時々作るパーティ用前菜に「ササミの生ハム風」ってのがある。
「塩麹」に2〜3日漬といて、2〜3日冷蔵庫で、
冷風当てつつ表面を乾燥させて出来上がり。
「ササミ」の鮮度と「塩っ気」さえ間違えなきゃ、
「鶏の旨味」たっぷり「ネットり」、生ハム風で良い塩梅だ。
でだ、その「塩麹」、塩っ気はまだまだ充分「もったいない」。
チョイッと「日本酒」でのばして「ブレイン方」の効果も期待する。
「ブレイン方」ってなぁ、
「肉」を液体に漬けといて、「水分」を染み込ます「方」。
特に「鶏胸肉」に効果がある。
んで「胸肉」の厚みを開き、均等にしてこれに漬けこんじゃう。
冷蔵庫で2〜3日ってとこ。
で、良い塩梅になったそいつを、
ゴマ油なんぞひいて、「フライパン」なんぞで焼いてやる。
「中火」よりもチョイ弱い「火」で、
「鍋ブタ」なんぞで押さえつけつつ焼けば、
「カリッ」と良い塩梅に焼ける。
お試しあれ。
さて、漬けといた「塩麹」をチョイ舐めると、
染み出た「鶏」の旨味やら「塩」塩梅やら、
「焼いた鶏胸」の「ソース」に、やたら良い感じ。
これも捨てるにぁ「もったいない」。
まんま「煮詰め」て「ミキサー」にかけたら、
「姿」まで「トロッ」と良い感じ。
「麹」と「固まった鶏のタンパク成分」が、トロ味を出してる。
さて「フライパン」に残る、
「鶏を焼いた油」「鶏の脂」「鶏の旨味」も「もったいない」。
ここに、頂き物の「レタス」をザク切りにして、
この「フライパン」に放り込む。
根こそぎ「フライパンの残留物」を「レタス」へ移してやる。
この「レタス」、人が殺せそうな程「カッチカチ」だが、
炒めりゃ「シャクシャク」いい感じになるってもんだ。
炒めたレタスを「丼飯」に乗っけ、
焼いた「鶏胸」も乗せる。
「塩麹」ソースをかけてやりぁ、
「もったいない」精神に溢れかえった、「今日の賄い」の出来上がり。
「もったいない」って気持ち以外は、
あれもこれも、「偶然」「思い付き」の産物。
なれど、こいつが「おっ!」て程の仕上がり塩梅。
「嫁」にもお褒めを頂く。
たまにぁ、こんな事もあるって。
"newport"宮木英貴
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