どうも、近年同じ「テーマ」が多い。
本日も「あえて」踏み込むが、そりゃ「脂」の話し。
豚汁の魅力と言ったら、
人にもよるが、「豚肉の旨味」はもちろん、
「ごぼう、しょうが」の香り、
「玉ねぎ、大根、じゃがいもetc.」の渾然とした「甘み」。
そして、汁の表面に光る「豚の脂」だ。
「豚汁」は「名、実」共に、「具を食べる味噌汁」の
「日本王者」と言っても差し支えはなかろう。
「仕込みは切るだけ」「調理は煮るだけ」「味は具から出る」等々、
細い作業を必要としないから「大人数」を賄うためにも優れている。
小中学校時、炊事遠足で「カレー」と並ぶ、
もう一方の「雄」だった事は「懐かしい」思い出。
「私、脂身嫌い」と言う女子を、不思議な物を見ている様に眺めていた。
その昔、母親が作る我が家の豚汁の、
親指大はある、デッカい「豚バラ」の一切れは「愛」だった。
「光る脂は必然」と、確信していたはずだったが…。
今回「豚肉」は「ヒレ」しか在庫は無かった。
新たに購入の道もあったが「冷凍庫」の整理も必須、
しょうがなく「豚ヒレ」での「豚汁」となった。
作りつつ、「案外いける予感」も有った事は有った…。
予感的中、食べてみるとこれが問題ない。
「具」を炒める時「ごま油」を多目にしたが、これが効果バツグン、
つまり「植物性油脂」で満足しちゃっている。
し、「肉」の感触に、不満を感じない自分がいる。
「トンカツ」は「ロース」の事であって、
「ヒレ」は女子供、年寄りの食い物と決めていた。
彼の地「ベネズエラ」では、「豚ヒレはロースのオマケ」であったが、
「なんて正しい」と思っていた。
んーー。
「こんなハズじゃない」とは思いつつ、
「これもあり」とも思う。
単に「視野」が広がったと、思いたい所である。
"newport"宮木英貴
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