2012年10月3日水曜日

10/2火曜 「そい」の甘酢あんかけ「焼きそば」


そもそも「小樽名物 あんかけ焼きそば」には、どうも批判的だ。

子供の頃、「静屋通り裏 梅月」には、お袋に連れられて、確かに行った。
確かに「美味しいよねー」と言いながら食べた。
当店「賄い」の定番の一つでもあるし。

けどもだ。
「料理」を生業にする「身」としては、「小樽名物」と言うには「んー?!」だ。
「何か」をとにかくやって、「街」を元気付けたい!
って気持ちは、凄ーく良く分かる。が。

数年前、我が友人「T」が、
「人に紹介されて、行って来たんだけどよ、
美味い事は美味かったけど、
"あんかけ焼きそば"の味って、何処で食ってもあんなもんだよなー。」
と言ったのが、思いを確たるものにした。

そう!

元から美味い「肉」「魚介」「野菜」と、沢山の具材を炒めて、
炒めた「香り」を足して、
「美味しい」味がする「出汁」で煮て、
「あん」でとじて、麺に余計に味が絡む様になっている。
「あんかけ焼きそば」の「味」の構造はそうなっている。
つまり、早い話が、誰が作っても「美味しい」のよ。
家庭でも簡単に、「美味しく」作れるのよ。

じゃあ、「小樽」らしい「何か」を足すとか、
例えば「具」は「肉」を入れないで、「魚介」だけにするとか。
etc.etc.etc.etc.
そう!面白味にかけるんだ。
「何か」縛りが無くちゃあね。


で、今日の「賄い」。例えばこんなんはいかがでしょ?
「ソイの丸揚げ」を甘酢あんかけにして、「焼きそば」に添えました。
今回は、「麺」と「あん」を別盛りにしたけど、当然、一緒にしてもOK。

「ソイ」は、「尾頭付き付き」にすりゃ、もっと良いけど、
「頭」を、食べられる程に「カリカリ」にするのは大変だから、今回は割愛。
「ソイ」じゃあ、なくたって良いけど、
「ホッケ」とかより、「姿揚げ」にしてカッコいいかな?と思いまして。

これだと、見た目も豪華!
「見た目」重視の下品さ加減が、「B」級の趣旨にも合おうってもの。
いかがでヤンしょ?
ただし、「魚の骨」を取りながら食うのは凄く面倒。
忙しい「昼飯」には、ちょい無理かな。

今思いついたけど、小樽産「あおやぎ」なんか使ったらどうよ。

newport宮木英貴



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