2013年10月23日水曜日

10/18金曜 ワンタン麺


「ワンタン」が好き。「ちゅる、ぷるっ」ってのが良い。
程良く「スープ」が絡んで、噛むと「肉」の味がする。

「ワンタン」なんて食い物をいつ知ったか考えるに、
多分「マルちゃん激めんワンタンメン」じゃなかろか。
「ワンタン麺」なる存在は「漫画、TV」から仕入れた知識があったが、
実際に「ワンタン麺」らしき物を食ったのは「激めん」が最初だろう。
今なら余りに「味の素」臭いそのスープは食う気も起きないが、
当時は「うはうは」食っていた。

なんし「腹減りの時代」だ、
「麺+ワンタンの皮」の炭水化物コンビがご機嫌だったのかも知れない。
これに「コンビニおにぎりX2」「コロッケ一個」で立派に一食だ。
「インスタント物」が初体験なんて、何だか貧乏臭いが、
「ビフテキ」「うなぎ」の初体験が二十歳過ぎだから、
同世代なら身に覚えがあるだろうて。

それでも「本物のワンタン麺」なんざ、
例えば何処かの「中華街」で食うとかいう機会もなしに過ごしていた。
「頑張って」まで食う「考え」もなかったってこったが。

「ワンタン」好きを決定的にしたのは「ベネズエラ」での事だ。
当時住んでいたアパートの隣に「美味ーい中華屋」があった。
てか、あんまり美味いんで隣に住んだんだが、
そこに「Sopa de Wanton-mien」ってのがあった。

「Sopa」は「スープ」の事、後はローマ字読みすりゃ「ワンタン麺」、
「WANTANMEN!」と叫べば「ワンタン麺」が食えるってこった。

塩味のチキンスープに「麺」と「ワンタン」が浮かび、
小ネギの刻んだのが振られている。
これに「甘味が勝った」パンが添えられているのが「彼の地風」。
「中華」に限らず、何を食っても「パン」が付いてくる。

「彼の地の中華」は値段が安い、貧乏人向けだ。
何せ「中国人」は本国のみならず、世界に溢れているし「彼の地」でも同じ。
原価を抑えるため、その膨大な「人資源」を利用して全てが手作り、
材料は現地にあるものだけを使う。

「麺」「ワンタンの生地」「ワンタンそのもの」も当然自前、
これが「もちもち」美味いの何の、はまっちまった。
まるで我が家の台所さながら、
「Mavo-tofu」と日替わりで毎日の様に食っていたもんだ。

月日は流れ、

だからって、帰国後「ワンタン麺の本物」を求めた事もなく、
カップ麺に「ワンタン麺」と書いてありゃ「即買い」くらいなもん。
先日「100均」で「インスタントワンタン」を見たらついつい食いたくなったってとこ。

一度どっかの「中華街」にでも進撃したいが、
きっと「中華街」に着いたら別の物食いそう。
「好き」ってわりにゃあ「ワンタン麺」ってその位の物かも知んない。

"newport"宮木英貴


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