2013年4月11日木曜日

4/10水曜 魚味さっぱりしょう油ラーメン


冷凍してあった、「豚軟骨」を煮込んだ「甘しょう油汁」を、
とりあえずは、ただ「水」でのばしてスープのベースとする。
「冷凍」ったかて、「砂糖」の糖分と「しょう油」の塩分が結構なもんで、
凍ってはいなかったんだが、分量はイマイチ。

「しょう油」「ナンプラー」で「塩分」を加え、
「オイスターソース」で「旨味」をと目論むが、「甘味」が勝ち過ぎ。
どーせ「ナンプラー」「オイスターソース」と「魚系」ならってんで、
「かつ節粉」を加えてみたら、いい塩梅。

「豚」を煮た汁とは言え、「脂」はきれいに取ってあるので、
いかにも「さっぱり」な「豚出汁、魚系スープ」が完成した。
めでたし。

…と、「ラーメン」の作りを書いてはみたが、
実は、そんな事はどうでも良い。
なぜ「ラーメンになったか」ってのが本日の主題。
じゃあ、「なぜ?」って事なんだが、
「とにもかくにもラーメンが食いたかった」から…。

個人的な事だが、
「ラーメン」は、時に「妄想」となって頭の中を駆け巡り、
どこかに取り憑いて、離れなくなる。

「妄想」が暴れるきっかけも「唐突」「行き当たりばったり」。
「雑誌」「テレビ」「web」、「文章」「映像」etc.。
「ラーメン」の写真を見つけると、思わず目が止まり、
しばし見惚れる。

「ラーメン」なら、ほぼ何でも良い。
最近年波で、「さっぱり系」にバランスは移動し気味だが、
「でろでろ」「ギトギト」にだって食指は動く。
「塩」なら「高レベル」を要求はする事は、お許し願うとして、
「しょう油」「味噌」なら、何でも来いだ。

美しい「盛り付け」とは遠くかけ離れた、
「丼」からあふれそうな「もやし」も、「ラーメン」なら許せる。
「丼」からこぼれた「脂ツブ」も愛おしい。
澄んだ「スープ」、「具」の色あいに心奪われ、
「縮れた」「太い」「細い」「ストレート」な麺の「食感」を想い描く。

視界を遮る「湯気」は、その「イントロ」であり、
「スープ」に浮かぶ、キラリ光る「脂」の輪、
立ち昇る「香り」のアンサンブルが「グルーブ」を導く。
その「丼」の底に浮かぶ紋様は、熱狂を湛えた「エンディング」だ。

「ラーメン愛」ってところか?
けど「大好物」ってんでもない気がする。
「血」が欲しがるのかも知れない。
実はこの日「体調不良、多分、風邪」で店を休んだ。
けど、用意してあった「ラーメン」は食わずにいられず、
「ラーメン」食うために店に向ったのであった。

"newport"宮木英貴



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