2012年7月29日日曜日

7/28土曜 カレー


「カレー」も「余り物」処理には最適なメニュー。
特に「賄い」においては、東の「正横綱」と言ったところでしょう。
もう、何でも入れちゃう。

私の料理に対する「基本姿勢」と言うか「心構え」に、
「捨てない」ってのがあります。
出来るなら、どんな少量でも、「野菜の皮」「肉のスジ」でも捨てたくはない。
が、最近、歳と共に「根性」が擦り減っているし、
先が見えてきたのか「時間」も、勿体無くて、
以前に比べりゃ、よく「材料」を捨てる様になったけど……。

先日の「刺身」の話じゃあないけど、
「お客様」の残した物だって、明かに「箸」を付けていない様な物なら、
「賄い」に回したり、「出汁」の材料になったりします。
物の解った風な、偉そうな、物言いですみませんが、やはり、
「我々は、他の命を頂いて、生かしてもらっている」からには、
「食物」を粗末にすべきじゃあ無いと思います。
「勿体無い」は、肝に命じるべきでしょう。

「何」をして、「余り物」とするかは、難しいところでもありますが……。


そういや、思い出した事が一つ、

かつて勤めていたデパートの、某食品売場の「腕利き販売員」。
彼は、なにせ「口八丁手八丁」。
完全に「古く」なって、変な「酸味」が増している「ポテトサラダ」を、
「フランスの特別な、お酢、を使っているのよ。ほら食べてみて!」
と売りさばいていたのを、この目で見た事があります。
あの時は、「ゾッと」したね。驚いたのなんの。

「だます方」は、ただ収支を合わせる為だけにやっている。
「捨て」たら、ただの「マイナス」、自分の成績にひびくからやってる。
怖いのは「だまされた方」、「フランスの特別な、お酢」に納得しちゃっている。
これは、某、有名老舗デパートでの話。

あの「ポテトサラダ」食べたおばさん達、どうなったんだろうね。
まあ、20年以上も前の事だけど。

いくら「勿体無い」を肝に命じたところで、
商売上の「廃棄」は、勇気のいる事。
だからと言って、人様の「健康」を害しちゃあいけませんが。

newport宮木英貴



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