2013年2月15日金曜日

2/14木曜 自作「台湾ラーメン」

「ハンバーグ」は「ハンブルグ」?「ウインナー」は「ウィーン」?
そこいらは、その土地にゃあ、その料理は存在するらしいが、
「ナポリタン」は、「イタリア」は「ナポリ」に行っても、
実際には無いらしい。

「台湾ラーメン」だって、
それなりの「言われ」はあるらしいが、純日本産。
「台湾」行ったって食えやしない。名古屋の「ローカル」名物だ。

無邪気に、
実在する「料理名」は、日本語のイントネーションで読んじゃう。
イメージの中で遠くの「地」を思ってか思わないでか、
その名前を付けちゃう。
第一、行った事も無いんだから、
何とでも言えるし、どうとでも羽ばたける。

かつての「ご馳走」、「ハンバーグ」やら「ナポリタン」やらの名は、
今や、台所の隅々にまで染み込んでいて、
流石に「イメージ」も「へったくれ」もありゃしない。
こんなんは、日本国内限定で「罪もないか」とも思う。

が、「〜産〜」とか、聞いた事も無い「調理名」、
「〜焼き」「〜煮」とか何とか…。
または、外国語の料理名を、訳分かんないまま使っちゃう。
etc.

多分、ここ十数年、そんな「イメージ」戦略の料理名が幅を効かせている。
お客様に、料理以上の「価値観」を植え付けるのが狙い。
「〜産でこざいまして、簡単には手に入らない、
〜十年寝かせた、特別な"お酢"でございます。」
かなんか抜かす。
これは、「真偽」を確かめられない限り「罪」だ。


何か、そう言うの「そろそろ辞めない?」とか思っている。

まー、当店でも「価値観を共有」するのに、「〜産」とか言う事あるけど。
「ほら、余市行く途中のトンネル抜けると、
左手に田んぼあんじゃん。そこそこ!」
そうすると、お客様の顔が途端、ほころぶ訳さね。

そう思うと「しょうがないか」とも思うが。

newport宮木英貴



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