何の事は無い「余り物」からでっち上げたパスタ。
「余り物」「貯まっている物」を食うのは「賄い」の王道。
その根底にある気持ちは「勿体無い!」だ。
もう「しつこい」程登場した「ネタ」だが、
「食物は簡単には捨てられぬ」ってこった。
「余り物」「貯まった物」は勿論だが、
ちょいと「手を加える」と「食える」「美味しい」なんて物もある。
これらをもう一度「料理」に昇華させるにゃ、
「知識」「経験」「技術」がベースなのは言うまでもないが、
「あれ」と「それ」を組み合わせて「これ」を作る、
「材料を保存する知識」と
「パズルを組み立てる力」が重要になる。
で、なんたって最後に「捨てない!」ちゅう執念が物を言う。
どういう訳か、その「パズル」が人並みより「ちょい」好きな様、
これは昔からで、
例えば「原価率」を微小ながらも下げる事になって、
時の「親方」に重宝されたもしたもんだ。
キッチンの「あっち」「こっち」から何やら集めておいて、
「賄い」をでっち上げる才能もあって、
「賄い係り」に任命されるのはどこに行っても時間の問題。
閉口するのは、それが「仕事」でこい「賄い」でこい、
「ちょいとの余り物」が俺の前に並べられる事。
「何とかしろ」「片付けろ」「上手い事やって」って顔をされる。
中にゃあ「片付けるのが面倒だから」なんて輩もいて、
腹が立った事もある。
そんなこんな、その辺の能力は今でも十二分に発揮されていて、
当店の「原価率」はかなりなとこ低い自信がある。
習いに来ても「真似」は無理だろうけど。
以上「始末の心」、ご自慢の下りでありました。
"newport"宮木英貴
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