2011年2月6日日曜日

2/5土曜 照り焼きニシンバーグ

「群来(くき)」の季節。
今年も石狩湾で、「ニシン」が産卵、オスの白子で白濁しているそうな。「群来」って良い言葉だと思う。「字」も「響き」も日本語の美しさそのものだし、「現象」も自然界のパワーにあふれていて、何やら嬉しくなるし何やらみなぎって来る。ま、生物学的「オス」として、意味もなく「よーし!」と、ガッツポーズを決めたくもなる。

「ニシン」がマリン菊地船長から、山盛り届いた。「今日上がったばかりだ。がっつり取れ。お前は山盛り貰う義務がある。」去年「ニシン祭り」みたいのを、我々が手伝わさせていただいた「義理」を「今果たせ」、と言わんばかり。
「いや、もう良いっす。」「充分っす。」を繰り返し、すったもんだで40本ばかり置いていった。

何せ「ニシン」はウロコが大きく、沢山、しつこくて手間が取られる。処理に1日かかってしまった。

「今日上がったばかり。」とは言え、不思議な物で、量が有ると「新しくてカチンカチン」の奴から「生きが落ちてへなへな」まで色々ある。「カチンカチン」と「へなへな」の間が余りないのが不思議なところ。

「カチンカチン」は自分の酒の「あて」の刺身、商売の通し用にマリネ、エスカベッシユに使わさせていただいて、「へなへな」はミンチにして、やっぱり通し用だけど団子にする事とした。

で、その団子用を少しいただいて「賄い」となった。
まず団子は小骨、皮ごと「塩」少々入れてフードプロセッサーで「ねばり」が出るまで回す。「しょうが」「でんぷん」「卵」「長ネギのみじん」を加えて出来上がり。
ここから「賄い」の制作。フライパンにごま油を入れて団子のネタを焼いた。仕上げに「しょう油」「水飴」を合わせて作った簡易「照り焼きのたれ」を入れ、煮詰めて「照り焼き」にした。

「甘辛味」が良かろうと「照り焼き」にしたが、これがバッチリ。長ねぎをバターで炒めたのを、飯の上に先に乗せておいて、「ニシンバーグの照り焼き」を乗っける。

ひさ方のヒットですわ。



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