2012年5月5日土曜日

5/4金曜 まったり、あっさり味噌ラーメン


先日、某ラーメン屋さんにて、
「新製品」てか「復刻メニュー」てか、そんな試作の「ラーメン」を、
ありがたい事に、頂くチャンスがあった。

その前日、普通に食いに行ったら、夫婦二人がクルクル働いている。
「珍しいじゃん」と、突っ込んだところ、「これからスープの試作。」との事。
「いつ食えるの?」、「明日」。
「じゃあ」ってんで、翌日、手土産携えて厚かましく参上した次第。

さて、物は「白湯スープ」。
簡単に言うと、強火、高温で「ガンガン」攻めて、
「骨の髄」まで煮出して、白濁させたのが「白湯スープ」。

「骨の髄」どころか、多分、骨の周りのゼラチン質まで溶け出していて、
「食感」と言うか、「飲み感」はトロトロ。口の中に絡みつくイメージ。
それでいて「脂分」はゼロに近い。だから「あっさり」感もある。
内容は「コラーゲン」の固まりみたいな物だろう。
想うに、冷えたら「プルプル」に固まるに違いない。

製作者曰わく「まったり」は言い得て妙。「まさしく!」だ。
「美味い」なんぞと、平たい言葉で表現したんじゃ失礼にあたる。

彼の「あれが入って、それが入って……。」と、使用材料の説明が続く。
全く常軌を逸した分量の品々が使われている。
「商品」として、「商売」になりえるのか、全く疑問。
その「スープ」は、我々の到着が早過ぎて未完成だったらしい。
が、その分「取れ取れ」「手付かず」を頂けた。
おかげで、彼の、相変わらずの「真摯」「徹底」「探求」ぶりを余計に思い知らされた。

「ごちそうサマ」

で、あんまり美味かったので、悔しさ倍増。
そのまんま「アイデア拝借メニュー」の計画を立てるに至った。
が、それは、ま、「いずれか」に、置いておいて、
この度は「味噌ラーメン」で「まったり」を再現してみる事にした。
理由は、ただ「味噌ラーメン」が食いたかっただけ、なんだが…。

ある程度の「濃度」感を出し、かつ、脂分は控える。
じゃあ「味噌」で「こってり」感、「トロトロ」感を出そうって寸法。
「彼の白湯」は、「味噌」じゃ「勝ち負け」がはっきりし過ぎて、
「良い塩梅に持って行くのは難しい。」と言っていた。
その逆を行こうって事。

イメージは「赤味噌の味噌汁」のトロトロ感。
コクを出すため、
「キノコ」を炒めて味を濃くしておいて作った「ペースト」を入れてみた。
出汁は、やっぱり炒めて「香ばしく」した「挽き肉」。
全ての思惑は、ピタリとはまり、バツグンの出来。
我が家の嫁でさえ「汁」まで完食。

ま、一度だけ作るのは出来るのよ。
某「ラーメン屋さん」の様に、「毎度同じ」とはいかん。
こんな事言うと、どこかの、「スノッブ」気取りが、
「いや、あすこのスープなんて毎回味違うよ。」
なんて、「解った様な事」を「ほざきそう」だけどな。

そう言う意味じゃあ、ねえんだよ。すっこんでなトーシロー!


newport宮木英貴


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