2013年11月16日土曜日

11/15金曜 「ご飯」アーリオ オーリオ ペペロンチーノ

 「aglio」にんにく、
「olio」オイル、ま「オリーブオイル」かな、
 「peperoncino」とんがらし。

この三つの材料で作るパスタが「 Pasta aglio, olio e peperoncino」。
最低限の材料で作るから「絶望のパスタ」とも言うらしい。
なんせそれだけなんで、作り手の「腕」が物を言う。

ただ「最低限」なだけに、そこらにあるものを放り込むのも自由、
ま「解釈」は人それぞれれぞれって事にもなる。
と、日本人の良くない「クセ」の一つに、物を短縮して言う事がある。
で、このパスタをただ「ペペロンチーノ」と呼んだりもする。
正直、個人的には全く「ケッタくそ悪い」。

「パスタ」を呼び表すに「クリーム(チーズ)系」「トマト系」は、
「クリーム」「トマト」で良いとして、
「塩系」をあらわすに良い言葉がないってか、
「メニュー」に乗っけて「カッコいい」言葉がないのか、
「ナスとベーコンのペペロンチーノ」とか、
「魚介のペペロンチーノ」とか言っちゃったりもする。

ただ、かつて「 Pasta aglio, olio e peperoncino」を、
「こーだ!」と、かっちりと叩き込まれた方なんで、
何やら「違和感」がある。
「 Pasta aglio, olio e peperoncino」は、
「にんにく、オイル、とんがらし」だけで作られるもんだ。
「あさりのペペロンチーノ」は「ボンゴレ・ビアンコだろ!」と、
「料理の名前は付けたモン勝ち」とか言いつつ、ついつい思ってしまう。

さて、
「 Pasta aglio, olio e peperoncino」は材料が材料なだけに、
事前の仕込を全く必要としない分、準備的には「楽」。
その分「制作段階」の緊張感は「半端ない」。

そもそも「調理時間」は短いから、
後から「塩」を足しても、味が尖るだけで効きゃあしない。
「パスタ」を茹でる段階での「塩味」が鍵だ。
「にんにく」の色付き塩梅も「ここ!」ってのがある。
まあまだまだ「鍵」はあるが「企業秘密」。

このパスタの「シンプル極まりない味」を組み立てるには、
「スピード」「バランス」何より「美味いと思える自信」が必要、
実に「 Pasta aglio, olio e peperoncino」はテンションが上がる。
なもんで「あれ入れろ、これ入れろ」と注文が付くと、
「モチベーション」下がりまくり、ま、仕事だけどさ。

で「賄い」。
「漫画ネタ」で恐縮だが、この「 Pasta aglio, olio e peperoncino」を、
「ご飯」でやっつけようって話。
これが美味そうで…

"newport"宮木英貴


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