2012年12月25日火曜日

12/23日曜 ローストビーフ丼


えいっ?どうでぃ、贅沢なぁもんじゃあネエか。

この時期「忘年会」やら、帰省を待っての「同窓会」「クラス」が花盛り。
当店とて、有難い事にちょいとは「おこぼれ」があって、
数件とは言え、その手の「パーティー」のご予約を頂いた。

ここ2年ばかり、その「パーティー」のメインは「肉」のロースト系が多い。
特に「4Aの道産和牛のモモ」が仕入れ可能になってから、
「美味しい牛肉」を食べてもらいたく、「ローストビーフ」が主になっている。
これは、胸をはって「美味い」って言える。

蛇足ながら、牛肉のランクは「1~5」で、数字がデカイ程良い。
簡単に言うと「サシ」つまり「脂肪」が、
「どれだけの量」「美しく」入っているか、が、そのポイントなんで、
当店的には「4」位が「脂肪」の量としては、「ちょうど」と思っているし、
「部位」的にも「モモ」の入った「脂肪」の量が、多過ぎもせず、
当店のお客様の年齢的にも「ちょうど」と思っている。
にしても、「ランク4」以上は、国内生産の2割程度らしいから、
そりゃあ「高級」って言っても良いはず。
ちなみに、例えば「4A」の「A」は「歩留等級」てやつ。
一頭の牛から、取れる肉の割合を言うんだそうで、「食う」にゃあ関係ない。

でね、お客様にお出しした「ヘタ」「切れっ端」が出るのは言うまでもない。
普段は、せいぜいがとこ、週に1~2個、
「夜の酒の当て」「つまみ食い」で消費されておしまい。
ところが、この時期は、その「ヘタ」が貯まルンだ。これが。
でね、「つまみ食い」にも限界があるし、
「丼飯」に乗っけて「賄いにでもスンべえ」ってのが、
今日の「一皿」ならぬ「一丼」。

これも当店自慢の「辛ーいソース」「からからソース」をしょう油に溶いて、
線に切った「ローストビーフのヘタ」にまぶす。
ただ「飯」に乗せたんじゃあ、芸も無いのでし、
「肉」「飯」の間に「ワンクッション」置くためにも、
「長いも」と「オクラ」を叩いた「ネバネバ」を挟んだ。
「イメージ」は「中とろ丼」ってとこ。

こりゃあ、あんた「美味い」に決まってマンがな。
「美味い」物を、ちょびちょび寄せ集めて、初めて完成する、
「賄い」の真骨頂でっせ。

幸せ。

newport宮木英貴


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