2013年10月16日水曜日

10/12土曜 ビーツのグラタン


彼の地「ベネズエラ」で覚えた「味」の一つが「ビーツ」。
嬉しい事に、ここ「北海道」でもかなり立派なのが出来る。
「ビーツ広報」を頼まれたぁ訳じゃあないが「ビーツ、ビーツ」と騒いでいる。

しかし、「ベネズエラ」でもただ食っていただけで、
扱いまでは習わなかったし、日本でもそう一般的な野菜じゃあないから、
その扱いも「手探り」状態になっている。

今回は茹でた「ビーツ」を「冷凍して戻したらどうなるか」の実験。
戻した「ビーツ」の試食で「グラタン」となった。
冷凍〜解凍すると中が「スポンジ」になる事あるけど、
心配の程ではなく「見た目」「色感」何の問題も無し。
茹でただけで置いておくとイカレるし「冷凍可」はありがたい。

閑話休題

さて「グラタン」っていうのは「焦がす」の意、
大雑把に言うと、なんだって「焦げて」いりゃあいいんだが、
一般的なのは「ベシャメルソース」いわゆる「ホワイトソース」を使うヤツ。

「ベシャメルソース」は基本的には「バター」「小麦粉」「牛乳」で作られる。
その制作には「技術」「経験」も当然物を言うが、
それ以上に「気合」と「根性」を持って、
「一心不乱」に、ただただかき混ぜる事が重要だ。
「バター」「小麦粉」を鍋に入れた瞬間から、その「長い旅」は始まる。
途中「牛乳」を注ぎ、注ぎ、約2時間、ただかき混ぜ続けるのだ。

先日、その「制作」に立ち向かったヤツがいた。
我が同級生「T下君」だ。

「嫁が入院するんでよ、退院の日に何か飯を作って脅かしてぇんだ」
ついては「何か教えろ」って事。
彼は「包丁」さえ持った事はない、
後で判明するが「スライスチーズ」の開け方さえ知らなかった。
けど「気持ち」にゃあ答えたいじゃないか。

で「時間」と「手間」さえかければ、
「本格的」「本物」が出来上がる「ベシャメル」を思いついた。
彼は「一心不乱」に木べらを振り回す事になる。

でだ、一足飛びに結果を言うと「ベリィグッド」。
下手をすると「技術」「経験」で作る我が「ベシャメル」より、
より「滑らか」「美しい」「ベシャメルソース」が出来上がり、
「玉ねぎ」「マカロニ」「えび」を放り込み、
「えびマカロニグラタン」が完成「試食の儀」となる。
そりゃあ美味いこと事は言うまでもない。

さて、その制作過程で彼が一言、
「誰かに食わしたい」。
一生懸命作ったんだから「自分で食うのは勿体無い」ちゅう事だ。

素晴らしい!これぞ「料理の真髄」。

"newport"宮木英貴



0 件のコメント:

コメントを投稿