2013年2月10日日曜日

2/9土曜 北寄のヒモと、ほうれん草の根っこのパスタ


スーパーでたまに見る、生の「北寄のヒモ」。
「ベロ」は「刺身パック」になり、その「余り物」と思われる。
「余り物」てな位だから、そりゃ、そこそこ安い。

と組み合わせたのは、「ほうれん草の根っこ」てか「根元の赤い所」。
ここがまた、甘みがあって美味い。
チョイと調べると、
《根元に、糖分やミネラルが集まるため甘い。
赤い部分には、骨を作る「マンガン」という成分も含まれてる。》
なんだそうだが《葉ほどの栄養はありません》だそうで、
「捨てる」なら、「食えば」ってところ。

まあ「貧乏」ったらしい「賄い」ではあるが、
これはこれ、「美味しいね」か何か言いながら食う分には、
充分「幸せ」な「賄い」ではある。
これは、何につけても「パスタ」ってヤツの「包容力」の賜物。

「各種肉」「魚介」「野菜」、「クリーム」「トマト」etc.…………。
「ありとあらゆる」食材と合わせても、「こりゃダメ」はない。
かなり個人的な意見だが、「パスタ」を美味くするには、
合わせる「材料」の風味を、どれだけ「パスタ」に「吸わせる」か。
が「カギ」と思っている。
まあ、「例外」は常にあるが.....。

「固め」に茹で、「ソース」と絡める、「ソース」の中で火を入れる。
その時間が、必要に思える。

今回も、先ずは「北寄のヒモ」を「白ワイン」で軽く蒸し煮にする。
この「白ワイン」には、「北寄」の「味」「風味」が移っている。
火の入った「北寄のヒモ」は、「白ワイン+水+チョイ塩」で、
「黒い所」やら「エラみたいなベロベロ」を洗ってやる。
この「洗った液体」も捨てない。けっこうの「味」が出ている。
で、先の「白ワイン」と「洗った液体」を煮詰めてやって、濾す。
これで、「北寄」の「味」「香り」は、一つも捨ててはいない事になる。
これを「ソース」として、「パスタ」に吸わせてやるのさ。


「パスタ」は日本食で言えば、やっぱり「米の飯」ってところ。
「美味しい味」を吸った「パスタ」は、「ご飯」で言えば、
「丼物」の「汁」を吸った「ご飯」のイメージ。

考えると、ほーら、美味しそうでしょ?

newport宮木英貴



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