2012年1月27日金曜日

1/26木曜 オムライス


基本、味はバラけているのが好き。同じ味が続くのは苦手。
例えば、「目玉焼き」は黄身と白身がバラけているから好き。
「卵焼き」は全部同じ味だから嫌い。

例えば、「白いご飯」」のオカズが、別皿で「カツの卵とじ」ならOK。
「カツ丼」になると、かなり無理。

そうなんで、「オムライス」は最悪の食べ物だった。
表は「卵焼き」、中は一緒くたに味付けられた「ケチャップご飯」。
デパートの食堂のサンプルを見たって、「なんじゃそら!」と思っていた。
昔は露骨にそうだった。
年齢とともに、必要に迫られるとともに、些細な好き嫌いは無くなったが。


味がバラけていると、それぞれ好きなバランスで食る事ができる。
ここがミソ。

いわゆる「口内調理」ってやつ。
「オカズ」と、「米の飯」のバランス。
「肉やら魚なんか」と、「ソース」の関係。
「焼きそば」と、「餡」の分量。

私の育ちは「母子家庭」、母方の親戚と一緒に生活していた。
で、その「家」の「おさんどん」は祖母がしていた。
彼女は明治生まれで、「男子、厨房に………。」のお方。
「インスタントラーメン」さえ、小中学校時は作った事は無かったし、
「カップ麺」にお湯を入れた事も無かった。
と言うより、ガス台の「火」の付け方も知らなかった。


そもそも、「なんか作る」事は子供の頃から大好きだったから、
もう、「インスタントラーメン」が作ってみたくて、みたくて。
で、テーブルの前で「口内調理」は自由だってんで、
いろんな「バランス」を楽しむ事を、覚えたような気がする。
ついでに言うと、同じ理由で、テーブルの上で、
自分で「しょう油」「ソース」をかけて食べる物も好きだった。



後に高校生になって「悪さ」をする様になり、親戚宅にいられなくなり……、
真の「母子家庭」生活が始まり、食生活も一変する。
「インスタントラーメン」どころか、
「味噌汁」はお手の物、
「カレー」「クリームシチュー」「ミートソース」……………。

で、現在に至る。
「抑圧」後の「爆発」は強烈。職業にまで影響している。

newport宮木英貴


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