2013年2月7日木曜日

2/6水曜 クリームシチュー


いわゆる「クリームシチュー」だ。
「クリームスープ」だ、「小鳥がどうした」だ、
みたいな「シャレかましたスープ」とは違う。
子供の頃からある、「白」くて、「トロン」としたヤツ。
お袋が、そこらにある「野菜」と「豚肉」で作ってくれたヤツだ。

箱に入った「インスタントの素」を使っていた。
あれは、全く「魔法の箱」だった。
どうして、あの「魔法の箱」を使うと、
「白」くて、「トロン」とした、「美味しい食物」が出来るのか、
もう不思議で、不思議で。

後に「コック」さんになって、
「ベシャメルソース」を「牛乳」で延した物、
「牛乳」を、「小麦粉」で「トロ味」を付けた物と知る。
もっともその頃になると、「クリームシチュー」何て物は、
「忘却の彼方」、もう食わなくなっていたが。

最近、時たま食いたくなる。
「インスタントの素」なんざ、買う「気」も「時間」もない。
水分は、100%「牛乳」で、「小麦粉」で固める。
おかげで、余計な「味」が入らない、
「野菜」「肉」の旨味だけの「シチュー」ができて、美味い美味い。
子供の頃の「クリームシチュー」から、「懐かしさ」を引くと、
「チョイ」ベタつき気味の味が蘇る。


当然の事、子供の頃、普段は「ご飯が主」の食事だが、
「クリームシチュー」の時は、ワケが違う。
「ご飯」じゃあなくて、「パン」「角食」が付く。
時に「トースト」、時に「そのまま」。
「外国のメシは、かくありや」
子供心は、行った事もない「外国」に羽ばたく。
のさ。

newport宮木英貴


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