当店、時たま10kg前後の「活けタコ」を仕入れるが、
全部が全部、お客様に使える訳でもなく、
その余る部分が「柔らか煮」になったりする。
こいつを「アヒージョ」ってやつにすると酒の当てにまた良い。
たまに「パーティー」にも出されるが、
その「おこぼれ」が「賄い」になったりするわけだ。
「アヒージョ」は簡単に言うと、
「オリーブオイル」タップリで「ニンニク、トンガラシ」、
時に「アンチョビ」を入れて炒める。
ま「油」を食う料理で、「パン」なんざ添えて供される。
これを「パスタのソース」かなんかにすると、また良いんんだ。
「タコ」は単純に鍋で長時間煮ると(45〜60分)、十分柔らかくなる。
し、若干上がりは汚いが「圧力鍋」は時間短縮になる。
ただ水だけ、いわゆるただ「茹でた」だけでも、
「タコ」自体が持ってる「塩加減」「旨味」だけで十二分に美味い。
「和食」だと、これに「味」をするパターンも有るが。
さて、
大まか過ぎる分類だが「肉魚介」の類いは、
「火」を入れ過ぎて固くなる以前に食うのが普通。
だが、固さの「コシ」が抜ける程に、
「茹でたり、煮たり」して食うとまた、美味いもんだ。
「タコの柔らか煮」も、まさしくその類い。
ちょいと煮ても焼いても食えない「固い」材料を、
長時間「煮る」とかして「フルフル」にする手は色々に使える。
「肉類」は硬い部位に限らず「軟骨」「スジ」なんざ煮込んで、
「しょう油」「味噌」と「甘っ辛く」味したら、
「飯」にも「酒」にも言う事はない。
「魚介」だと、ちょいと贅沢だが「アワビ」なんかも美味い美味い。
こりゃ「和風」に味するのも当然いけるが、
先の「アヒージョ」なんざして、
「煮汁」も入れて「パスタのソース」なんかしても絶品。
若干「生き」が下がったヤツでも十分いけるんで、是非お試しを。
ジュル………。
"newport"宮木英貴
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