「豚のしょうが焼き」ってメニュー、
「ランチ」の選択肢にあった場合、チョイス率がすんごく高いそうな。
ま「定食で」って事なんだろうけど。
「豚肉」にしょう油ベースの「甘辛味」、
ちょいヘルシーに「キャベツの千切り」なんざ付いて、
なんたって「安心のお味」。
「食前」の予想の味を裏切る事は、まずあり得ない。
これが大事。
これと反対に「果敢に攻める味」ってのがある。
料理の名前どころか「材料の名」さえ知らぬ。
「調理法」も何だか「カタカナ」でちんぷんかんぷん。
「写真」見たって、何がなんだか検討もつかぬ。
そんなんに「果敢に挑む味」ってこった。
「発酵食品の匂い」と一緒で、口に放り込んじゃえば、
けっこう「普通」「美味い」って事になるんだが、その「敷居」の高い事。
「女子」の場合、ある程度の「料理の知識」「興味」も手伝って、
「敷居」も低い事が多いが、「男子」はそうはいかねぇ。
「そったら、ナンジャもんジャ料理、食わなくても死なねえ」
と言いつつ「安心のお味」に向かうのである。
お恥ずかしながら、かつて「イッタリアンのコック」を目指していた際、
例えば「生のバジル」が入ったパスタは「勉強対照」の味だった。
ある意味「果敢に攻める味」だ。
しかし「彼の地ベネズエラ」では、ご家庭で普通に作っている「味」、
「彼の地」的には「安心のお味」だ。
反対に「カレー」を「彼の地」で「賄い」で作ると、
当初は敬遠するが、回を追うごとに「今度はいつ作る?」になる。
中国では「ご飯」は絶対に温かくなければいけないそうだ。
だから「海苔弁」とか「シャケのおにぎり」は「もっての他」だそうな。
先日「TV」で見たが、朝飯の「フォー」に、
「砂糖」を山盛り入れて食う習慣もあるそうな。
スッポンを指して「お前らカメ食うのか?!」と驚くクセに、
「陸ガメ」やら「ワニ」やら平気で食ってる。
あれも、これも、それも全部一緒くたに「安心のお味」なりゃあイイ。
せめて「食い物」くらい「ぐっちゃぐっちゃ」になっちまえばイイ。
身の程知らずにも、壮大にそう思う事がある。
"newport"宮木英貴
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