2013年8月11日日曜日

8/10土曜 冷たいラーメン再び


さて「冷たいラーメン」、
某「ラーメン屋さん」に言わせりゃ、
普通の「ラーメン」が、ただ「冷たい」「しゃっこい」ヤツって事で、
「酸っぱいタレ」がかかったり、「麺」が特殊ってワケじゃあない。
ぶっちゃけりゃ、なにがなんだって良いんだけど。

これが案外に美味い、夏にいい感じ。

スープが冷たい分、出汁に浮かぶ「動物系油脂」等は固まる。
気持ちは良くないので「網」かなんがですくってしまう。
すると残るは「スープの味、旨味」だけ、これが「クリア」で良い。
「油」を補うなら「植物系」、「ごま油」「オリーブオイル」にすりゃあ、
より健康的ってもんだ。
「麺」も冷たいから「シコシコ、コチっ」てなもんで、
より締まった麺の弾力を楽しむことができる。

スープの味は若干の注意が必要になる。
人間の舌は「温度」によっても「味」の感じ方が違い、
冷たい物は「味」が薄く感じるそうだ。
溶けたアイスクリームの「ベタ甘さ」を思い出すがいい、その逆って事。
「冷たいスープ」はその分「塩分」「旨味分」を強くせねばならぬ。
ま「塩」が多くなる分については、全体量を調節すりゃあすむ事。

様相は「ネギラーメン」としゃれてみた。
ハスに細く刻んだ「長ネギ」の「辛み」を洗い流して、
「ごま油」「茹でた豚肉」等々と和えたのを乗っける。

実は「ネギ」は好物の一つ、
「ネギラーメン」とか「ネギのトッピング」があるとついつい頼んでしまう。
ひと時「ネギラーメン」が流行った時は嬉しかったなんの、
当店メニューの「ネギ」が乗った「たらこパスタ」はここから頂いた。


さて「ネギラーメン」の「ネギ」は、
ある程度そのパワーを残していなけりゃならぬ。
「辛み」「歯ごたえ」はなければならぬと言う事。
例えば和食で使う「白髪ネギ」の様に、髪の毛のごときに「細く」切り、
香りがなくなる程に洗ってしまっては「上品」に過ぎ、
狡猾で世間擦れした「ラーメン」の前では、
「ママににらまれたパパ」のごとき「ひ弱」さだ。

東京在の二十数年前、極近所に「ネギラーメン」で売る店があった。
その「ネギ」、
「ダッと切って、ザッと水にさらしまた」以上ではあり得なく、
一応「細く切ったネギ」を目指している事は見て取れるが、
「志半ば」の感は拭えない、が、その「ネギ」が凄ーく良かった。
「ラーメン」に乗せる寸前に「ごま油」がマブされたそれは、
熱い「スープ」に浸したところで、まだまだ「バリバリ」。
噛む程に「ネギ臭」が「ブンブン」そして「辛辛」。

たぶん「結果オーライ」なんだーろうが、
まー「丁寧な仕事」ばかりが「仕事」じゃあないってこった。


"newport"宮木英貴







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