「乾燥パスタ」ってヤツには既製品でも、
断面の形が「丸い」「平たい」「穴が空いた」等々あって、
その「太さ」も数限りなく、
それぞれの「定義」「名前」はパスタメーカーが、
めいめい勝手に決めている様だ。
で個人的には、断面が「丸く」て特に細いのを、
「カッペリーニ」ちゅう名前と理解している。
これが茹で上げると、見た目は全く「そうめん」なんだが、
先日「TV」を見ていると、イタリアのある「日本食レストラン」で、
まさしく「そうめん」と銘打って提供されていた。
見た目涼しく、皿に氷をはって「カッペリーニ」が盛り付けられ、
漬けダレは「トマト」味であったと記憶する。
雰囲気までまるで「そうめん」まんま、
お客様は「箸」を使い、美味そうに「ズルズル」すすり込んでいた。
んじゃあ「カッペリーニ」、どこまで「そうめん」か。
「試してみよう」ってのが今日の賄い。
茹でた「カッペリーニ」をキリッと冷やし、
そこらにあるものをトッピング、「ぶっかけ」スタイルとしてみた。
流石に「そうめん」独特の製法から来る「香ばしい香り」はないが、
見た目は、やはり「そうめん」まんま、
味は、「種」が違うとは言え原料は「小麦粉」、
その「味」もするし「香り」もある。
「これカッペリーニ」って言われない限り解らない。
しかしだ、今時はそれこそ「何でもあり」。
そうめんには「確たる」製法があるようだが、
そこらに売っている「そうめん」が正しく「そうめん」であるかどうか、
そうめんとは「斯くある」と言える人間が、
そのものを食べるだけで判断出来る人間がどれだけいるか。
「TV」上では「カッペリーニそうめん」は笑い飛ばされてはいたが、
そもそも、そこらの「そうめん」が怪しい以上、
「笑い飛ばす」方がナンセンス。
こっちが「本物」と主張する方がおかしい。
「何でもあり」である限り、
「本物」と叫ぶほうが「邪道」じゃん。
"newport"宮木英貴
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