2012年10月17日水曜日

10/16火曜 懐かしミートソース


何が「懐かしい」って、先ずはそのスタイル。
付けたとしても「塩コショウ」だけの味で、ただ炒めた「スパゲッティ」に、
「ミートソース」を、乗っけただけ。決して、混ぜたりなんかしない。
「鉄板」にでも盛りつけりゃ、いっそう完璧だったが。

けど、もっと懐かしいのは、そのソースの味だ。
秘密は「缶詰」の「ミートソース」ってこと。
かつて、某喫茶店で食した「ミートソース」は、「缶詰」だったと思われる。
微妙に「金クサイ」感じも、「懐かしさ」をそそる。

今でこそ「冷凍食品」「レトルト食品」の「種類」「量」は、
「家庭用」「業務用」に限らず、天井知らず。
それらメーカーの商品カタログを見ると、
「こんな物まであるのか!」と、驚く事しきり。
それら商品を、上手い事組み合わせれば、店の一つや二つは簡単に出来ちゃう。

けど、当時は「缶詰」だったろうな……。

先日、某所から「10年前に賞味期限切れ」の、
家庭用「ミートソース缶」が、転がり出てきた。
自分の名誉のために言っておくが、
決して「某所」は「我が家」でも「当店」でも無い。
物の管理は、ちゃんとしているつもり。ご安心を。

で、その缶詰、素直に捨てりゃあ良いものを、
「そのうち、開けるだけ開けてみるか。」となるのは、いわば「業」。
捨てないで取って置いて、その「そのうち」が、昨日となった訳。

開けた匂いはOK、流石にそのまま舐めるのは気が引けたので、
鍋に移して、「火」を入れてみた。
これが、何でもない。「科学」の勝利、「缶詰」は立派だ。
で、「本日の賄い」となったのでした。

味は、そう!あの頃の味。
見ると「ミートソース」なのに「ミートはどこ?」ってな位、
「肉」のカケラもない。その「佇まい」からしても、懐かしい。
「味」は濃いし、「何入っているやら」感は全開。
「身体」に悪そうな「色」「ツヤ」も、「懐かしさ」を醸す。

そんなこんなで、「懐かしのミートソース」のタイトルになったのでした。
やっぱり、大量の「粉チーズ」と「タバスコ」は付き物。
いっとき、時空を超えたのでした。

追記。
一日たっても、体調に変化なし。
「賞味期限」の「いい加減さ」も、身を持って証明した事になる。

newport宮木英貴



0 件のコメント:

コメントを投稿