安くて良い「マグロ」が手に入りゃあ、
我が家的には「漬け」に決まりで、飯に乗せりゃあ「漬け丼」完成だ。
だいたいにおいて、「安い」に趣きがあるのは、しょうもないが。
「マグロ」を適当な大きさに切り、適宜「しょう油」やら「酒」をふる。
「漬け」にすれば、「色が悪い」「筋張っている」等、
少々の見た目の悪さは、目をつぶれる。
日本人にとって、「米の飯」ってのは特別な存在なのは言うまでもない。
「ラーメン」がどうした。「カレー」は、もはやソウルフードだ。……。
なんて声高に叫んだところで、「飯」にはかなわない。
その「飯」を大盛りによそって、上に「何か」乗せる。
そんな「丼物」も、日本人的「こみ上げる物」を誘発する。
「親子丼」「天丼」「かつ丼」「うな丼」………。
例えば「ステーキ丼」「カレー丼」とか、なんか洋食っぽい、
どちらかってのは言うと、「あっち」の食い物も
「丼」が付いただけで、「こっち」の食物になる。
フレンチの定番だって、「フォアグラ丼」って言うだけで「こっち」のもんだ。
「海」に囲まれた「日本」であるが所以か、
「海鮮物の丼」に至ると、もう、思っただけで顔が緩む。
「イクラ」「ウニ」「アワビ」等、各種生鮮魚介………。
「魚介系」だと、「飯」をいじるのも有りだ。
「酢飯」か「白飯」か、悩むところでもある。
「マグロの漬け」を、「海苔」敷いた「飯」に乗っけて、
茹でて、叩いた「オクラ」を乗せる。
「白」「黒」「赤」「緑」、目にも鮮やかだ。
ところで、「茹でて、叩いた"オクラ"」なんて、
「オー!日本チック」とか思うでしょ?
ところが「オクラ」の原産は、「アフリカ」で、
彼地「ヴェネズエラ」でもポピュラーな食い物。
「納豆」代わりに、良く食ったもんだ。
と、自分の話に自分で「ミソ」付けて、ちゃんちゃん。
newport宮木英貴
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