福島からの野菜の中に「カキ菜」ってのが入っていた。「カキ菜」なんて知らなかったし、初めて見た。
福島で、放射能関係で出荷規制されている野菜に「カキ菜」ってのがあって、「何だろうなぁ?」とは思っていたが、謎が一つ解けた。
Wikiによると、……「カキ菜」は、北関東で栽培される伝統野菜で、「なばな」と同系統。
秋口に播種し、厳冬期を過ぎて春先に収穫するため農薬の使用頻度が少なく、1株から3回ほど収穫でき、高齢化が進む農家にとって比較的身体への負担が少ない特長を持つ。……だそうな。
味、香り共に「菜の花」「菜花」系。
それならだいたいイメージは湧くから、料理のし様もある。で、先日こんな事もあろう、と思って多目に作って冷凍してあった「ベネズエラ風麻婆豆腐」のソースと合わせる事を思いついた。
「カキ菜」と玉ねぎを炒めて、「ベネズエラ風麻婆豆腐のソース」を入れて「餡」にし、別鍋で炒めておいた「焼きそば」にかけて「あんかけ焼きそば」とした。
まー、こんなもんかな?って上がり。
2011年4月10日日曜日
2011年4月9日土曜日
4/8金曜 チキンの三升漬けとニラ炒め丼
「福島の野菜、届いてます。」 -あなたの支援、花園町からでも、
って、活字になると何かてれるね。私もっと「シャレ」に近いイメージだったのに、「マジ」な印象になってまった。つまらん。
なにせ大きな括りで、大雑把に出荷制限したせいで、放射能とは無縁な野菜が、ただの「ゴミ」になってしまっているそうな。
その野菜を「食おう!」「買おう!」と言うのが、このキャンペーンの主旨。
でその野菜、花園町の我々の店で食わすから「おいで!」って事。「食って」くれたお金で、また福島の野菜を「買う」、その野菜また「食って」もらう。
ほーら、我らの「ちっさい」支援策。花園町で震災地への支援ができる。
2011年4月8日金曜日
4/5火曜 ツナとトマトのパスタ
ツナ缶を使ったトマトのパスタ。定番過ぎる位の定番でありましょう。
なので………、ツナ(まぐろ)が浸かっている油は、高品質の「植物性オイル」、例えば「ひまわりオイル」等らしく、捨てるのはもったいないないから、最初ににんにくを色付ける時になんか使うと良い。………位しか能書きの言い様もないかな?
で、パスタの茹で加減の事でも。
例えば乾燥パスタはお湯に投入した時点から、食べて飲み込んで消化されるまで、おそらく水分を吸い続けている。つまり日本語で言うところの「伸びる」事が止まらないと言うこと。だから、どこの時点で食うのが良いかな?を悩む事になる。
当店では「De Cecco(ディチェコ)」の11番を、袋の表示には「9分」とあるところを「7分」で湯から上げて、ソースのフライパンに投入、フライパンでおよそ2分位「モチャモチャ」して皿に盛られ、超高速でお客様の所に運ばれる。トータルで、茹で始めからお客様の口まで、10分前後かな?。
アルデンテであるかどうかは、ただの能書きの問題なので、関知はしないが、「プリプリ」状態でお客様の所には届いているはず。にも関わらず話に夢中で、テーブルの真ん中に飾ったまま、手も着けないお客様を見ると張り倒したくなる。まあ、テーブルに置いた瞬間から、全ての料理はお客様の物で、俺のじゃないから良いんだけどね。
早い話、自分の「好み」の状態を自分で探し出して、その「好み」に近づける努力以外、「好み」の状態でパスタを食すのは無理と言うことになる。これは、しょうがない。
パスタが、水分を吸い続けるのを遅くする方法は無くは無いが、それは次回と言うことで。
2011年4月5日火曜日
4/3日曜 ジンギスカン丼
子供の頃「焼き肉」と「ジンギスカン」は同義語だった。それ以上に、「焼き肉」と言う料理名は知らなかった。知っていたとしても、それは「マンガの中」の世界の事で、「正月、真っ青に晴れ上がった、雪の無い河原の土手で、凧揚げをする。」様な「夢」の中の事だった。高度成長期に育った北海道の子供は、ほぼそうだったんじゃないのかと思う。
後に外食を覚える年になって、「焼き肉」と「ジンギスカン」の意味が分離されたとしても、それは街に「焼き肉屋」さんと「ジンギスカン屋」さんが別に存在するから位の事。いざ「焼き肉屋」さんに行ったところで、メニューにある「カルビ」等は視界のはるか遠くにあり、ほぼ「ホルモン」と並んである「ジンギスカン」にしか目は向かず、「焼き肉」と「ジンギスカン」の同義語状態はそう変わらない。せいぜい「焼き肉」の範疇に「ホルモン」が追加された程度である。
だから、かつては「焼き肉食いてー!」と「ジンギスカン食いてー!」も同義語。当然値段のこともあり、「ジンギスカン食い放題」は良く行った。北海道には「ジンギスカン屋」さんは沢山あるから良い。
東京でも新宿に「食い放題」を見つけて、美味くては無かったけど値段は北海道だったので良く行った。
年に一二度、少しお金が使える様な時に行く、モンゴル料理屋さんも「高円寺」に見つけた。そこで初めて厚切りお肉の「生ラムジンギスカン」を食った。その柔かさに、丸い冷凍の「マトン」しか知らない北海道の田舎者には衝撃が走った。「やっぱマトンが美味いよな!」とか、うそぶいたりもした。
東京で「ジンギスカンの肉(丸いマトン)」を、北海道の1.5倍の値段だけど何時でも売っている所も見つけて、山盛りの「もやし」と安物のホットプレート買って来て、友達呼んで「ジンギスカンパーティー」もした。
かように情熱を傾けた「ジンギスカン」だけれども、最近「あー!食いてー!」と思う事は、めったになくなった。
年なんだろうけど、ちょい寂しい気もする。
後に外食を覚える年になって、「焼き肉」と「ジンギスカン」の意味が分離されたとしても、それは街に「焼き肉屋」さんと「ジンギスカン屋」さんが別に存在するから位の事。いざ「焼き肉屋」さんに行ったところで、メニューにある「カルビ」等は視界のはるか遠くにあり、ほぼ「ホルモン」と並んである「ジンギスカン」にしか目は向かず、「焼き肉」と「ジンギスカン」の同義語状態はそう変わらない。せいぜい「焼き肉」の範疇に「ホルモン」が追加された程度である。
だから、かつては「焼き肉食いてー!」と「ジンギスカン食いてー!」も同義語。当然値段のこともあり、「ジンギスカン食い放題」は良く行った。北海道には「ジンギスカン屋」さんは沢山あるから良い。
東京でも新宿に「食い放題」を見つけて、美味くては無かったけど値段は北海道だったので良く行った。
年に一二度、少しお金が使える様な時に行く、モンゴル料理屋さんも「高円寺」に見つけた。そこで初めて厚切りお肉の「生ラムジンギスカン」を食った。その柔かさに、丸い冷凍の「マトン」しか知らない北海道の田舎者には衝撃が走った。「やっぱマトンが美味いよな!」とか、うそぶいたりもした。
東京で「ジンギスカンの肉(丸いマトン)」を、北海道の1.5倍の値段だけど何時でも売っている所も見つけて、山盛りの「もやし」と安物のホットプレート買って来て、友達呼んで「ジンギスカンパーティー」もした。
かように情熱を傾けた「ジンギスカン」だけれども、最近「あー!食いてー!」と思う事は、めったになくなった。
年なんだろうけど、ちょい寂しい気もする。
2011年4月3日日曜日
4/2土曜 麻婆丼
先週末から今週頭にかけてドタバタで、疲労度が蓄積だけしていたところに、どうやら軽く風邪を引いたらしく、体はまだ良いにしても、気力が湧かない。
早い話、ここの所の「写真だけアップ」の言い訳をしているんだけどね。まだ本調子じゃ無いけど、文章を入れる気力を絞り出している塩梅。
で、「麻婆丼」。
私がベネズエラに滞在中に覚えた味。彼の地にも「中華レストラン」は多く、基本的に現地の材料を使い、中華材料は船便コンテナで運ぶので、「中華レストラン」は基本安い。で良いコックさえ居ればすんごく「美味い」。
彼の地ではまた、イタリア料理はイタリア人、ドイツ料理はドイツ人、アラブ料理はアラブ人が作っている。「中華レストラン」でも当然そうで、私が「麻婆豆腐」に感動した「中華レストラン」はその上、客も中国人ばかり、中国人御用達の店でありました。
あんまり美味くて、その「麻婆豆腐」を出す中華レストランの隣に住んじゃった位。当時、自分の飯は自分で作らずに、そこでいつも食っていた。
味つけの基本は「豆豉(とうち)」と言って、黒豆で作った乾燥させた納豆みたいなヤツ。「アヒ」と言う唐辛子系野菜と「搾菜(ざーさい)」が入って、しこたま「にんにく」と「シラントロ(香菜)」がはいる。
ちなみに発音も「まーぼーとーふー」で通じた。面白いのは同じ店の中でも、作り手が変わると、料理も違ってしまうこと。我々日本人コックが「マエストロ」と呼ぶ老中国人コックのが、一番すごかった。彼に飯を使ってもらうのに、どんだけ銭突っ込んだことか。
早い話、ここの所の「写真だけアップ」の言い訳をしているんだけどね。まだ本調子じゃ無いけど、文章を入れる気力を絞り出している塩梅。
で、「麻婆丼」。
私がベネズエラに滞在中に覚えた味。彼の地にも「中華レストラン」は多く、基本的に現地の材料を使い、中華材料は船便コンテナで運ぶので、「中華レストラン」は基本安い。で良いコックさえ居ればすんごく「美味い」。
彼の地ではまた、イタリア料理はイタリア人、ドイツ料理はドイツ人、アラブ料理はアラブ人が作っている。「中華レストラン」でも当然そうで、私が「麻婆豆腐」に感動した「中華レストラン」はその上、客も中国人ばかり、中国人御用達の店でありました。
あんまり美味くて、その「麻婆豆腐」を出す中華レストランの隣に住んじゃった位。当時、自分の飯は自分で作らずに、そこでいつも食っていた。
味つけの基本は「豆豉(とうち)」と言って、黒豆で作った乾燥させた納豆みたいなヤツ。「アヒ」と言う唐辛子系野菜と「搾菜(ざーさい)」が入って、しこたま「にんにく」と「シラントロ(香菜)」がはいる。
ちなみに発音も「まーぼーとーふー」で通じた。面白いのは同じ店の中でも、作り手が変わると、料理も違ってしまうこと。我々日本人コックが「マエストロ」と呼ぶ老中国人コックのが、一番すごかった。彼に飯を使ってもらうのに、どんだけ銭突っ込んだことか。
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