2014年4月17日木曜日

4/16 水曜 モツ味噌煮込みうどん

「モツ」「内蔵」「筋」「軟骨」とかって何か特別な「響き」がある。
いわゆる「肉」以外の部位って事だが。
何てぇか「野生」とか「雄々しさ」とか、
「特別なとこ食ってるぞ!」的「優越感」てか。

当店でも「豚足」「牛すじ」掃除カスの「鹿のすじ」等の筋系、
とか「白モツ」いわゆる「ホルモン」ってヤツ。
そんなチョイと「マニアック」な部位を「売り物」「賄い」で使う事もある。

料理していて、それらに共通して言える事に、
その物自体に「味」ってか「旨味」が少ないって事。
当然それなりの「香り」「食感」はあるのだが。

「筋」ってのは「肉」と「骨」をつなぐ部位、
運動する程に「強力」に伸び縮みを繰り返すんだろうし、
「ホルモン」つまり「腸」は、
硬い繊維の「草」を吸収〜排泄、
やっぱり「強力」に伸び縮みするんだろうし。
「素人考え」だが「旨味」なんざ止まってる暇は無いのかも。

ちなみにこう言った部位、
当店、大概は「圧力鍋」で「ヤワヤワ」にする。
煮上がって味見をするってぇと驚く程に「旨味」は少ない。
が、「外の味」つまり「煮汁の味」は良く吸うんだこれが。

だから「しょう油」はもちろん「味噌」やら「カレー」やら、
はたまた「野菜味」やら「濃い味」が良く乗るって寸法、
「モツの味噌煮込み」って事になる。

閑話休題

野生の動物も先ずは獲物の「内蔵」を食うそうな。
なんし「そこ」は「雑菌」の宝庫、イかれやすい反面、
「ビタミン、ミネラル」もタップリな事を「野生」も知っている。
アラスカ原住民の方々は獲物を仕留めると、
その場で腹カッさばいて生で「レバー」を頂くと言う。

確かに「落としたてレバー」は豚だって充分に美味く、
良く伺う串焼き屋さんで、
ミュデアムウエルダンな「それの串焼き」はトロける様。
自己責任ながら「刺身も美味い」と店主。
けどなー「豚だし」…。

少々脱線したが、
やっぱ「肉ぢゃないとこ」は特別なイメージが交錯する。

"newport"宮木英貴








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