2012年1月13日金曜日

1/12木曜 宮木家の雑煮

食物には、育った味がある。
例えば「雑煮」なんかは、「正月」なんて晴れがましい時の食物だから、
特に記憶に残りやすいんじゃないかと思う。

雑煮は、ご家庭ごと千差万別と思われる。
だって、
宮木家は、「鶏出汁」「ごぼう」を中心に「人参」「高野豆腐」「山菜」etc.が入り、
「ツト」「ネギ」「三つ葉」「海苔」をトッピング。
嫁の実家は、ガラッと変わって、「スルメ出汁」「ごぼう」が中心で、
「里芋」「芋がら」「大根」「ツト」etc.に、「セリ」をトッピング。
宮木家と、嫁の実家でさえ、これだけ違う。

「家庭の味」は、新しく「家族」=「家庭」が出来た時から、
やはり、新しくスタートする物、作られる物だろう。
我が嫁との、「我が家」でも「我が家」なりの食生活、食習慣が現前と「ある」。

しかしながら、我が家では、「我が家的雑煮」を作って食う習慣がない。
と言うよりも、「正月」は普通に店を開いている事が多く、
普通の日々が過ぎて行くのと、そう変わらないから。
だから、「我が家的雑煮」は存在しない。

で、毎年、元旦に嫁の実家の「雑煮」を食べ、
気が向いた時、宮木家の「雑煮」を自分で作って食う。


で、この「自分で作る」ってのがポイント。
子供の頃から引きずった「味」が懐かしくなる事もあるじゃない。
そんな時、家庭の中では、どう処理されるんだろう。

自分で作れない、不器用な旦那だったらどうするんだろう?
奥様は、旦那の実家の「味」を再現してくれるんだろうか?
「再現したくない」パターンも考えられる。
奥様も不器用で、「再現できない」って事も……………。
今現在の生活は、「良いも」「悪いも」自分の責任だし、
考えない様にするって事も、大事かもしれない。

結構、迷宮に入り込む。
こんな時、自分で作れる「幸せ」をちょいと感じる。

って言うより、「我が家的雑煮」を食う生活を確立する事の方が、大事か?






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