2012年5月16日水曜日

5/15火曜 ヤゲンと野菜の炒め物丼


某、肉屋経営になる「安売りスーパー」にて、
「鶏軟骨の海賊焼き」なる、そのスーパーオリジナルの商品を購入する。

鶏の胸にある「ヤゲン」と呼ばれる「軟骨部分」を刻んで、
何が「海賊焼き」なのか、良く解らん「ソース」に漬けたものだ。
その「ソース」の正体は、今回はどうでも良いんで無視。
主眼は「ヤゲン」にある。

「ヤゲン」は、「舟形、Y字」の形をしてい、名前の由来は、
「薬研、と言う漢方薬等をすりつぶすための道具に、形が似ているから。」だそうだ。
一つ勉強。

「心臓」「レバー」「砂肝」等、内臓のみならず、
例えば、鶏の膝の「軟骨」やら、
首の肉の「セセリ」やら、
背骨のくぼみにある、親指の先大の肉(名前解らず、誰か教えて)やら、
で、この「ヤゲン」やら。
かつては、一般的には食卓に登らなかったいろいろな「部位」が、
それこそ、「鶏」に限らず、「スーパー」で、当たり前の様に売っている。
まあ、個人的には、実に喜ばしい事ではあるけど。
日本人も「肉」を知ってきたのか、「困窮」し始めたのか。
是非、前者であって欲しい物だが…………。


さて、世の中には「固くて美味い」は存在するはず。

一時の、いわゆる「グルメブーム」の時、
いかにも育ちが「ヤワヤワで~す。」みたいなネーちゃんが、
「柔らかくて、美味し~い。」ってセリフに、食傷気味だった御仁は、結構いるはず。

例えばこの「ヤゲン」の様な「軟骨」系の「歯触り」は、
「固くて美味い」物の一つと思われる。
口に入れたとたん、ほどける「霜降りの牛肉」は美味いに決まっているが、
「がっつり」噛み締める程に味が出る、「赤身の牛肉」だって美味い。

「せんべい類」、一般的に「パスタ」、
「菜っ葉のおひたし」「アスパラ」「ブロッコリー」etc.の茹でた野菜、
「エグヴィブのハード系パンの表面」、
etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.etc.………………………。

「柔らかいブロッコリーやら、アスパラも美味いかな?」
「ナポリタンのスパゲッティは、グズグズに茹でなくちゃ。」
「ボリボリの食感の蕎麦って、違うんじゃない?」
等々、思うこともあるし、当然、状況が許さない方もおられましょう。
「大人になった?」のか、
最近、必ずしも「固くなくては」とも、思わなくはなったが。

さて、何時まで「固くて美味い」と、うそぶいていられるか。
問題はそこだ!


newport宮木英貴




0 件のコメント:

コメントを投稿