2013年4月26日金曜日

4/26木曜 ししゃものトマト煮パスタ


「"newport"さんの本領発揮ですね。」と、褒められ有頂天。
だいぶ前、そんな事があった。

その辺に売っている「ししゃも」を、
オリーブオイルを敷いたフライパンで焼いて、トマト煮で煮る。
焼く時「にんにく」入れとくが、ミソ。
冷たいままでも、温めても、これがちょいのつまみに良い。
当店「パーティー」やら「押し売り前菜=お通し」にたまに使う。

「トマト」は何せパワフルな素材で、
「生」で食べて美味いのはもちろん、「火」をいれても凄く美味い。
その「香り」「酸味」「甘味」「旨味」で、
「煮込まれる材料」を自分のペースに丸め込む。
ちょいとした「クセ」がある「青魚」系をやっつけるにはもってこい。
今回の「ししゃも」の様な、「干し魚」の「魚臭さ」にも効力を発揮する。

んで、「パスタ」に絡めたのが今回の「賄い」。
「アンチョビ」を使う発想と、基本一緒と心得る。
全然ブッ飛んだ味ぢゃあ無く、普通に美味い。お試しあれ。


ちなみに、今回の「ししゃも」、「コロッと太って、大ぶり」。
美味そうなヤツだが、原材料は「カラフトシシャモ」。
いわゆる「鵡川」の「ししゃも」とは違う。
何せ「ししゃも」は、道東方面の「あの辺」でしか取れないそうで、
「カラフトシシャモ」は、その「高級魚」の代理。

混同を避けるため「鵡川のししゃも」を「ししゃも」と書くが、
「カラフトシシャモ」は「法律」で、
「原材料」としては「ししゃも」と表記はできないそうな。
ただ「塩をする」「干す」等、「加工」した「カラフトシシャモ」を、
「商品名」である「ししゃも」と、表記は認められているそうな。

それこそ「混同」を煽る、くそったれな「法律」だ。

さて、「鵡川のししゃも」の「雄」はご存知か?
時たま「小樽」でも「魚屋さん」の奥にしまい込まれている事がある。
「さっぱり」「旨味たっぷり」で、美味い。
これもお試しあれ。

一方「カラフトシシャモ」の「雄」の末路は、
「ペットフード」か「水族館のエサ」だそうだ。
まー「雄」「雌」は基本半分ずつなはず、
スーパーで売られる大量の「子持ちししゃも」と、
同じだけの、もう半分は「何処?」とは思っていたが、
「トド」に食われていたとは………。

"newport"宮木英貴




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