2013年10月6日日曜日

10/5土曜 鹿ハンバーグ

「はっ」と思いついた。
「そうだ鹿で作りゃあ良い」。

前から「レア」なハンバーグが食いたかったんだ。
いつからか、まだ「赤み」が残った肉の隙間から、
ジョワっと「肉汁」が染み出す光景が頭にこびりついて離れない。
以前「牛100%」で作ったのは、そんな理由があったからなんだが、
ちょいとの気の迷いで、完全に「火」が入っちまった。
なんたって「気」が晴れていない。

「鹿」なら「レア」でもOKぢゃん。

閑話休題

なんて「はっ」と思ってから半月、「アイデア」倒れになる寸前。
先日「鹿」の入荷があり、その切れっ端が、
やっと「レアのハンバーグ」になった。
「鉄っ気」の多い「鹿肉」は「火」を入れ過ぎると、
「モサモサ」になりやすいが、「レア」だとそれは回避できる。
何より「軽ーく火が入っている」「軽ーくピンク」な感じが大事だが。


さて「ハンバーグ」は挽肉で作る。

動物の形ってのは基本「丸」、「料理」にしやすく「角」を出しゃあ、
「斜め」とか「三角」の形の「端っこ」が出るのは必定。
とか「スジじゃあないけど、まんまじゃちょい硬い部位」
「ちょっとしかない部位」…、そんなのが「挽肉」になる。

「挽肉」になりゃあ「混ぜ物」が可能になるから、
「スパイス」「野菜」なんかを混ぜて「臭み消し」もOK。
その昔「船の長旅」しかなかった時分、
「イカれかけた塩漬けの肉」を食うのにも有効だったはず。

「あの肉」と「この肉」を混ぜるのもOK。
「牛肉が足らない」で「豚挽」に登場願うとか、
「あそこのハンバーガーは犬が入ってる」なんて「デマ」は、
米国なんかじゃ良くあるみたいだし。
そう言や、ちょい前「赤い色出すのに内臓挽いたの入れた」事件があった。
何時間経っても「赤い色」が続くそうな。

そんなこんな「挽肉料理」は、
自らの管理の下、自分で作るのがいいかな?ってとこ。
なんか、嫌ーな話ばかりになってまったが、
そんな意味でも「鹿だけで作る」なんざ「贅沢」の極み。

ただこの度、ちょいドジ。
焼く時に余りに「レア」を意識し過ぎてしまった。
なんか「温かい鹿のタルタル」って感じになっちまった。

近々借りは返す予定なり。

"newport"宮木英貴


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