」の意味が解っているわけじゃないけど、今から「鏡開き」はできないし。

調子に乗って高い所に登ってみたけど、「はしご」を蹴り倒された気分。
泣く泣く「そば」に変更となりました。

ちなみに当家に「雑煮」は、「鶏出汁」「ごぼう」を中心に
「人参」「高野豆腐」「山菜」etc.が入り、「ツト」「ネギ」「海苔」をトッピング。
嫁の実家は、ガラッと変わって、「スルメ出汁」「ごぼう」が中心で、
「里芋」「芋がら」「大根」etc.に、「セリ」をトッピング。

そうそう色々食べて言っているんじゃないけど、
「雑煮」程、家庭毎千差万別の物はないんじゃないかな?
だって、当家と嫁の実家でさえ、これだけ違う。

毎年、元旦に嫁の実家の「雑煮」を食べ、
気が向いた時、当家の「雑煮」を自分で作って食う。

この自分で作れるってのがミソで、料理を作る事ができる幸せ。



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