2012年3月29日木曜日

3/28水曜 ポークカットレット


「カツ」「カツレツ」「カットレット」。

ほんの少しの「差」を表現したいがために、使い分ける。
それも、極めて個人的な「気分」で。
端から見りゃ、たいして変わらん、同じ物かも。

「肉」に、 「粉」「卵」「パン粉」を順に付けて、
沢山の油で揚げたんじゃなく、
多めの油をひいてフライパンで焼き付けた。
その辺を、「いわゆるカツとは、違うぞ」と言う事、を、表現したかった。
つまり「俺」が、です……。


「天ぷら」と同様に、大量の油で揚げる「トンカツ」は、
今ではすっかり「日本食」化しているが、
「油で揚げる」「パン粉を使う」どちらも、海外から伝わったもの。

「油で揚げる」事は、なんと奈良時代に、中国からとの事。
油の生産量がショボくて、あまり広がりはしなかったらしいが。
で、江戸期、庶民文化の発展で「油」も充分、
「屋台」で「天ぷら」が、トレンドになったらしい。

「パン」は、鉄砲と一緒に、ポルトガルからやってきたそうな。
固くなった「パン」、長期保存した「パン」を、
どうにかして「やっつける」文化も、一緒に伝来したのは間違いない。

「パン粉」付けて焼けば、
焼き脂が「パン粉」が吸って、肉にまとわりつかせる事が出来るから、
「パサパサ」「モソモソ」の肉も、美味く食えるってもんだ。

その後、誰かが「天ぷら」みたいに、
「パン粉」を付けた「何か」も、大量の油に放り込んでみたんだろう。


世界の隅っこ、何たって極東「日本」。色んな物が流れ着く。
無い資源を、どうにかするため、頭を使ってナンとかする。
「あっち」と「こっち」と「そっち」を、くっつけて、
「これ!」をでっち上げるのは、朝飯前。
隣の大国の「バッタもん」を、「けち」付けるのは、お門違い。

何たって、かつては「鉄鉱石」を外から買い叩いて、
最初は物まね「自動車」作って、高く売りつけて、大儲けかましたんだから。
その先人達の、「爪の垢」がありゃあ、ね。


newport宮木英貴


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