「ハンバーグ」は「ハンブルグ」?「ウインナー」は「ウィーン」?
そこいらは、その土地にゃあ、その料理は存在するらしいが、
「ナポリタン」は、「イタリア」は「ナポリ」に行っても、
実際には無いらしい。
「台湾ラーメン」だって、
それなりの「言われ」はあるらしいが、純日本産。
「台湾」行ったって食えやしない。名古屋の「ローカル」名物だ。
無邪気に、
実在する「料理名」は、日本語のイントネーションで読んじゃう。
イメージの中で遠くの「地」を思ってか思わないでか、
その名前を付けちゃう。
第一、行った事も無いんだから、
何とでも言えるし、どうとでも羽ばたける。
かつての「ご馳走」、「ハンバーグ」やら「ナポリタン」やらの名は、
今や、台所の隅々にまで染み込んでいて、
流石に「イメージ」も「へったくれ」もありゃしない。
こんなんは、日本国内限定で「罪もないか」とも思う。
が、「〜産〜」とか、聞いた事も無い「調理名」、
「〜焼き」「〜煮」とか何とか…。
または、外国語の料理名を、訳分かんないまま使っちゃう。
etc.
多分、ここ十数年、そんな「イメージ」戦略の料理名が幅を効かせている。
お客様に、料理以上の「価値観」を植え付けるのが狙い。
「〜産でこざいまして、簡単には手に入らない、
〜十年寝かせた、特別な"お酢"でございます。」
かなんか抜かす。
これは、「真偽」を確かめられない限り「罪」だ。
何か、そう言うの「そろそろ辞めない?」とか思っている。
まー、当店でも「価値観を共有」するのに、「〜産」とか言う事あるけど。
「ほら、余市行く途中のトンネル抜けると、
左手に田んぼあんじゃん。そこそこ!」
そうすると、お客様の顔が途端、ほころぶ訳さね。
そう思うと「しょうがないか」とも思うが。
newport宮木英貴
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