2013年7月17日水曜日

7/14日曜 豚肉のイチゴソース 蒸し野菜添え


「豚肉」には「甘い」味が合う…と思っている。
実際「甘酸っぱい」系の味に合わせた「レシピ」は、
「web」をのぞきゃあ、そこかしこ。
「酢豚」しかり「ハムにパインアップル」の組み合わせしかり。


さて、この時期定例、忍路「T口農園」の
「倒す寸前最終イチゴ狩り」に出撃、
で「イチゴジャム」を作る事になり、
今年は「ジャム」と言うより「ソース」を意識してみた。

まずは「砂糖」を思い切り控えた。
ジャムの「果物」に対する「砂糖」の割合は、
昔は「同量」とか言っていたが、
「糖分制限」の昨今は「1/2」程度が常識。
今回は「1/3」位にしてみた。

が、しかしだ「砂糖なし」ってのもダメなんだ。
以前「砂糖使用恐怖症」があった頃、
「砂糖」をほんの少しで何かのジャムを作ったら、
全然「材料」の「味、香り」が死んじまっている。
「昔の人の言う事」は正しく、「ジャムは甘くないと美味くない」。
し「ジャムらしい固さ」を出す「ペクチン」も働かない。
以降「1/2」は入れる様にしていたが…まあ冒険だぁね。

と、「煮詰めない」事にもしてみた。
「煮詰める」と、どうしても「果物の鮮烈感、清涼感」が消える。
で、砂糖が溶けて煮だつ程度で「火」止めた。
どうせ「ビン詰め」にして保存するから、
その間に「熟れ」る事にする。

こうして出来たのは、まさしく「イチゴソース」。
当然「シャバシャバ」だが、「香り」は死んじゃあいない。
「砂糖」の塩梅も効いていて、「イチゴ」は立っている。

言っておくが使っている材料は、
「イチゴ」「砂糖」、「風味付け」の「レモン汁」だけ。
本来「レモン」は「ペクチンを活性化する」ために入れるが、
「砂糖」も足りなきゃ「煮込み」方も足らないから、
「レモン汁」は「気休め」「習慣」。

こいつを「ヤワヤワ、ほろほろ」に茹でた「豚肉の固まり」に、
サラッとかけてやろうって寸法だ。

以前「イチゴジャム」は
「イベリコ豚のロースのソテー」に合わせた事がある。
「ジャムが甘過ぎ」たのはこっちに置いておくとして、
「とろける様な脂」が自慢の「イベリコ豚」だが、
「ソテー」じゃあ「固さ」がどうしても出る。
で、噛み締めると「肉の味」だけが残ってしまうが、
「ヤワヤワ、ほろほろの茹で豚」なら、
口の中で「イチゴ」と「肉」がほどけて、溶け合うだろう。

やっぱり「豚肉」に果物の「甘酸っぱ」は合う。
今回は「バラ肉」を使用、「脂」がちょい重い、が無いのもさみしい。
ので、次回は「肩」でもう一度実験予定なり。

そもそも「豚肉のイチゴソース」は、
「良い」も「悪いも」なし、「イチゴありき」のメニュー、
「ソース」のための「材料」を探した様なもん。
本末転倒ぶりに頭を悩ますのも、時に楽し。

これは「盛夏のメニュー」に登場予定。
つまり「試作」「試食」の賄いでありました。

ま、そんなこんな。

"newport"宮木英貴




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