そう言や、「ブリ」を使ったイタリアンのメニューは聞いた事がない。
調べてみると、いわゆる「ブリ」は太平洋の魚で、大西洋にはいない様だ。
海はつながっているんだから、似たような魚がいても良さそうなものだ。
「ベネズエラ」でも「鰯」「鰺」「マグロ」「鯛」をはじめとして、
「ボラ」「スズキ」「サバ」「ヒラメ」等、
そっくりそのままの「魚」が捕れていたが、「ブリ」はいなかった。
ついでに言うと「秋刀魚」「ニシン」もいなかったけど…。
きっと地中海の国「イタリア」でも、「ブリ」はいないに違いない。
「じゃあ俺が決めてやるぜ!」なんて「肩」に力が入るのは、
我が「天邪鬼」な性格の、成せる技。
「ブリ」は、「魚の臭み」が強いと言うか、「青魚」っぽい風味がある。
「トマト」「ニンニク」「とんがらし」「オリーブオイル」「ハーブ」……。
何てのを使って、そんな「ブリの悪癖」を、
良い方に「カバーする」「転化する」にが「目玉」だ。
例えば「ニンニク、とんがらし、オリーブオイル」で焼いといて、
「レモン」を絞っても美味そうだし、
「ハーブ」乗っけてローストってのもどうだ。
ところで、「トマト」ってのは偉い。
その「酸味」「甘味」「旨味」で、相当「ゴロつく」「暴れた」味でも丸め込む。
「欧州」伝来後、凄い勢いで、大陸に伝わって行ったのもうなずける。
てな事で、「トマト」の「酸味」「パンチ力」で「ブリ」を殺そうって事にした。
「ま、賄いだしパスタにでもするかい。」
「ニンニク、とんがらしで焼いといて………。」
「あんまり煮込むと、魚臭さが出るかな?」
「トマトも、あんまり煮ないで、新鮮な感じを残して……。」
etc.etc.…頭の中で「シュミレーション」するわけだ。
「さて!」と思ったところで、
「ぶり」を「トマト」で煮た、一人用「鍋料理」を、
「冬のメニュー」の中で、やっていた事があるのを、思い出した。
ガッカリだ。
まあ、そうそう「新しい」発想なんてのは無いもんだ。
別な事考えるのも面倒で、強行はしたが。
で、この「賄い」、
結果は「美味い」事は「美味かった」んだが、
「鰯」やら「サバ」やらでやっても、同じ様な結果だっただろう。
「ブリ」は「身」が大きい分「食いやすいかな?」。
他に材料無かったら、やろうかなー。
それ位かなー?何だかなー。
「肩」に力が入った割に、てんで、だらしない結果であります。
言っておくけど、十二分に「及第点」なんだよ。
俺は厳しいんだよ。
newport宮木英貴
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