「ハンバーグが食いたい」って思った。
が、ここのとこ「お盆景気」の反動で「暇」なんてもんじゃあない。
「牛肉でも買って…」とも思うが、
余計に「金」を使うは、自分で首を絞める様なもん。
で「在庫で何とかするハンバーグシリーズ」第一弾、
「そ言や鶏ももが有る」ってんで「チキンハンバーグ」、
頭に浮かんだ「それ」は素敵に美味そうだし、決定の運びとなる。
材料は「皮なし鶏もも一枚」「パン」「牛乳」「炒めた玉ねぎ」。
ソースが、イカれる寸前の「グチャ」トマト、特大2個。
これで2人分、結構デッカいのが出来る。
が、これが思った以上に凄ーく軽い食感、食後、
そう言や「油っ気」は「ハンバーグ」焼いたオリーブオイルだけ。
自分のために滅多にそんなん作りゃあしないので、
「ヘー!」ってなもんだ。
「チキン」ちゃあ、合わせる「ソース」はトマトだ。
ただただ「イメージ」がそうだって言うだけなんだが。
それは気が付いた時にゃあ「刷り込まれて」いた。
30年近い前のレシピのせいだ。
当時働いていた厨房の「ピラフ」に「鶏、豚、牛」の三種があった。
「ピラフ」ったかて、正当の「炊き込み御飯」ぢゃあなくて、
ただ「玉ねぎ」やら「にんにく」やらが入って、
バターで炒めた「洋風炒めご飯」なんだがね。
で、そこにそれぞれ「鶏、豚、牛」の肉が入って、
合わせる「ソース」が、
「豚」は「ベシャメルソース」、「牛」は「デミグラスソース」、
で「鶏」が「トマトソース」だった。
ただそれだけのこった。
当時は「ヘー!」ってなもんで、
それがベストなコンビネーションと思い込んでいた。
まあ「若い時分の思い込み」「三つ子の魂百まで」てぇ事。
それが刷り込まれた時分には、
それはそれ、ある意味「常識」であったのやも知れぬ。
今思うと「どれがどれ」でも美味そうだし、
全く「バカバカしい」限り、「赤面」の思い。
なんでこんな事今更思うかっていうと、
今時の若いコックさん達は、もっと違う「発想」を絶対しているはず、
それを思うと「焦り」も感じるから。
「ジェネレーションギャップ」ってヤツ。
当然ながら「我々の発想」が下敷きになって彼等の「発想」もあるはず。
そうやって「時代」は回るに決まっているのは解るが、
やっぱり「焦り」は時たま感じる。
最近、何につけ
「お若いの」の仕事を見ると「やるなー」てのがある。
"newport"宮木英貴
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