2014年3月26日水曜日

3/25火曜 鶏出汁たまりしょうゆラーメン

一言「しょう油」たって、その「奥」は広大過ぎる。
「種類」「歴史」「材料」……………。
そんな「しょう油」を、我が「小文」「駄文」なんぞで語るなんざ、
全く「失礼」この上無い。

しかしだ、最近「たまりしょう油」にはまっている事実、
この事をチョイとでも書かぬ訳には行かぬ。

通常「しょう油」と言えば、ここ北海道では「濃口しょう油」の事。
これは「大豆」「小麦」半々に「塩」が材料、
基本「発酵、熟成」させる程に「色は濃く」「香り豊か」になるそうな。
「カリっ」としょう油の効いた「蕎麦つゆ」には向くが、
「はんなり昆布出汁」の「うどんつゆ」にはチョイと…。

ちなみに、西の雄「薄口しょう油」材料は「濃口」同様。
しかし、料理材料本来の「風味」「色」を活かすために、
「色」「香り」を抑えるよう作られている。
そのため「塩分」を増やして「発酵、熟成」を遅らせたり、
その時間自体を短くしたりする。
「うどんつゆ」にはOKだが、「ほうれん草のおひたし」にかけてはチョイと…。

んで「たまりしょう油」、「大豆」と「塩」だけが基本。
塩分は「濃口」におなじだが、トロリ濃厚、色も濃く、香りは重い。
「大豆タンパク」の旨味成分がたっぷりで「甘味」さえ感じる。
「刺身」に使う土地もあるらしいし、
調理するといい塩梅の色になるんで「煎餅」「佃煮」なんぞにも使う。

まあ能書きはこの位にしておくが、
最近たまたま買った、ワゴンセールの「たまりしょう油」で目覚めた。
そもそも「濃口しょう油の味、香り」は好きだが、
「たまりしょう油のそれ」は、より「パワフル」にしたイメージ。
料理に使うと「色濃く」仕上るが、
塩分は「濃口」に同じなんで、見た目程ぢゃあない。


かつて和食屋さんで働かせてもらっていた時、

「豚の角煮」とか「まぐろの漬け」なんかに使っていた。
その時ゃなんとも思っちゃいなかったが、
「もっと突っ込んでおきゃあ良かった」と思うは「後の祭り」。

何にせい「新しい」物にぶつかるは良い事なり。
これだから楽しい。

まあ、ラーメンだけじゃあなく「そばのかけつゆ」にも使ってみるさ。



"newport"宮木英貴


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