2012年3月9日金曜日

3/9金曜 鮭の三平

甘塩鮭の「アラ」に、塩をし直して放置。
いい加減「いい匂い」「いい発酵臭」になったところで、
「三平」とするのを「良し」とする。

この「塩」をした魚が、腐る一歩前位に
放つ「香り」を、「良し」とするのは北海道の人だけだろうか?

関西に住む我が兄弟が、嫁子供に良かれと思い、
軽く匂う鮭の「アラ」で、「三平」をしたら、
「腐ってると言って、食べてくれなかった。」とがっかりしていた。

けっこう「魂の奥底」を揺さぶる、ソウルフルな「香り」、
だと思っていたが、ひょっとすると、
北海道限定、または海岸線地域限定なのかも。

ところで、その「魂を揺さぶるいい香り」の事を、
先年、90歳で大往生した、函館出身の我が叔父貴が、
「はんかくさい匂い」と言っていた。

話しは若干反れるが、
彼は、かつて函館で「とんかつ屋」を経営していた。
が、ある日、店を突然たたんで、
北米カナダにすっ飛んで行って、
日系人を集めた「養老院」の「賄い」のオヤジになった。
後の、私の「調理師」→「海外」→「やりたい事やる」と言う、
「生き方」「考え方」に多大な影響を与えた人。
「俺は大陸で馬賊になる。」が、口癖だった。

話はもどって、その「はんかくさい」の用法としては、
「ホッケは、はんかくさくならなきゃ食う気はしない。」
「このたらこ、はんかくさくて美味い。」等。
これらの発言は、その叔父貴が実際に言っていた事。
「食う」と言う事に、貪欲でもあった叔父気らしい言い口だ。

ご存知「はんかくさい」は、
「バカ」とか「アホ」とか、程度は様々なれど、
人を揶揄する北海道弁。

ひょっとすると、函館地方ではそうなのか。
はたまた、本来そうしたものなのか。
ユニークだった、我が叔父貴のオリジナルなのか。

謎だ!
誰が知りませんか?

newport宮木英貴


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