2014年1月18日土曜日

1/17金曜 クリームシチュー

時折、出し抜けに食いたくなる「クリームシチュー」。

とろける程の「白菜」なんざ入っていたら幸せ、
角が煮溶けた「じゃがいも」、噛むのに歯が要らない「人参」、
「玉ねぎ」は溶けてなくなってる。
ホロっと「鳥肉」、子供の時分は「豚」だったかい。
「トロみ」のついた「スープ」を「ズズッ」っとやると、正しくクリーミー。
「コショウ」を「パラっ」とやると、またいい感じ。

白いところに「人参」の赤が浮いて、
そこに「ブロッコリー」やら「絹さや」の「青味」を置ゃあ、
そりゃあ「映える」。


さて、この「クリームシチュー」の出処、歴史を調べると、
「http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36542」なんて記事が出て来た。
あまり深く読むと「盗作」しちまいそうなんで、ザラっと流しただけだが、
まあ、良く細かく調べたもんで、全く立派なお仕事。
「クリームシチューは日本発の料理かも」との結論。

「ワイン」等の各種「酒」を思う事も無く、
何か「液体」がそれなりに余れば、それで何かを煮たくなるの人情、
「牛乳」で「肉、野菜」を煮るのはそんな突飛なアイデアではないはず。
ただ「トロみ」が「あるかないか」が「和、洋」を分けると言う。
「立派なお仕事」にケチつける気は無いが「ちょい?」。

じゃあ「クリームシチュー」はいつから日本で食うてたかというと、
そもそも「牛乳を飲む」習慣が日本には乏しく、
「ミルクホール」なんて「シャレかました所」で、
「ミルクコーヒー」を飲む様になった「大正時代」以降との事。

んで「爆発」するのは戦後、
アメリカから来た「脱脂粉乳」を学校給食で使い始めてから。
そう言や「クリームシチュー」体験は「給食」が最初だったかも。
そもそも「脱脂粉乳」を使う「方便」としての「クリームシチュー」なら有り。

「濃厚」を「脱脂粉乳」で表現するための「トロみ」なら頷けなくはない。
「油脂」のそれとは若干「食感」を違にはするが、
「小麦粉」「でんぷん」で付けた「トロみ」は舌にも絡まる。
「セコい」こと言や、ただ煮込んで「濃厚」にしたら「量」が減るし。

そう言や「トロみ」は重要な要素として「古い洋食」の仕事で仕込まれた。
ソースが材料を「トロッと覆う」感じが大事だったのかもしれない、
「トマトソース」も「カレー」も「トロみ」加減はうるさく言われたもんだ。
あの頃は「トマトソース」にだって小麦粉を入れていた。

日本人が「トロみ」が好きかどうかは解らんが、
「トロみ」は「幸せー」な感じがする。
「クリームシチュー」も「幸せー」な感じがするし。。

"newport"宮木英貴





0 件のコメント:

コメントを投稿