「食い物屋」をやっていると、「余り物」は必ずついて来る。
作り過ぎる、売れな過ぎる。
「ソース」だけ、「身っこ」だけ余る。
けったクソ悪いが、「箸」も付けぬ。
「冷蔵庫、冷凍庫」で忘れられた存在。
昨日仕入れた物が、今日別ルートで転がり込む。
etc.……。
それぞれの事は、それぞれの理由があって、
ある意味仕方が無い事でもあるが、「無い」に越した事もない。
努力はしている、分かってはいるが、及ばぬことあまた、
けっこう、永遠のテーマだったりする。
その一つの「余り物減量方」は「賄い」。
「自分で食っちまえ」って事。
で、時に「今日の賄い」の様に、「オール余り物」になる。
野菜を煮た「トマトソース」に「ひき肉とひよこ豆」が入ったやつ、
これは「パスタ」に。
手打ちパスタの残った「生地」は、茹でて「パスタ」に投入。
「キッシュ」の中身だけ。グラタン皿で直焼き。
「ポテトサラダ」にチーズを乗っけて焼く。
「パン」の端っこ、色が変わりかけた「刻んだ野菜」。
「あれ、これ」入った「スープ」。
これがこれで、全体でけっこうな量、もう腹一杯。
「量」を考えて作っているつもりが、「あれもこれも」でついつい。
結果「余り物の余り物」が出る事になってまう。
全く、意味が無い。ガサイ。
さーて、さて、
無理に食べられない事も無いが、
「もったいない」と思う心が、身体的「増量」にもつながる。
「意」に反するが、「捨てる」勇気も必要なり。
"newport"宮木英貴
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