歳が片手で言える程の頃、「甘い物」が嫌いなイヤなガキだった。
だから、「卵焼き」は食えなかった。
だから、「卵焼き」の延長の味がする「オムレツ」なんざダメ。
その上、甘い「ケチャップご飯」が入っている、
「オムライス」なんぞ、食うワケない。
そんな頃、そうなんだから、それは習慣になってしまっていた。
それ以降、「オムライス」が、少なくとも、
あたしの前に置かれることはなかった。
「オムライス」が「食い物」として再認知されたのは、
いい加減な歳になって、「コック」として働き始めた頃、
「人」として「許容範囲」が増え、かつ「必要」に迫られ、
何でも食わなきゃ「ヤバイ」と思い始めた頃だ。
「独立」「一人暮らし」は「人」を育てる。
「ワガママ」言ってちゃ、「食い物」があたらない。
「仕事」もあたらない。
閑話休題
チョイの気まぐれで、「オムライス」にしたが、
食いながら「ハタ」と気付いた。
「未だオムライスを工夫しようなんて気がおきない。」
「鶏」「玉ねぎ」等を炒め「ケチャップご飯」にして、「薄焼き卵」でくるむ。
それ以上、以外に「オムライス」を「作る」、「楽しむ」なんて発想がない。
巷には「オムライス屋」なんてのがある位。
「ソース」が、「デミグラス」だったり「ベシャメル」だったり、
はたまた、「ケチャップ」ぢゃなくて「本格トマトソース」だったり。
中が「ドライカレー」で、「カレー」がかかってたり。
「卵焼き」が「トロトロ」だったり。
「なんかご飯」を「卵焼き」でくるんで、「なんかソース」をかける。
それで良いなら、どうとでもなる。
んーー。
こうしちゃいられない。
newport宮木英貴
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