またも雑煮。
年末に頂いた「餅」が、まだ冷凍庫でうなっている。しかも「豆餅」だけ。
「豆餅」を前に、夫婦が協議。
「豆餅を、メシ、にするにはどうしたらいい?砂糖しょう油で食う?」
「雑煮。」
「豆餅にゃ、塩味付いてるだろ?」
「味薄く。」
わりに複雑な質問なはずなのに、帰ってくる答えは単純。
「豆餅」で「雑煮」は、無理がある気もするが、
考えるのも億劫なので、「雑煮」に決定。
しかし、「雑煮」とは良く言った物で、材料を集めて、切り出しさえ済めば、
「煮る」のに、若干の後先はあったにせよ、ざばざば煮るだけ。
しかも、考えてみれば、年末の定番家庭料理「お煮〆」の材料とほとんどかぶる。
「鶏」「ごぼう」「人参」「しいたけ」「竹の子」「ツト」…………。
「定番」でもないし、「材料」も違う!とお叱りを受けそうではあるが、
少なくとも、自分が育った「家」ではそうだった。
「お煮〆」も当然そうであるが、「雑煮」も大きな鍋で大量に作られていた。
つまりは、少ない買い物の「手間」で、「大人数」のために、「大量」に、
しかも、ここが大事だが、「正月は何もしないで済ませるため」、
の料理と言う事。
遠くから帰って来る「家族」と、たまに会う「友人」「知人」と、
「のんびーり」するための料理と言う事。
ここ何十年かの「正月」は「三が日」と言えども騒がしい。
子供の頃の「三が日」のイメージは、「シーン」としていた。
かつて在していた「東京」の正月は大好きだった。
「人は少ない」「車も少ない」、「東京」の元旦は概して晴天が多い。
だから、空気は綺麗、空は青空、「富士山」が肉眼でよく見える。
かつての「正月」は、なんだか「晴れ晴れ」していた様に想う。
年末の「スーパー」「デパート」は、「正月」のための買い物でゴッタ返し、
元旦の「スーパー」「デパート」は、初詣帰りでゴッタ返し、
2日、3日の「スーパー」「デパート」は、「初売り」でゴッタ返す。
「元旦」だけでも「働くな!」。
って「おふれ」を政府で出せない物かね。もう、法律で決めちゃう。
少なくとも「大型店舗は開けるな」ちゅう事にすれば、「2日」から店を開けたとしても、
「元旦」は、世の中のかなりの人が休めるジャないだろうか。
この「元旦」、コンビニの前で、ふと、そう思った。
その後、コンビニで買い物をしたのは言うまでもないが………。
newport宮木英貴
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