2013年8月8日木曜日

8/7水曜 アジのパン粉焼き


最近の「揚げ物」敬遠策の一貫で、
「アジフライ」もパン粉付けてフライパンで焼いちゃった。
「パン粉」にいろいろ細工出来るのが良いところ。

「アジ」なんて魚を、「これがアジ!」って意識したのは、
所は小樽、はるか30年以上も前、十九二十歳の時分、
通っていた「飲み屋」に「アジの開き」があった。
子供の頃には「アジの開き」なんざ見たこたない。
店主が関東のお人で、送ってもらっていたようだ。

「東京行けばこんな美味い物食えるんだ」と思っていたが、
「東京」に着きゃあ、「アジの開き」は案外と高く、
「一人暮らし」にゃあ「焼き魚」は敷居が高い。
代わって登場したのが「アジフライ」だ。

「一人暮らし天国」の東京、
あっちにもこっちにも「定食屋」の看板があり、
中でも「貧乏人、学生ご用達」の「超大盛り激安定食屋」は、
さながら「オアシス」の態。
「高円寺南」「西新宿」「錦糸町」「南砂」………。

んー、青春だー。

所によっちゃあ「アジフライ定食、ご飯大盛り、お代わりOK」、
30年前とは言え「350円」ってところだったか。
「アジフライ」の向こうには「キャベツ」の刻んだのが添えられ、
「ナメタケ」とか「ほうれん草」とかの「小鉢」があり、
これに「お新香」「味噌汁」が付く。
追加の「納豆」「生卵」がそれぞれ2〜30円くらいだったものか、
もっともそんなお店は「とんかつ」食ったって「500円」そこそこだが。


近海じゃあお目にかかれぬ、生でビンビンの「アジ」なんかが、
ここ小樽で売られるようになったのは、ここ数年。
おかげ様で好物の一つになった「アジ」は口に入る事になり、
全く嬉しい限りだが、一匹「150〜200円」。

「超大盛り激安定食屋」は「ラーメン屋」と並んで、
「夢」の一つだが、ここ小樽じゃあ、
とても「350円」で「アジフライ定食」はムリ。

まあ「アジ」食わなくたって、小樽にゃあ美味い魚は沢山あるが。

ちなみに「アジの尾っぽ」を取っちまったら、
「形的」に有り難みが薄れるのは情けないところ。

"newport"宮木英貴


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