先日、某ラーメン屋さんにて、
「新製品」てか「復刻メニュー」てか、そんな試作の「ラーメン」を、
ありがたい事に、頂くチャンスがあった。
その前日、普通に食いに行ったら、夫婦二人がクルクル働いている。
「珍しいじゃん」と、突っ込んだところ、「これからスープの試作。」との事。
「いつ食えるの?」、「明日」。
「じゃあ」ってんで、翌日、手土産携えて厚かましく参上した次第。
さて、物は「白湯スープ」。
簡単に言うと、強火、高温で「ガンガン」攻めて、
「骨の髄」まで煮出して、白濁させたのが「白湯スープ」。
「骨の髄」どころか、多分、骨の周りのゼラチン質まで溶け出していて、
「食感」と言うか、「飲み感」はトロトロ。口の中に絡みつくイメージ。
それでいて「脂分」はゼロに近い。だから「あっさり」感もある。
内容は「コラーゲン」の固まりみたいな物だろう。
想うに、冷えたら「プルプル」に固まるに違いない。
製作者曰わく「まったり」は言い得て妙。「まさしく!」だ。
「美味い」なんぞと、平たい言葉で表現したんじゃ失礼にあたる。
彼の「あれが入って、それが入って……。」と、使用材料の説明が続く。
全く常軌を逸した分量の品々が使われている。
「商品」として、「商売」になりえるのか、全く疑問。
その「スープ」は、我々の到着が早過ぎて未完成だったらしい。
が、その分「取れ取れ」「手付かず」を頂けた。
おかげで、彼の、相変わらずの「真摯」「徹底」「探求」ぶりを余計に思い知らされた。
「ごちそうサマ」
で、あんまり美味かったので、悔しさ倍増。
そのまんま「アイデア拝借メニュー」の計画を立てるに至った。
が、それは、ま、「いずれか」に、置いておいて、
この度は「味噌ラーメン」で「まったり」を再現してみる事にした。
理由は、ただ「味噌ラーメン」が食いたかっただけ、なんだが…。
ある程度の「濃度」感を出し、かつ、脂分は控える。
じゃあ「味噌」で「こってり」感、「トロトロ」感を出そうって寸法。
「彼の白湯」は、「味噌」じゃ「勝ち負け」がはっきりし過ぎて、
「良い塩梅に持って行くのは難しい。」と言っていた。
その逆を行こうって事。
イメージは「赤味噌の味噌汁」のトロトロ感。
コクを出すため、
「キノコ」を炒めて味を濃くしておいて作った「ペースト」を入れてみた。
出汁は、やっぱり炒めて「香ばしく」した「挽き肉」。
全ての思惑は、ピタリとはまり、バツグンの出来。
我が家の嫁でさえ「汁」まで完食。
ま、一度だけ作るのは出来るのよ。
某「ラーメン屋さん」の様に、「毎度同じ」とはいかん。
こんな事言うと、どこかの、「スノッブ」気取りが、
「いや、あすこのスープなんて毎回味違うよ。」
なんて、「解った様な事」を「ほざきそう」だけどな。
そう言う意味じゃあ、ねえんだよ。すっこんでなトーシロー!
newport宮木英貴
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